【感想・ネタバレ】酒場っ子のレビュー

あらすじ

安い! 嬉しい! 楽しい! 大好き!
雑誌、WEBのお酒、酒場についての文章ではもはや欠かすことのできない、今、最も信頼のおける書き手である酒場ライター・パリッコが、
これまでの酒場歩きの総決算となるエッセイ集をついに刊行!
右肩下がり時代のまったく新しいリアルな飲み歩き。どこでも楽しく飲むには。
「酒場」という奥深い世界に癒しとエンターテイメントの両方を求めて通う同志の方々へ。
「興味はあるけど、まだ渋い酒場に入っていく勇気がない」という方々へ。すべての呑兵衛たちへ。今夜のお酒のおともに、あるいは休肝日のおともに。


【著者プロフィール】
1978年東京生まれ。
酒場ライター、DJ/トラックメイカー、漫画家/イラストレーター、他。
酒好きが高じ、2000年代後半よりお酒と酒場関連の記事の執筆を始める。
雑誌でのコラムや漫画連載、WEBサイトへの寄稿も多数。
著書に、スズキナオとの共著『酒の穴』(シカク出版)、11人の著名人との対談集『晩酌百景』(シンコーミュージック)など。
雑誌『酒場人』(オークラ出版)監修。趣味は酒と徘徊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

明るく朗らかな酒飲みで読んでいて楽しい。
グルメ本というのでもなく、渋さやうんちくからも遠い、ただただ楽しく何でも美味しく食べて飲む本。

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2018年08月12日

Posted by ブクログ

若手作家による酒場放浪記的な本です。
写真を使わず、文章だけで店の雰囲気を表現するのは
難しいと思いますが、見事に伝わってきます。

ポスト太田和彦か?

元々昭和的な街並みや、場末感のある場所が好きな
ようで、東京では最近はなかなかそういう場所は
少なくなってきています。

ならば地方都市へ、ということで甲府などへ足を
伸ばして渋い居酒屋を探す行動力は魅力的です。
確かに地方都市にはまだまだ昭和は残されています。

でも今のうちです。

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2019年12月18日

Posted by ブクログ

酒呑み界のビックネームと言えば吉田類、太田和彦の二大巨匠がいます。所が本に関してはこの2人はあまり好みではありません。こればかりは個人の趣向なのでなんとも言えない所であります。酒場の本自体は大好きで、自腹で買う本の多くは酒場巡り本だったりします。
ここの所大好きなのは、雑誌「酒とつまみ」の大竹聡。この人のふにゃふにゃふらーりとした自然体の酒呑み文章は読んでいると本当に酒が飲みたくなってきます。妙な企画をする尖がりも有ってわくわくします。
そして最近ネットのデイリーポータルZでコラムを読んでいたパリッコの酒場巡りエッセイが満を持して登場しました。
このパリッコという謎の人物は若いのに酒場愛が炸裂しています。酒場の優劣ではなくてその酒場の良さを感じようとする謙虚な姿勢がとても好きです。ネットでもワクワクする読み物でしたが、本になるとまたそれはそれで愛おしいんですよね。本と酒って親和性高いと思うんです。僕的にはひっそり一人で行って本読みながら飲むっていうのやりたいんですけど、人によっては酒呑むところで本読むなって思う人もいるんでしょうね・・・。

知っている店や、地元の店なんかも出てきて、読んでいると今すぐ繰り出してぐいっと一杯やりたくなる事請け合いです。小さな個人店舗はもっとも雰囲気有りますが、パリッコさんは独自の視点で見ていて、店の優劣ではなくてシチュエーションの中で自分なりの風流さを見つける名人です。「チェアリング」という新しい概念を産みだしたのも彼で、チェアリングとは折り畳み椅子を持って、屋外で飲むという遊びであります。普通に考えたら暇なおじさんたちが公園でやっていた屋外呑みを、新しい切り口で仲間と楽しむ。頭が柔軟で素晴らしいし、想像しただけでも楽しいですよね。

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2019年10月23日

Posted by ブクログ

酒場の詩人の第一世代といえば、吉田類と太田和彦の2名とするのが模範解答であろう。彼らに続く第二世代として、近年目覚ましい活躍を遂げているパリッコ氏による日本の清く美しい酒場を巡る店舗紹介のエッセイ集。

こういう本を読むと、まだまだ自分が知らない良い店がたくさんあることを知れて、今日も生き抜こう、という気分になる。これを見ていたら、新宿歌舞伎町の焼きとん屋の番番にまた行きたくなって仕方がない。

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2018年09月23日

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