パリッコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
酒呑みの達人であるパリッコ氏の楽しいお酒エッセイです。
ややもすると同じようなお酒やおつまみに偏りがちな家呑みを、どれだけ
楽しく変えることができるか。
おつまみをしりとりで選んだり、鉄板焼き機でカマンベールチーズを溶か
すことによ理、チーズフォンデュ風おつまみを作るなど、「面白そう」
「やってみよう」と思える工夫がたくさんです。
「これは楽しいかも」と思ったのは、全てフェイクの海鮮丼を作る、です。
人造イクラやカニカマなどで作る海鮮丼は結構頭を使うかもしれないです。
やはり酒の達人、人生の達人ですね。
たとえ家呑みでも毎日の晩酌が楽しくなる一冊です。 -
Posted by ブクログ
「酒の穴」という、いかに面白くお酒を飲むか、と
いうテーマで飲みのスタイルを実践し、それがエッ
セイにまとめられています。
「チェアリング」と称して、つまりキャンプ用のイ
スを持ち歩き、河原などでお酒を飲むという、コロ
ナ禍では非常に有効な飲み方であったスタイルを提
案していたのも彼らです。
署名の「ご自由にお持ちくださいを見つけるまで」
とは、閉店した商店の店先などで不要な食器が並べ
られていることがあります。そいうシチュエーショ
ンを見つけるまで、という縛りです。
他にも「冷やし中華」があるなら、他の「冷やし◯
◯」を試そうと考え、冷やし牛丼や冷やしマクドナ
ルドに挑戦したりします。 -
Posted by ブクログ
すごく面白いじゃないですか〰️。パリッコさんは、酒のほそ道でよく登場するので、以前に天国酒場をよんでお気に入りになってたのですが、年末年始でゆっくり家で飲める機械が増えて、改めていろんな作品を読み始めたところです。
自分もお酒を飲むのはもちろん好きですが、あわせる食事やつまみを常に模索するのが楽しいタイプなので、この深堀り、かなり共感できます!
個人的にはストーンプレートもいつも気になって購入を迷っていましたが、59の記事でストンと購入欲消えました。スッキリしました。お礼の申し上げようもありません。
この頃に比べるとずいぶん自由な世の中に戻りましたが、家飲みの楽しさも変わらず極めていこうと思い -
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Posted by ブクログ
こちらもコロナ禍で書かれた家飲みのをどう楽
しむかを主眼に置かれています。
家飲みや外飲み(野外飲み)を楽しくするのが
前著「つつまし酒」だとすると、こちは「食」
を楽しくすることが目的になっています。
あのケンタッキーの味付けのレシピに挑戦した
り、ご飯のおかずになる駄菓子を探してみたり
と、普通は気にも留めないモノゴトにこだわり
を持って挑むところがバカバカしくも楽しいで
す。
気になったところでは、ワンタンの皮だけを細
かく切って茹でただけの、これぞ「ワンタン麺」
や、嬉野温泉名物の湯豆腐もどきを作るために
重曹で色々な食材を溶かしつつ食す、ホッとサ
ンドメーカーでとにかく色々な食 -
Posted by ブクログ
酒場放浪紀のように居酒屋を巡るルポは
珍しくもなく、またコロナ禍では歓迎さ
れるものでもありません。
ならば家飲みを充実させるのが、本書の
主題です。
家飲みをどれだけ楽しく、充実した時間
にするか。その知恵がぎっしり詰まって
いるのです。
100円均一グッズを活用しての「わっぱ
飯」(コンビニののり弁をわっぱ容器に
移し替えて食す。これで十分に風情が出
ます)、都内に点在する県の物産店で
金額を決めてつまみや地酒を購入する。
「ひとり芋煮会」と称して公園で芋煮を
作る(要はバーバキューです)
こだわりと言うか、ある設定をしてお酒
を飲めばこんなに楽しくなるのか(本当
に楽しい気分に -
Posted by ブクログ
緊急事態宣言は明けましたが、まだまだ
家飲みを楽しむ人は多いと思います。
これはまさしく「コロナ禍」により、外
に飲みに行けない状況下、この不自由さ
を逆に楽しむアイデア満載の本です。
一人のみを楽しむ方法、オンライン飲み
を楽しむ方法など「今を楽しんでやれ」
という前向きな姿勢が人には必要なのだ
と感じます。
楽しんだ者の勝ちです。
読むだけで楽しく酔った気分になれる一
冊です。
「おつまみを300円以内、と制限をつけ
て飲む」これは子供の頃の遠足と同じで
すね。制限があるからこそクリエイティ
ビティを発揮する必要がある。
「ほか弁やマックなどで一番高級なメニ
ューを買って飲む」 -
Posted by ブクログ
その街の神様に挨拶をしたら気儘にごりやく酒を飲み歩く。
イケてる店に出会えるのは神様の導きか?
・はじめに
其の一~其の五 ちょっと一息 前編
其の六~其の十一 ちょっと一息 後編
其の十二~其の二十一
・おわりに
神社のお神酒の話かな?と予約した本は、吞み助エッセイ。
それでも、ちゃんと参拝した神社の紹介をしているし、
境内の摂社や末社一つひとつにもお詣りしている姿勢がよい。
で、ごりやく酒をいただくのは、神社近辺だけでなく、
うろついて離れた場所になったりもするが、
所謂名店や知られた店ではない、個性的な店。
店に驚き、お酒や料理を素直に楽しむ姿も心地よい。
嵐山の琴ヶ瀬茶屋には行って
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