パリッコのレビュー一覧

  • “よむ”お酒

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんなにもひととなりがよく似ていてウマの合う赤の他人がいたものだ。2人のライターが交代で書いているのだがもうどちらが書いているかわからない・・・
    単に酒の飲み方が合うというだけではない、2人の間に通底する絶対的な信頼感と安心感、そこからくる機嫌のよさが感じられるので読んでいて心地よい。なんだかとてもうらやましい。


    P012 「店で頼んだ800円のチューハイの中身が、明らかに「氷結」でも怒りませんもんね」「まあそう。にやにやしちゃうほうですね。」「うーむ・・おかわり?」「俺、おかわりしたよ!1600円だって!と、なんでも楽しいですよ。まあその店には二度と行かないけれども。一度でいい面白さって

    0
    2020年12月13日
  • “よむ”お酒

    Posted by ブクログ

    豆知識とかうんちくとかではなく、他愛もない話題がメインでその気楽さがとても良かったし、筆者ふたりが本当に飲みが好きなんだというのが伝わってくる。酒場を縁に友人とか遊びの輪が拡がっていくのっていいよね。

    0
    2020年09月19日
  • のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア

    Posted by ブクログ

    コロナ禍での家飲みに焦点を当てた、言うてもなぁ、デイリーポータルZみたいな内容やな、と思ったらそっちに書いてる人なのね。「オンライン一人飲み会」「子連れの友人たちとオンライン飲み会してたらいつの間にか画面越しに複数の赤ちゃんあやしてた話」「虚無飲み」あたり好き。珈琲焼酎、ほっといてもそんなに苦くはならんと思うねんけどな、安い珈琲やから?

    0
    2020年09月08日
  • つつまし酒~懐と心にやさしい46の飲み方~

    Posted by ブクログ

    みみっちい生活と人から見えたとしても、狭い範囲で幸せを見つけて楽しむことが出来る能力というのは、お金儲けの技術なんかよりもずっと素晴らしいものだと思います。
    誰もが認める王道ではなくても、自分で新たに設定した価値観を誰かが追っかけてくる。これはある意味みうらじゅんさんの生き方と似ている部分があるような気がします。
    色々な飲み方が本書では書かれていますが、どこで飲むかという事より、どうやって飲むかという意味付けがとても面白く、自分でもいろいろな飲み方をしてみようという気持ちになります。
    釣りキチ三平の登場人物で祖父の一平じいさんは名言の宝庫なのですが、釣り堀で釣りをする人々を馬鹿にする三平に対し

    0
    2020年02月06日
  • “よむ”お酒

    Posted by ブクログ

    酒エッセイというジャンルは、好きな人にはたまらないけれど、要らない人にとっては存在感が謎だと思います。
    人が酒飲んで酔っ払っているところなんて見たってしょうがないじゃん。という事に集約され、全くですねとしか言いようのないジャンルであります。
    しかし、これが心癒され、ささくれた心が滑らかになり、人にやさしくなれる素晴らしい代物なのであります。
    そんな中で新進の気鋭「パリッコ」「スズキナオ」のユニット「酒の穴」の二人の豪華リレーエッセイであります。
    一番にはチェアリングという、好きなところに椅子を持って行って、そこをリビングのように腰を据えて酒を飲む。という誰もやっていなかったけれど、言われてみれ

    0
    2020年01月30日
  • 酒場っ子

    Posted by ブクログ

    若手作家による酒場放浪記的な本です。
    写真を使わず、文章だけで店の雰囲気を表現するのは
    難しいと思いますが、見事に伝わってきます。

    ポスト太田和彦か?

