中西モトオのレビュー一覧

  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    都市伝説の怪異が増えた原因の一つは吉隠のせい。
    楽しい高校生活を送っていたはずが、甚夜の友達を狙い、吉隠がしかけてくる。
    今友を狙われて苦しいのは、自らの過去のせい。だが、今友が助太刀し、幸せに感じるのもまた自らの過去のせい。過去からの繋がりが、吉隠を仕留める。
    なんだか、全員揃い踏みで、最終決戦の様相を呈している。
    まだ、マガツメは動いてないが、吉隠に対してこれなら、マガツメにはどうなるのか…

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    2024年04月09日
  • 鬼人幻燈抄 : 11 昭和編 花街夢灯籠

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    今までの中で一番優しい話。
    甚夜が驚くほど優しくなっている。それは、関わってきた人たちのおかげ。
    後悔を持った者達が集まる娼婦街で、甚夜は人々に前を向く手伝いをする。
    力がある事だけが強いのではない。過去を乗り越え、人に当たらず自分の中で昇華し幸せになる。そんな強さばかりを描いた今作品は心が暖かくなりました。

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    2024年04月04日
  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    今までの登場人物が大集合で、しかも忘れかけていて、そういえばそんなこともあったなーと懐かしい気持ちで読みました。
    1番嬉しかったのは、やっぱり10代目秋津染五郎の登場です。ニヤニヤ、ウルウルしながら読んでしまった。
    長生きの鬼達が、現代の生活に溶け込んでいるのもまた楽しい。

    いよいよ次が最終巻。
    どんな結末になるのか楽しみです♪

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    2024年04月01日
  • 鬼人幻燈抄 : 7 明治編 君を想う

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    実際に命を奪うのではなく、世の中の全ての人間から、その人の記憶を消し去る。そういう「殺し方」もあるんだなぁ⁉️と気がついた。これは、実際に命を取るより、遥かに残酷だ‼️

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    2024年03月23日
  • 鬼人幻燈抄 : 2 江戸編 幸福の庭

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    ネタバレ

    序章を終え、憎しみを覚えてしまった甚夜は逃げたはずの生まれた地、江戸に戻る。怪奇譚がひしめき、皆が不安を募らせるからか鬼が生まれる。虐待されていた父の本当のことを見て、親子には戻らないふたりの距離が独特。この作品は血の繋がらない親子が沢山出ており、時代的に珍しいだろう人たちがこうやって巡り会うのは運命か、それとも因果といえば良いのか。だが仲は良さそうな親子らは見ていて微笑ましい気持ちとなる。
    最後の短編で養父である元治の名前が出たのは作中の甚夜並に驚いた。鬼に関連するかもしれないと鈴音を知っているからこそ不安がり、怯えている甚夜の姿は痛々しかった。元治の惚気で本当に良かった。変に重いものを出さ

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    2024年03月14日
  • 鬼人幻燈抄 : 1 葛野編 水泡の日々

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    ネタバレ

    虐待されていた妹・鈴音と江戸を出た甚太は葛野で巫女守をしている元治に拾われる。元治の娘である白雪との出会い、幸せな日々かと思われたそれは水泡の如く、パチンと消えた。巫女となった白雪こと白夜。守るために巫女守となった甚太。成長しない右目が赤い鈴音。葛野を支えなければならない巫女だからこそ、社に籠り、自分を抑える白雪はついに恋心さえ閉じ込めようとした。葛野のためと思いあっているはずなのに結ばれることを願わない二人。自分が進む道を曲げられないから結ばれない。そんなどうしもうもないからこそ相手が好きな二人は美しく、強かった。
    鈴音は甚太以外どうでもよかった。彼の幸せを一番に望むからこそ、その自己犠牲の

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    2024年03月07日
  • 鬼人幻燈抄 : 14 平成編 泥中之蓮

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    楽しみに読んでいたシリーズが完結してしまいました。鬼の物語と、寿命はあるしもろい人間の生の積み重ね。

    途中の都市伝説のくだりのところは、なくてもいいんじゃない!?と思いながら読んだけど、最後は鬼の世界に戻って、スッキリして読みおわり。

    生きることを馬鹿にしたらあかんなと思える本でした。

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    2024年02月03日
  • 鬼人幻燈抄 : 11 昭和編 花街夢灯籠

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    ネタバレ

    甚哉は夢の街、鳩の街で現世に悔いを残している人を救った。しかし甚哉がこれまで食った人達の復讐を受けてしまい封印されてしまった。これからは甚哉がマガツメとの戦いに向けて動き出す

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    2024年01月13日
  • 鬼人幻燈抄 : 14 平成編 泥中之蓮

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    「忘れたのか、それとも知らないのか。鬼の異能は才能ではなく願望だ。心からそれを望み、なおも理想に今一歩届かない願いの成就。なら、お前に私をどうにかできるわけがないじゃないか」

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    2024年01月12日
  • 鬼人幻燈抄 : 6 明治編 夏宵蜃気楼

