ビスケット

ビスケット

1,650円 (税込)

8pt

<h2>韓国で共感の嵐!</h2>
「自分は存在感がない」と
感じたことのある
すべての人へ贈る1冊です。

十代の投票により出版され、全世代に反響!
2024年韓国の全図書館の司書が選ぶ「今年の1冊」に選定!



世の中には誰からも相手にされなくなり、
存在感が消えて、
目に見えなくなってしまった人たちがいる。
ぼくには、
彼ら「ビスケット」が見える。

存在感を失い、誰にも気づかれずに生きる“ビスケット”。
壊れやすく、かすかな音や気配だけを残して、ひっそりと息をひそめている。
過敏な聴覚を使ってビスケットを見つけられる少年・ジェソン。
ある日、かすかな気配を感じ取り仲間たちと救出作戦を開始するが……。
見えない存在との不思議な交流と冒険の物語。


韓国ウィズダム・ハウス社 第1回ファンタジー文学賞・青少年分野大賞受賞
<審査にあたった十代の声>
☆ いつ自分の存在感が薄くなってしまうかわからない現代社会で、傷ついた人たちに慰めと希望のメッセージを伝えている。イ・チェユン、ナヌ中学校

☆ 私の周りにもきっとビスケットはいる。ビスケットを見つけ出して話を聞いてくれる人、その存在をみんなに気付かせてくれる人が、現実にもいたらいいなと思った。キム・ジンソ、金海中央女子高等学校

☆ 消えてしまいそうになっている子を、簡単に崩れてしまうビスケットと表現しているのが面白いと思った。彼らに差し出す小さな手が大きな力になることがあると気付かせてくれる本だった。ワン・ソヒョン、大田ハギ中学校

☆ 自分と自分の周囲の人たちに関心を持つことの大切さを教えてくれた。イス、ハンシン小学校

☆ 誰でもビスケットの段階を一度は経験するのかもしれない。
ビスケットを救い出す奮闘に、私も一緒に自分の中の自尊心を呼び起こしてもらった。ヤン・ヒョンジ、チャンアン中学校

☆ 存在感について悩むことが多い私たち若い世代の力になってくれる本。ハン・アヒョン、ヨッコク中学校

☆ どこにでもいそうな主人公と友人たち。後半、私もビスケットを助け出すヒーローになったような気分で、本から手が離せなかった。チョン・スアン、ソハ高等学校

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    飛鳥新社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2025年07月02日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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ビスケット のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    韓国の小説。
    タイトルのビスケットの意味は存在感を消した人間に、主人公の少年がつけた呼び名。いじめられたり、虐待し続けられると、被害者は、自分に注意か向かないように存在を消すようになる。
    韓国でもきっといじめや虐待の問題は、深刻なんだろう。今まで読んだことのない設定の物語だった。

    0
    2025年11月02日

    Posted by ブクログ

    ラジオのニュース・情報番組で韓国文学特集を聞いて、そのあとたまたま本屋で見かけたので購入した。
    訳者の言う通り取り上げてるテーマは古くて新しいが、自分が若かった頃との世代の違いや、国の違いによってどれだけ違和感や新感覚があるかと読み進めた。
    ネタバレになりそうなので多くは書かないけど、若い世代の方に

    0
    2025年10月23日

    Posted by ブクログ

    新しい形の青春小説、と言うと大袈裟だろうか。これが滅法面白い。爽快という言葉がピタッとハマって外れないのだ。
    壊れやすくてすぐに砕けてしまうビスケット。
    社会的弱者の事をそう呼ぶアイディアがとても面白い。
    本作は純粋すぎるのかもしれないが、その純粋さにこそ胸が激しく撃たれた。先行きが不透明な世界だか

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    虐待等受けた子供達が人の目から見えなくなる。
    すごくわかりやすい描写だった。
    話の展開も早く興味深く読めました。

    0
    2025年09月30日

    Posted by ブクログ

    韓国の小説デビュー
    韓国の名前に慣れていないので、男性女性もよくわかんないし、これ誰?的に前に戻ることもあるけど、文句無しにいい小説です

    自分の存在意義がわからなくなると、他人からは見えなくなるというのはある意味衝撃でした
    是非本を手にとって、読み進めてほしいです

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    自分がまず自分を肯定すること。そして、誰かの、のばしてくれる、その手をつかむこと。

    結局、誰かのために動くこと、動いてしまう衝動が、真の人間らしさなのだろう。こんな人がひとりでも多くいる社会であるといいなと思う。

    イラストがとてもいい。読み終わったあと、さらに魅力が増しました!

    0
    2025年08月18日

    Posted by ブクログ

    ジェソンには存在感が無くなって人から見つけられない人を見つける能力がある。そんな風になってしまった人をビスケットと呼ぶ。誰からも自分の存在を気にされず、自分でも小さくなっていたら本当に姿が見えなくなってくるのだ。存在が時々薄くなっていく第一段階。時々そこにいたんだねと気付かれる状態だ。姿かたちが薄っ

    0
    2025年10月14日

    Posted by ブクログ

    タイトルの“ビスケット”とは、なんぞや?と思ってページをめくると、次のように定義づけられていました。

    「世の中には、自分を守る力を失ってほとんど他人に目に見えなくなってしまった人たちがいる。何らかの理由で存在感が消え、誰からも相手にされなくなった人」

    主人公ジェソンは、男子高校生。聴覚過敏があり

    0
    2025年10月09日

    Posted by ブクログ

    いろんな理由から世界から消えかかっている脆くて壊れそうな人。ビスケット化現象。ビスケットが見える少年を主人公としたYA小説。ビスケットになりたくなる時もあるかもしれない。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ


    誰しもあるんじゃないかなぁ

    存在感が薄いという言葉で流されていた時代もありましたが、今はそんな軽い言葉ではなくなってきているように感じますね

    誰からも相手にされず、存在感が消えて、目に見えなくなってしまった人たち…「ビスケット」

    少し力を入れると、ボロボロと簡単に崩れてしまう彼ら…

    そんな

    0
    2025年08月24日

ビスケット の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    飛鳥新社
  • ページ数
    256ページ
  • 電子版発売日
    2025年07月02日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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  • 【閲覧できる環境】
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