    元々昭和的な街並みや、場末感のある場所が好きな
    ようで、東京では最近はなかなかそういう場所は
    少なくなってきています。

    ならば地方都市へ、ということで甲府などへ足を
    伸ばして渋い居酒屋を探す行動力は魅力的です。
    確かに地方都市にはまだまだ昭和は残されています。

    でも今のうちです。

    0
    2019年12月18日
  • 酒場っ子

    Posted by ブクログ

    酒呑み界のビックネームと言えば吉田類、太田和彦の二大巨匠がいます。所が本に関してはこの2人はあまり好みではありません。こればかりは個人の趣向なのでなんとも言えない所であります。酒場の本自体は大好きで、自腹で買う本の多くは酒場巡り本だったりします。
    ここの所大好きなのは、雑誌「酒とつまみ」の大竹聡。この人のふにゃふにゃふらーりとした自然体の酒呑み文章は読んでいると本当に酒が飲みたくなってきます。妙な企画をする尖がりも有ってわくわくします。
    そして最近ネットのデイリーポータルZでコラムを読んでいたパリッコの酒場巡りエッセイが満を持して登場しました。
    このパリッコという謎の人物は若いのに酒場愛が炸裂

    0
    2019年10月23日
  • 酒場っ子

    Posted by ブクログ

    酒場の詩人の第一世代といえば、吉田類と太田和彦の2名とするのが模範解答であろう。彼らに続く第二世代として、近年目覚ましい活躍を遂げているパリッコ氏による日本の清く美しい酒場を巡る店舗紹介のエッセイ集。

    こういう本を読むと、まだまだ自分が知らない良い店がたくさんあることを知れて、今日も生き抜こう、という気分になる。これを見ていたら、新宿歌舞伎町の焼きとん屋の番番にまた行きたくなって仕方がない。

    0
    2018年09月23日
  • 缶チューハイとベビーカー

    Posted by ブクログ

    気になるところだけ つまみ読み。

    自分は今0歳の男子を子育て中で著者の場合はすでに6歳くらいの女の子を育てている方なので共感できる部分はまだそこまでなく…
    もう少し子どもが大きくなったら、わかるわかる!と、もう少し楽しく読めそう。

    スキマ時間に気軽に読める 育児エッセイ。

    0
    2025年04月22日
  • ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある

    Posted by ブクログ

    わざわざやらなくてもいい事を真剣にやるという、オモロさ。
    なんでもホットサンドメーカーにぶち込んで固め焼きする章が特に笑えた。
    ケンタッキーのチキンに寄せるため、各コンビニのレジ前に置いてるチキンに自作のスパイスを振りかけて検証。やはりあの味にはならない笑
    デイリーポータブルZの連載、やっぱ楽しい

    0
    2024年07月05日
  • つつまし酒~懐と心にやさしい46の飲み方~

    Posted by ブクログ

    いろいろな場所で、いろんな時間に、いろいろなつまみで酒を楽しむ。
    そんなお酒の飲み方を著者が実践したエッセイ。
    牛丼屋やファミレスでお酒を飲んだことはないけれど、結構安あがりに飲めそう。
    でもお喋りは周りの迷惑になりそうなので一人酒専用かな。

    0
    2024年05月06日
  • ラズウェル細木の酔いどれ自伝 夕暮れて酒とマンガと人生と 【電子限定特典付】

    Posted by ブクログ

    思えば96年頃、深夜のコンビニで雑誌型の「酒のほそ道」の総集編?に出会ってからもう30年近くのお付き合いになる。

    これまであちこちに散りばめられてきた故郷やご家族、大学や音楽の話が語られる。

    本人に加え、一桁代の単行本のあとがきにどなたかが書かれていたが、この分野を見出せた幸運というのもあるように思うが、浪人中の話などを読むと、芯が強い方なんだなと感じた。

    0
    2024年01月06日
  • 赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた

    Posted by ブクログ

    はくさん白山 まるしん丸眞正宗 なかや しちだ七田 下仁田ねぎヌタ 一休ひとやすみ 池上伸治 東京理科大学キャンパス内の鉄球 良縁だらけのこの店で「無縁坂」を歌えて良かったですわ(笑) 壮大なサーガ(物語) 堀切菖蒲園しょうぶえん 葛飾区お花茶屋 お二人の観察力によって街の解像度がぐっと上がって 作徳稲荷大明神

    0
    2023年05月26日
  • ご自由にお持ちくださいを見つけるまで家に帰れない一日

    Posted by ブクログ

    タイトルをはじめ面白いテーマがもりだくさん!

