山際素男のレビュー一覧

  • 不可触民~もうひとつのインド~

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    初版2000年という古い本ですが、現在のインドはその頃とどれだけ変わっているのだろう?特に農村に色濃く残る不可触民差別。きっとそれほどの改善はないのだろう。何千年と続くカースト制度、ヒンドゥーの闇。

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    2017年10月11日
  • マハーバーラタ~インド千夜一夜物語~

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    「マハーバーラタ」は、古代インドに伝わる20万行を超える世界最大の叙事詩であるそうだ。

    「10年ほど前、インドで2年にわたりテレビで「マハーバーラタ」が放映されたが、毎日曜日の昼、この映像が放映されている間には街から人影が失せた」という。

    第1話の「猫と鼠の話」に引き込まれて買った。

    しかし、第2話以降はより神話っぽい感じでイメージと違った。それはそれで神話として面白いものだったが、いかんせん登場人物の名前が覚えられないのがつらかった。
    訳者がちょくちょく意訳してくれてるのか訳文にしてはかなり読みやすい印象。

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    2015年05月17日
  • 不可触民~もうひとつのインド~

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    本書は14年前が初版ですが、現在のインドは一体どう変わったんだろう?当時から奇跡みたいに全てが変わっていて欲しいと心から思いました。現在の不可触民について知りたく渇望しています。

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    2014年05月13日
  • 不可触民と現代インド

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    大学時代に読んだ本をもう一度読みたくなった。

    知らないことがたくさん。

    ガンジーは聖人のように習ったけど、実態は全然違う。

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    2013年10月20日
  • 不可触民と現代インド

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    インドにカーストが生まれた理由と、カースト制度の現在を聞き語りで取材している。

    聞き語り方式なので、いつ誰がどこで話したのか以外にも、個々人のフィルターがかかっているので、実際の所どこまで正しいのかわからない。

    が、客観的なデータ自体が存在しない以上は、このような書き方になるのはしょうがないだろう。

    冒頭で不可触賤民をひき逃げしても問題がなかった1970年台の著者の体験が書かれているが、いまだにそうなのだろうか?

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    2013年05月03日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    いかに中国からの凄惨な侵略を受けているか、
    非常に詳しく、語られている。

    テレビや新聞には載らない生の声。
    非常に興味深く読むことができた。

    また、中国からの協力な圧力にもかかわらず
    非暴力、平和主義をつらぬくダライ・ラマの談話もよかった。

    仏教の、魂、カルマ、空などの考え方は、
    私のような凡人には理解できませんでしたが・・・

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    2011年04月10日
  • 〈完全版〉破天~インド仏教徒の頂点に立つ日本人~

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    [ 内容 ]
    佐々井秀嶺―約四〇年間、一度も日本に帰国せず、灼熱の大地・インドで不可触民解放と仏教振興運動に命を捧げる僧侶がいる。
    今日、佐々井は全インドにちらばる仏教徒のみならず、その名を全インドに広く知られ、“不可触民解放の父・アンベードカル”の遺志を継ぐ大指導者として、ラジヴ・ガンディー以後、歴代大統領、首相たちで知らぬ者のない“荒法師”である。
    異国に生き、その他の何百万、何千万という民衆にかくも慕われ、その魂に溶け入った日本人がかつて存在しただろうか?
    女に悩み、“人間失格者”と自らに烙印を押してきた、悩み尽きない数奇にして波瀾万丈の彼の人生は、日本の民衆とインドの民衆が織りなす壮大

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    2011年04月09日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    [ 内容 ]
    チベット仏教の中核思想の具現者、象徴的存在であるダライ・ラマ十四世との五日間にわたる単独インタビュー、“被占領国”チベット本国の赤裸々な現実の証言者として尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、中国からの解放と、その向こうに見据えられた「自由チベット」の貌を読む。
    歴史の闇に葬られてきた“チベット問題”の流れを知る貴重な記録。

    [ 目次 ]
    第1章 ダライ・ラマ法王とともに(ダラムサラへ 初めての謁見 慈悲と自由と 印象に残った世界の指導者たち チベットの将来 日本への呼びかけ コレガル居留地へ 化身思想と仏教 チベット仏教の本質 夢について 現代の宇宙観と仏教の宇宙観 お告げ

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    2011年04月09日
  • 踊るマハーバーラタ~愚かで愛しい物語~

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    [ 内容 ]
    『マハーバーラタ』は、サンスクリット原典で全十八巻、十万詩節、一千二百章、二十万行を超える世界最大の叙事詩である。
    これはギリシャの二代神話『イーリアス』『オデュッセイア』を合わせたものの約八倍、聖書の約三倍半の長さに相当する。
    現在の形が成立したのは紀元四〇〇年頃と推定される。物語は戦闘場面、宗教談義、フォークロア(民間伝承)的世界に分かれている。
    本書では、古代の男女の交わり、結婚観などが赤裸々に表現されているフォークロア的世界にスポットを当て、八話を厳選して紹介する。
    サンスクリット原点で全十八巻、十万詩節、二十万行を超える世界最大の叙事詩の中から、古代の男女の交わり、結婚

