矢島暁子のレビュー一覧

  • TUBE(チューブ)

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    ソンウォンピョン3作目となりました。
    格差社会など現代の課題を個人の視点から、リアルに、そして繊細に描かれていて、非常に興味深かったです。

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    2025年01月02日
  • プリズム

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    素敵な物語だった。
    主人公たちとは同年代で、いまこの本を読むことができて救われたような気持ちがした。

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    2024年08月20日
  • アーモンド

    ネタバレ 購入済み

    話題のヤングアダルト……ということで読むのを後回しにしていたが読み出すと止まらず、遅読な私には珍しくあっという間に読了。感情を理解出来ないという主人公の語り口が淡々としており、不必要な描写がなく、結果的にかなり読みやすく仕上がっている。

    いやあ……海外文学を読んでいると度々遭遇する理不尽な暴力に、誰も彼もがぶち当たって、そのたびに涙が溢れて止まらなかった。主人公は愛が理解出来ないというが、母や祖母の愛でもってよほど人間らしく育っていると思う。
    偶々愛情と疎遠になってしまったゴニが周囲の人々によって怪物になろうとするのはどうにも痛々しく、悲しい。よくある事なんだけど、本来はとても素直な子供が環境に歪まされるのは、やっぱり辛い。
    しかし同時に、大人になった自分はこういう子供達に向き合う事ができるだろうか?と考えさせられた。綺麗事じゃない。たぶん難しいだろう。共感ってのは人と違うものを避けるためにも使うから。
    共感とはなんだ、助けない人々、遠巻きに見ている人々の気持ちとは、と考える主人公の言葉があまりに真っ直ぐで、読み終わってもまだ泣ける。
    取り敢えずヤングアダルトらしいすっきりした終わりで私は救われた……。本当に良かった……。

    #感動する #切ない #ドキドキハラハラ

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    2024年08月13日
  • プリズム

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    かかえた過去
    すれ違い
    プライド
    素直になれない
    そんな20代30代4人の男女の恋の物語。
    とてももどかしくなるけれど、4人の思いや心情が順番につづられ、それぞれの思いに共感してしまう。

    ソン・ウォンピョンさんの透明感のあるすっきりした文章がとても素敵で、好きです。

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    2024年03月18日
  • プリズム

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    【この恋が永遠では無いからこそ、出逢いと別れを繰り返せ】

    ソウルで暮らす四人の男女の一年間の出逢いと別れを、四者四様の愛の形の物語。

    愛は始まるのと同時に終わりをじっと見つめなければならない。
    偶然、始まった出逢いからの恋愛は、その刹那さ故に思いがけぬきっかけで脆く壊れてしまう。
    その結果、残るのは心の傷と痛み。
    そして有り余る後悔。
    だが、そんなに傷ついても尚、人はいつの間にか別の恋愛を始めてしまう。
    その繰り返しの中で、繋がって断ち切って、人は誰かと関わって生きていく。

    そのサイクルの中に恋愛の本質が隠れているのだ。

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    2023年04月20日
  • アーモンド

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    友情と恋と愛と自分自身の話。
    少年が自分の感情を見つけるまでの悲劇かあるいは喜劇か。
    ゴニとの友情の形がよかった。
    危なっかしくて薄氷を踏むような気持ちになる。
    思春期と一言で言ってしまえばそうなのだけど、扁桃体が小さく感情がないから大人でもさらりと読める本でした。
    原書もオススメされたので読んでみたいな。

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    2026年09月26日
  • アーモンド

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    ネタバレ

    ユンジェに友達ができて良かった。
    という浅い感想になってしまうが、人とつながり人の感情に触れたり、恋(なのかな?)を知ったりすることで、人の気持ちを理解できない扁桃体の小さな少年が成長していく物語。

    初めての韓国作品だった。
    家族を重んじたり、学校や時折の暴力などの描写、ああ韓国って感じ、と思いながら読んだ。
    ユンジェはなんて呼ぶんだろう、ジュンジェヤ、かな、ユンジェナ、かな、なんて思ってみたり。

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    2026年09月25日
  • ビスケット

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    存在感を消して生きている「ビスケット」を救出する、過敏な聴覚の持ち主が主人公のお話。

    自己肯定感の薄さが存在感を消していく。
    家庭や学校、職場に居場所をなくし、
    孤立してしまうと、存在感はどんどん薄れていく。

    たったの3日間、誰とも話をしないだけで、
    あれ?声でるかな?私、周りから見えてるかな?
    なんてことを考えるのだから、
    周囲からあえて存在感を消して生きていたら、
    本当に見えなくなってしまうのかもしれない。

    自分が見えなくなってしまうことより、
    家族や社会が、見ない、見ようとしないことの方が
    恐ろしい。
    どこにでも、ビスケットはいる。
    見ようとするかしないかだけ。