    ・サイゼリヤでメニュー名だけを頼りに1500円分注文する遊びが楽しかった
    ・東京と大阪、それぞれの酒場「酒の穴」で飲む
    ・いつもの自分“じゃないほう”を選ぶご近所散歩
    がお気に入り。

    同じように、地元でも応用できるテーマがいっぱい。お酒は飲めないけれど、十分楽しめそう。

    0
    2023年03月13日
  • ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある

    Posted by ブクログ

    生活のちょっとした?を軽いのりで探求する姿が羨ましくもあり、自分にも似た部分があるなと共感する。

    「フレッシュフルーツ×酒の世界に無限の鉱脈があった」
    お酒は飲めないけれど、楽しめそう。

    「黄身なしゆでたまごを作って白身に感謝したい」
    すごい、カラー写真でもう一度感動したい(笑)

    「朝ごはんを外食にしてみる1週間」
    これは近日中に実践して、仕事の効率をあげよう

    0
    2022年09月29日
  • 赤羽以外の「色んな街」を歩いてみた

    匿名

    購入済み

    清野とおるさんのファンなので、こちらも買わせていただきました。
    もう少しだけ清野さんのマンガがあれば文句なしでしたが、面白かったです。

    0
    2022年09月22日
  • “よむ”お酒

    Posted by ブクログ

    お酒が好きと思ったことはなくて、お酒好きの人がどんなことを考えているのか知りたくて手に取った。
    味にも多少のこだわりはあるものの、ふわふわとした酩酊感を長く味わいたい、炭酸の喉ごしを味わいたいという思いが強いことが分かった。
    2人とも明るく呑気なお酒飲みだと思うが(大きな声で怒鳴ったり怒ったりしない)お金がない時は、何かのカードのポイントを使ってでも飲むという執念には驚かされた。

    0
    2022年06月13日
  • つつまし酒~懐と心にやさしい46の飲み方~

    Posted by ブクログ

    ここまでは、行けないかな。酒は毎日欠かさないが。「身の丈に合った酒やつまみで幸せ感じる。比較は意味がない」という立ち位置には共感しながらも、チェーン店、ハイボールは嫌だし…これからも自分が好きな酒を自由、気ままに楽しみたい。原宿イケヤで“タラレバー”の燻製買ってみよう。

    0
    2022年05月16日
  • ノスタルジーはスーパーマーケットの2階にある

    Posted by ブクログ

    酒飲み界のニュースター。とはいえ既に人気者ですがコロナで居酒屋巡りが出来ないので商売あがったりだと思います。
    が、酒を絡めても絡めなくても身近な喜びを教えてくれる貴重な人材です。
    今回は特にコロナ禍の中で、どう生活を楽しむかのヒントが色々得られました。
    ポップアップテント欲しくなりました。

    0
    2022年01月13日
  • “よむ”お酒

    Posted by ブクログ

    もともとネット上のcakesで連載していたパリッコさんとスズキナオさんのリレー形式のお酒を巡るエッセイ。
    多く飲めればいいとか、失敗談を自慢のように語るとか、はたまたスノッブにどのウイスキーがうまいとかいう旧来の酒飲みの話ではなく、いかに居心地よく、気持ちよく、美味しくお酒を飲むかという令和のお酒との付き合い方を示す一冊となっている。
    例えば、
    ・終電を逃したときにどうするか
    ・おつまみは粒子状のものがいいのではないか、しらたきがいいのではないか
    ・フェリーの移動時間や、池袋などの都会の隙間で飲むのがいい
    ・粋な飲み方とは、節酒にいい飲み物とは
    など、あれ?わりとどうでもいい話題ばっかりだな。

    0
    2020年01月05日