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    2011年04月09日
  • 不可触民~もうひとつのインド~

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    ある女盗賊の本を読む前にこちらから


    著者の乗った車が不可触民をひく。(逃げたので生死不明)彼らが非人間として扱われている印象的なくだりからはじまる

    アウトカーストな彼らをハリジャン(神の子)とよび、カーストの最下層に組み込もうとする・聖人?ガンジーはブラーミン出身。

    争いは否定しても差別はなくさない=ガンジーと対立するアンベードカル博士について知りたくなる


    この本が出版されてから大分たちますが、状況はかわったのか…無知な私にとり色々考えさせられる事が多く、著者の続編に期待

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    2011年03月02日
  • 不可触民と現代インド

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    インドのカースト制度がどのようなもので、どう変わりつつあるのか、というお話。
    全体が著者の経験や、著者がインタビューした、カースト制度に対抗している人達の語りなので、大変読みやすいのも嬉しいです。

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    2010年12月28日
  • 踊るマハーバーラタ~愚かで愛しい物語~

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    軽妙な語り口でおもしろい。インドの神々ってギリシアの神々に似ている。お調子者でテキトーで自らの欲望に忠実。

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    2010年04月06日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    北京オリンピックが白熱していた頃、「FREETIBET」と言う言葉を良く耳にした。

    こんなに重く、チベット人の思いが詰まっている言葉とは知らなかった。


    チベットの様な国が世界にはまだまだあると思うと、悔しいね、ほんとに。

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    2009年12月06日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    ダライラマ14世、亡命した尼僧、幼い少年…
    メディアが放送しない生の声がここにはある。
    中国による同化政策によって祈ることも許されなくなったチベットの国民の現状がリアルに記されている。

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    2009年12月03日
  • 不可触民の道~インド民衆のなかへ~

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    地球の歩き方インドは、ほかの国に比べて犯罪対策のページが圧倒的に多い。怖いとこなんだろうなあ、と思いはしたが、そんなの比じゃなくて、インドの暴力はほとんどインドの民衆に向けられており、こんな世界が広がっていたということに衝撃を受けた。
    家畜以下の扱いを受けてたカーストの出でも、きちんとした教育を受ければ社会や思想に関する深い洞察力や考えを持ったり、奇形にうまれた人がガンガーのほとりで死を願いつつ暮らす中でたどり着いた自分にとっての真理を語ったりというエピソードに、人間本来のポテンシャルに感銘を受けるとともに自分の偏見に気がつかされもした。
    目覚めつつあるこういう人々のこれからを応援したい。

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    2009年11月06日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    本書は、チベット問題となっているが歴史的な背景から現状を把握、そして解決策と
    いった流れでは決してない。著者(ジャーナリスト)が行ったインタビューによる、
    著者自身の視点による「チベット」だろう。

    内容は、まずダライ・ラマ14世との対話に始まり、ここでは仏教とは慈愛であり、
    かつダライ・ラマ14世は高度な教育を受け、現代哲学や科学等に精通し、仏教を
    科学的に認識している点がうまく書かれている。次に、中国が行っていた虐待の
    内容、これはインタビュー形式なので非常に生々しい。最後に、チベットの法的内容や
    今までのデモ等の内容って感じ。

    本書でも最も驚いたのが、ダライ・ラマの博識ぶりである。神経

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    2009年10月07日
  • 不可触民~もうひとつのインド~

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    人道家が感情的に書いてる本かと思って構えて読み始めたけど淡々としててよかった。続編的なのあるみたいなのでそっちも読みたい。

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    2014年10月23日
  • チベット問題~ダライ・ラマ十四世と亡命者の証言~

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    ダライ・ラマ14世への単独インタビュー、尼僧、少年少女たちの苦難の道程を中心に、中国からの解放と、その向こうに見据えられた「自由チベット」の貌を読む。歴史の闇に葬られてきた「チベット問題」の流れを知る記録。〔「チベットのこころ」(三一書房 1994年刊)の改題改訂〕

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    2009年10月07日
  • 不可触民~もうひとつのインド~

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     インドの抱えているカースト問題を知るにはもってこいの本。インド社会の恐ろしい実情を垣間見ることができます。

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    2009年10月04日
  • 不可触民~もうひとつのインド~

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    本当に恐ろしい話だ。人間が別の人間を、「お前は人間ではない」と決めつけるなんて。今だに、数十人の人間が一度に、さしたる理由もなく、生きたまま手足を切断され、灯油をかけられ、焚火にくべられ虐殺される。それを、村の人々がショーのように見物している。そんなことが公然と行われ、社会的にも黙認されている。昨今のITブームでインドは一躍世界の注目を集めている。本文中に、インドは21世紀的超エリート層から、千年前と変らぬ農奴として極貧層まで、数千年のジェネレーションギャップを抱えた社会だ、とあった。マハトマ・ガンジーが、不可蝕民(アンタッチャブル)を、「神の子(ハリジャン)」と呼び、差別の撤廃を訴えた。けど

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    2009年10月04日