あらすじ
平成二十二年(2010年)、ついに約束の時が訪れた。かつて〈遠見〉の鬼が予言したとおり、マガツメは近代化によって居場所を奪われた鬼たちの救い主として崇められるようになっていた。マガツメ再臨の年を、甚夜は戻川高校の生徒として迎える。百七十年という長い時の中で紡いだ縁の数々に支えられながら、彼はついにマガツメと対峙する。愛憎相半ばする妹を前にして、甚夜が達した答えは――!? 人気和風ファンタジーシリーズが堂々完結!!
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Posted by ブクログ
14巻楽しみました。
こんな面白いシリーズに会えて本当に良かったです。
なろうの方で3周ほど読みましたが、何回読んでも、こここう思ってたのかなとか考えるのが楽しい!
Posted by ブクログ
長い戦いがやっと終わった。
妹は兄を想っていたからこそ鬼になってしまったのだなぁと改めて悲しかった。醜い姿になってしまったけど、最後は大好きな兄に取り込まれて幸せだったと思います。残った向日葵も友達とお茶ができるようになって良かった。
鬼は長生きだから、これからも仲良くなった人間ともたくさんお別れしていかなくてはいけないけど、鬼仲間もたくさんできて良かったなぁと思います。
お話は平成で終わってしまったけど、令和編での鬼達の生活の変化もちょっと見てみたいな〜と思いました。スマホ使ってるのかしら(笑)
Posted by ブクログ
綺麗な表紙画だなぁと初巻を手に取ってから早幾年…
全て在るべきところにおさまるグッドエンドで良かったです
長い時を生きる甚夜へ華向けの、ラストの可愛いらしいお話に救われました
個人的には秋津染吾郎と兼臣が居る朝顔がタイムスリップした蕎麦屋のお話が好きです
ドキドキわくわく新刊を待つ楽しみがなくなってしまい少し切ないです
完結おめでとうございます
Posted by ブクログ
読後何を感じたか、「寂しいな」終わってしまった。
170年にわたる物語、その時代を自分が生きたわけではないが、時代背景が強すぎづ何となく入ってくる自分のイメージしていた歴史観と近く、その時代を楽しみながら読めた、特にそう思えた「昭和編」本当に切なく懐かしく入ってきた、個人的に一番印象に残る。
読み始めは「鬼滅の刃」竈門炭治郎と著シリーズの甚夜がかぶる部分が見えたり、ヒーロー型ダークファンタジーの冒険活劇かと思ってスタートした気がするが、主人公甚夜が緊張感溢れる戦いを経てどんどん強くなっていく流れは充分読み応えのある戦闘物で間違いないが、途中から全く別の感情「哀愁」鬼の宿命を背負いながら、命に限りある登場人物(人)との関わりや、時代の流れ、甚夜の目から見える独特の世界観、哲学的なまとめ方、思い出深いシリーズとなった。やっぱり「寂しい」
しかし、本編終了後の余談が心に残る、出来れば170年にわたるサイドストーリーをもっと読んでみたい気になる。
Posted by ブクログ
ついに終わってしまった。
好きだったシリーズ、寂しい
鈴音の想いが純粋すぎて真っ直ぐすぎて、悪者にできず悲しかった。白夜の結婚がもう数年ずれていたら、鈴音ももう少し大人になっていて、こんな悲劇にならず、大好きなお兄ちゃんの側にずっといれたんじゃないかなと思ってしまう。
萌の活躍がかっこよかった
Posted by ブクログ
妹が兄を想い、大好きであるが恨みもあり何もかも破壊し幸せだった頃を再生する為にマガツメとなった。最後は兄と戦い自分の想いをぶつけた。甚夜の170年ほどの長い旅が終わり変わってしまった自分を好きになっていくのが良かった
Posted by ブクログ
楽しみに読んでいたシリーズが完結してしまいました。鬼の物語と、寿命はあるしもろい人間の生の積み重ね。
途中の都市伝説のくだりのところは、なくてもいいんじゃない!?と思いながら読んだけど、最後は鬼の世界に戻って、スッキリして読みおわり。
生きることを馬鹿にしたらあかんなと思える本でした。
Posted by ブクログ
「忘れたのか、それとも知らないのか。鬼の異能は才能ではなく願望だ。心からそれを望み、なおも理想に今一歩届かない願いの成就。なら、お前に私をどうにかできるわけがないじゃないか」
Posted by ブクログ
170年にもわたる兄弟喧嘩が終わる。
1巻の時に受けた印象と違い、世界を滅ぼすというには、優しい終わりだった。
鈴音はあくまで、兄の為に尽くしてきたとわかる最後だった。
いろいろ受け入、変わらないものを大切にし、変わるものは受け流しながら未来への希望を見る。そんな姿が一番強いと思わせてくれるはなしだった。