あらすじ
大人気和風ファンタジー巨編を、鬼才・里見有が漫画化!! 切なく美しい描写の数々が胸を打つ! 江戸時代、山間の集落・葛野には「いつきひめ」と呼ばれる巫女がいた。よそ者ながら巫女の護衛役を務める青年・甚太は、討伐に赴いた森で、遥か未来を語る不思議な鬼に出会う――江戸から平成へ。刀を振るう意味を問い続けながら途方もない時間を旅する鬼人の歩みは、重くて切ない。
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壮大なストーリー
無料で2巻まで。
これは良い!
時代を超えた壮大なストーリー、かつせつなさも併せ持つ展開、いずれも素晴らしい。
各登場人物たち…主人公はもちろん、当初のヒロインや清正まで含め、せつない心情が丁寧に描かれている。
さらに言うと、敵側である鬼も人間らしい心理描写がふんだんにある。
この点も素晴らしい。
絵もきれいかつ独特の雰囲気があり、この世界観にマッチしている。
この「過去編」の後、すぐに現代に飛ぶのかと思いきや、チラ見した限りでは時代を刻んで江戸時代の物語に入る様子。
作品として、その深みもいい。
しかもこの作品、マンガ化は2021年からでも、小説投稿サイトでの初出は2011年からとの事。
つまり、本作を読んで嫌でも連想してしまう「鬼滅の刃」よりずっと前から存在している作品。
この事に気が付いて、評価が星4から星5に上がりました。
全巻揃えるに値する、素晴らしい名作だと思います。
Posted by ブクログ
大好きな小説がまさか漫画になるとは! 絵柄もとても好みだったので、絶対に買うと決めていました。
まさか初めに平成のシーンを持ってくるとは思いませんでした。漫画で初めて『鬼人幻燈抄』に触れた人は、このシーンを見てどのように物語が進むと思ったのでしょうか。
日本語にたくさん一人称があってよかった。だからこそ川辺のシーンがもっとグッと来るものになっていると思います。
いい意味でも悪い意味でもまっすぐすぎる2人。切なくて、尊くて、そして不器用で…読んでいる私がなんだか悔しい気持ちになりました。苦しそうで、寂しそうな2人の表情が本当に切なかったです。
この先の展開も、漫画ではどのように描かれるのか、読むのがとても楽しみです。
個人的には小説2巻の内容を早く読みたいです!
「葛野」の発音、「か↓どの」だと思っていたら「か↑どの」らしい。
人気小説のコミカライズ版
原作小説は未読です。タイトルから和風のファンタジーものと想像できましたが、人間と鬼との長きにわたる戦いの始まりとして非常に興味をそそられる内容でした。登場人物の設定に某鬼滅に似たものを感じたものの、調べてみるとこの作品(原作小説)は10年以上前に出版されており、当時この斬新な設定で大いに注目を浴びた事でしょう。物語にもスムーズに入り込めて、ファンタジーの漫画では久しぶりに楽しめる作品に出会えましたね。
続けて読んでみようかなー
お試しで読んでみて、面白そうだったので1巻だけ読んでみました。
絵がきれいだし、アクションもかっこいい。けど、テーマのわりに軽い展開なのがちょっと物足りなかったデス。
もうちょっと続けて読んでみようかなと考えています。
匿名
原作小説など予備知識なしで、タイトルと表紙絵に惹かれて購入。
謎の多い妹の正体が明確に分かってからが面白くなるのかな?
巫女様の白雪と主人公の甚太の関係、その集落の掟や文化などの話が描かれています。
作画に関しては、本来画力の高い方に感じるが、線が軽くて雑に見えてしまいました
無料版1巻試読。
1巻では、わからない事だらけで終わってしまって。さらに気になる所で終わってしまって。先が気になる。
絵柄は味がある線で、女性味の強い温かさがある。好みが分かれるんじゃないだろうか。
そんなんで、温かさと少し寂しさを感じる雰囲気。