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    妖刀夜話~御影~/母神まんじゅう噺/夏宵蜃気楼/
    余談 鬼人の暇/あなたとあるく/短編 名酒の器

    人の世界にまぎれて暮らす鬼人。娘を育てていることで彼の人の部分は増えているように感じる。鬼としての彼は少なくなった闇の世界でどうして行くのだろう

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    2023年12月14日
  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    ネタバレ

    10代秋津やおふうの登場は泣かせる

    色々、都市伝説の怪異が敵としててんこ盛り

    さて、次巻で終焉ですね

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    2023年10月23日
  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    人の気持ちが繋いでいったものの尊さ。
    平成に入ってから都市伝説が多すぎで、"渋谷7人ミサキ"って何やねん!等思ってしまっていたけど、吉隠が再び現れて、やっと本筋の鬼との闘いに戻ってきた。次作も待ち遠しい。

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    2023年10月09日
  • 鬼人幻燈抄(コミック) : 4

    ネタバレ 購入済み

    お、次巻が楽しみになってきた

    この世界の鬼がどういうモノなのか、少しずつわかってきました。甚夜の周りに居る人々も一度だけの登場だけでなく、日々の中で生活する人間として描かれ感情移入してきました。この先、どうなるのかなあ。
    鬼の現れ方が悲しい出来事だったりするので、感情移入してしまった登場人物達があまり辛い想いをしないといいな。蕎麦屋の娘さんもなんだかちょっと不思議な感じがするし。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年10月04日
  • 鬼人幻燈抄(コミック) : 3

    購入済み

    面白くなってきた?

    甚太・・・甚夜の実家でのエピソード。なかなか面白かったです。甚夜の両親に関わるエピソードでした。
    アクションシーンもカッコ良かったし、甚夜と鈴音が江戸を逃げ出すきっかけの元となる出来事も解明されました。面白く読めたんだけど、全体的に軽く話が進んでしまうのは、コミカライズするために細かい部分を端折っているのだろうか?

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年10月04日
  • 鬼人幻燈抄(コミック) : 1

    購入済み

    続けて読んでみようかなー

    お試しで読んでみて、面白そうだったので1巻だけ読んでみました。
    絵がきれいだし、アクションもかっこいい。けど、テーマのわりに軽い展開なのがちょっと物足りなかったデス。
    もうちょっと続けて読んでみようかなと考えています。

    #カッコいい

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    2023年09月22日
  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    過去の伏線回収が絶妙であった!登場人物が輝き個々の感情が溢れ出す!ここで出てくるかという様な登場!(おふうさん良かった)、いよいよ終宴をむかえようとしている事が伝わってくる、描かれた170年色々あったな〜と懐かしい。著シリーズの素晴らしいところの一つに日常の和みと戦闘の激しさがあるが、両方がバランス良く描かれる、その中に主人公 甚夜の哲学的な表現が個人的に心に響く!著書引用「過去を否定することは、現在に対する侮辱だと思う。辿り着いた景色を美しいと感じられたならば、歩んできた道のりは間違いであっても、大切だったと胸を張って言えるはずだ」今回も考えさせられる事が多く、酷く悲しい過去を抱え、傷つき苦

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    2023年08月16日
  • 鬼人幻燈抄 : 13 平成編 終の巫女

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    シリーズ13作品目!
    過去の作品の伏線回収等があって面白かったけど…残忍で憎たらしい吉隠が相変わらず憎たらしかったけど…最後が以外にあっけなかったかなぁ…

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    2023年08月09日
  • 鬼人幻燈抄 : 11 昭和編 花街夢灯籠

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    時代ごとにテイストが変わる本作品の中でも、昭和編はかなりの異色作。舞台が娼街と人を選ぶ設定だけど、連作ファンタジーに入れ込むことでうまく処理している。嘘を嘘と承知で受け入れて世界を創るのが粋、嘘を指摘して壊すのは野暮、というような理で一冊ができている。本当のことは言葉にならないし、言葉にすると何かが失われるということを、登場人物全てが理解している素敵な世界。

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    2023年06月04日
  • 鬼人幻燈抄 : 3 江戸編 残雪酔夢

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    幕末の江戸で鬼を斬る甚夜は夜叉と呼ばれていた。

    残雪酔夢
    江戸で人気の酒「ゆきのなごり」の物語なのだが最後まで読むと表紙絵の意味がわかり胸に迫るものがあった。

    悲しすぎる結末だったけど、友に心を慰められる甚夜。友がいてよかったね。

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    2023年05月22日
  • 鬼人幻燈抄 : 12 平成編 逢う日遥けし

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    決戦まであと1年…漸く最初に甚夜とみやかが出会った平成の甚太神社に辿り着きました

    即決戦、という訳ではなく、ここからの1年が語られるのに伏線回収も含めまだまだ時が掛かりそうです

    全てを断ち切り捨てた妹と、人と鬼の想い全てを拾い集めた甚夜との決戦が、どう描かれるのか想像が膨らみます

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    2023年05月06日