矢島暁子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ映画を1本みたような感覚。
クライマックスからの物語の締め方が美しい。
感情を感じられない男の子と、感受性が豊かな不良の男の子が中心となった成長物語。最初はなんとも言い難い複雑な関係だったけど、そこからお互い知りたいという気持ちが見られ、徐々に「友情」へと結びつく。
これは、敢えて救われない結末でも面白い。
「遠ければ遠いでできることはないと言って背を向け、近ければ近いで恐怖と不安があまりにも大きいと言って誰も立ち上がらなかった。ほとんどの人が、感じても行動せず、共感すると言いながら簡単に忘れた。」
自分の中に落とし込めるまで時間がかかりそうだけど、こんな作品に出会いたくて色々な本を手 -
Posted by ブクログ
ネタバレ感情を持たないユンジェともう一人の男の子の物語。どちらも違う方面で怪物と呼ばれ、みんなから変な目で見られている。そんなふたりがどのように交わっていくかが描かれています。
ユンジェが感情が無い分、無駄なことが削ぎ落とされているのでとても読みやすい(あとがきでも著者が言ってます)
感情がないユンジェが、感情がある人がなぜその感情を元に行動を起こさないのか?と疑問を呈するのが印象的でした。
サイコパスと呼ばれる人が多い中で、感情がないからといって感情がある人に比べて冷酷であると考えるのは安易。
感情があるのに他人事のように見ているだけだったり、思ったことを言わない伝えない動かないその方が問題では -
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃよかったー!とは思わなかったけど面白かった。
3人組のバランスがとても良かった。こんな友達がいたら楽しいだろうなと思うし、この人たちがいたら、見つかったビスケットたちは安泰と言える。実際そうだったけど。
ビスケットかぁ。
存在感が消えちゃう時は、もしかすると誰にでもあるのかなぁ。
わたし自身にはその時間は必要だった。
自分の意識を徹底的に内向きにする時間。
だけど問題は、子供たちがそうなったとして、自力で出てくる強さを、育つ過程で身につけてもらえているかどうかなんだよな。
そのまま消えちゃう人も、大人でもいっぱいいそうな気がする。
途中から説明の部分はすっ飛ばしてしまった。
夢