    男の家に突入するシーンはなかなかスリルがあって面白かった。

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    2026年09月17日
  • アーモンド

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    主人公の心の成長が読んでいて誇らしかった。
    少しできすぎの物語ではあるが、全体的に前向きな気持ちになれる良い本だった。

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    2026年08月20日
  • アーモンド

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    ネタバレ

    家族愛と青春。
    感情がわからず共感が出来ない主人公が直情型の同級生と触れ合うことで、感情理解が発芽し、少しずつ人の心を理解していく。また、恋愛もすることで自分の感情がどういうものかが表に出せるようになっていく。
    私も感情が表にあまり出ず、人から誤解されることも多いので主人公の気持ちがよくわかる。
    ショッキング過ぎる冒頭と終盤はこの小説を劇的にさせる事に貢献しているが、人によっては嫌悪感を抱くかもしれない。

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    2026年07月31日
  • アーモンド

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    ユンジェとゴニの出逢いと、絆ができるまで。

    ユンジェが、劇的に変化するきっかけと、お話のエンディングは、かなり衝撃的だったけれど。
    納得できるラストだった。

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    2026年07月24日
  • アーモンド

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    韓国文学で、評価が高いのは知っていたけどなるほど納得。
    愛というテーマについて自分でもよくわかっていないことだなと思ったし、でも家族からの親切は私も愛だと認識してる。主人公がこれからどうなるのか気になる作品

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    2026年07月18日
  • アーモンド

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    扁桃体が人より小さく、感情がわからない少年の物語。まずはお母さんが諦めずに息子のためにあれこれ考え工夫して必死に教える姿に感動した。悲しいことがたくさん起こったけれど、ゴニやドラとの出会いで少しずつ変化が生まれ、最後も気持ちの強さが勝ったようでよかった。

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    2026年07月17日
  • アーモンド

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    他者との関わり合うこと、共感するとは、人を愛するとはどういうことなのか、どうあるべきなのか、主人公と一緒になって深く考えさせられました。
    本の中で起こる出来事は、私の頭をガンガン殴られるような感覚で辛い気持ちになったけど、最後には希望に繋がる素敵な作品でした。
    また時間を空けて再読したいと思います。

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    2026年07月11日
  • アーモンド

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    文章からとても映像が見える。
    作者の方が元々映画監督だと知って納得。

    これ映画化したらとても面白いなと思ったけれど、小説だからこその余地も美しいなとも思う。

    登場人物たちの仕草や行動、表情などとても映像的。
    だからこそ、失感情症の主人公の独白も映える。

    最初は感情を感じない主人公だったが、少しずつ、様々な人と出会い、感情と出会っていく。

    受動的だった主人公がだんだんと能動的になっていく。
    やり方を真似てきた主人公が、自身で選び取っていく。

    感情というものについて、ずっと考えてきた主人公が、感情と向き合い、時に感情に振り回されながらも、自分を愛して、他者を愛していく姿はよかった。

    理性というか、知識がある程度ある状態で、はじめての感情に出会う、その描写の仕方もよかった。

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    2026年07月01日
  • アーモンド

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    感情がうまく出せないから、強い ブレのない気持ちがあるってカッコいい
    ユンジェがゴニと出会えて本当に良かった…

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    2026年06月24日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    著者があとがきで、人間が人間にするのも怪物にするのも愛だ、と書いていて正にそうゆう物語だと思った。愛を注ぐ対象は他人だけでなく、自分もあるし、情熱を持って取り組む何かもあるだろう。愛があるのと無いのとでは見える世界も全く異なるし、売っているものでもなければ、買えるものでもない。本当は一番に尊く大切なものなのであることに気付かされたシンプルで深いストーリーだった。

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    2026年06月21日
  • アーモンド

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    女性三代、もしくは親子二代のお話と思いきや、主人公はすぐにひとりぼっちになり、でも悪ガキのゴニが現れて、異性のドラも登場して別フェーズに、そして大団円、映画一本みた気分でした。

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    2026年06月07日
  • アーモンド

    Posted by ブクログ

    通り魔のシーン、頭の中で想像出来るくらいリアルで、不謹慎ながらも面白いと感じてしまった。
    ユンジェ目線で書かれているから、感情を書き分けられないが故の生々しさがリアルに綴られていて、読書で初めて興奮に近い感覚を味わいました。

    ニュアンスですが
    ''人間は、感じても行動せず、共感するといいながら簡単に忘れる''
    この一節、図星をつかれた。

    確かに、SNS時代で「感じる」ことがほんの一瞬のイベントになってしまっている。
    感じたことを共有したり書き残して、自分のものにして、忘れないようにするっていうのは、人間である以上やるべきことなんだなあ。と感じました。

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    2026年05月29日
  • プリズム

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    好きな作家さんです。

    友情とか愛情とかいろいろありますが
    それに捕まえられてしまうのではなく
    自分自身で選んで流れていく人達の物語。
    恋愛小説というほどの濃さはない、さらっと
    終わる物語です。

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    2026年05月26日