鈴森琴のレビュー一覧
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何年も前に読んだ本です。
なぜか 今の方が面白いと思っている
親に愛されない 自分に自信のない皇女は
まあ 他のお話しにも出てくる。
このお話しには 犬族と猫族も出てきて
お姫さんに寄り添う
アルスルは 父親殺しの疑いをかけられて ダーウィーズに連れてこられる
そこに 大きな牙で刺されで留められているのは
白ひょうのリサシープがいた。
アルスルは この長い間 拘束されているヒョウを自由にしてやりたい と思う
アルスルは父親が死ぬときに 側にいて指輪を預かる
誰の手にも渡すな!
と言われて 飲み込んでしまった。
この指輪から フェロモンのような匂いがして
走訃王という 人外の王が襲ってくる。
アルスルは 律儀な無口な女なのです。
子猫の姿に変わったリサシーブともに 走訃王を倒します。
後半を2回も 飽きずに読んでしまった。
この本は シリーズになっているらしい。
なるほど!! -
Posted by ブクログ
第1作目で狩った「走訃王」から作られた大剣「走る王」の力はアルスルを助けるだけでなく、その独りよがりとも言える強い愛情を向けることでアルスルへの呪いともなります。
最初は周囲から認めてもらいたい、愛情を注いでもらいたいと悩んでいた少女が、自分の力で人生を切り拓く経験を重ね、いろいろな人と出会い、「見返りをもとめずに愛情を注ぐこと」を覚えたことで、結果として周囲から愛されるようになってゆく姿は何度でも読み返したくなりますし、応援したくなります。
走訃王との関わり方を見てもアルスルの成長が感じられますし、伴侶であるルカや主君と仰ぐヴィクトリアとの関係性も素敵です。
三体目の六災の王・地動王というドブネズミ人外との戦いは、四次元空間をも舞台としたことでこれまでの作品の中で最も「異世界」感の強い展開になりました。想像しきれないような幻想的な空間は、まるで宮沢賢治の小説作品のようで、読みながらちょっと迷子になる部分もありましたが、ルカやリサシーブからの愛情や信頼、新たに仲間となって共に戦うウォルフ・シェパァド公爵の協力が心強く、手を止めずに読み進めることができました。
ザ・大団円、ともいえるエンディングではありますが、まだ六災の王のうち、月雷王と氷山王が登場していません(番狼王は、ウォルフとの関りで登場した、ともいえる?)ので、もう少し、アルスルがこの世界で活躍する姿を読んでみたいと思います。
続刊の情報はありませんが、心待ちにしています。 -
Posted by ブクログ
前作で、自らの力で名誉を勝ち取ったアルスルですが、護衛として傍らに置き信頼を寄せるルカとの関係性に悩まされることになります。
アルスルはルカを信頼し好意を寄せているものの、元皇女であるアルスルと異なりルカは被差別民の生まれ。親しくする姿を見せるだけでアルスルの評判も下がることになります。ルカはそれを気にしてアルスルから距離を取り、その様子を見たアルスルはルカに避けられていると感じて…と恋愛物語の定番ともいえるすれ違いですが、著者が「愛」の根底にある醜い感情(嫉妬とか独占欲とか)にもしっかりと焦点を当てているので、戦いの場面以上に読みごたえがあります。
「あとがき」にありましたが、「六災」とよばれる人外王が1冊につき1体ずつ描かれていますので、全部で6冊のシリーズになるのでしょうか。この後のアルスルとルカの関係性も含めて、続きが楽しみなシリーズです。 -
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ネタバレやや大人向けのハイ・ファンタジー作品です。
父親からも母親からも愛されてこなかった主人公・アルスル。
彼女は父親殺しの汚名を着せられ、一族の出身地へと送られます。そこで出会ったのは、大木に串刺しにされた白豹の「人外」でした。
人間をはるかに超える「力」を有する「人外」と共存している世界を舞台に、まっすぐに、ひたむきに生きているアルスルの姿には美しさがあります。
一見すると無口で自分の考えがないように思える彼女の言動は、じっくりと周囲を観察して考えを深めていることの裏返しでもあります。
アルスルは愛ゆえに狂気に堕ち、人を襲い続ける「走訃王」との戦いを宿命づけられますが、悲嘆せずに自分がなすべきことを見つめる彼女の冷静さと、戦いの場での機転にも魅了されました。
次作では「政治」にも巻き込まれていくのでしょうか。
出奔した人外・リサシーブとの再開も期待してやみません。 -
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ネタバレ待ってました、六災の王シリーズ、3冊目。
今回もモフモフたちがたくさん出てきます。
ねずみの三大臣、妙に憎めず愛らしいんですが。
愛らしいといえば白猫版リサシーブも、キャラメリゼもコヒバも、グンヒルダスも、なんならご主人様ラブのフェンリルも可愛い。モフモフ天国でした。
今回のお話もなかなか凄まじいし(地動王の内部は四次元……四次元??位相幾何学??エイリークすごい、何言ってるかわからん)、ウォルフも最初かなりヒドイし、走る王は暴れるし、アルスルも大変な目にあいますが、ルカの歌が呼び戻す、というのがステキでした。この色男め。
とにもかくにも、楽しく読ませていただきました。
まだ出てきていない六災の王たちがいますので、次巻……でますよね……?
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購入済み
シリーズ3作目!
王国の神様的炎龍が飛んで来て産卵、無事にヒナ龍は誕生するのか?
という話にかこつけて、登場人物達の過去の因縁アレコレ紐解く。
最後はまさかまさかのBLで、笑った。
続編、出ないかなあー
続編希望!
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ネタバレ60ページほど読んだところで続編の購入を決めた。この世界観を1冊だけで終わらせたくない、もっと楽しみたいと思った作品。
ホラー作品を読み慣れているせいか、言うほどグロテスクには感じない。これでそうなら三津田の作品なんかもグロテスクになってしまう。
描写が上手く、映像が思い浮かぶように感じる箇所が多々あった。選評にある「映像的」はこのことか。「見える文章」は好きなので早い段階で続編購入を決めたのもそれが理由かもしれない。最序盤での盲獄での描写から、"設定だけ"の作品では無いと感じた。グロテスクさも、この描画の上手さ故に絵として浮かんでしまうから、ということもあるか。
途中で巻末の用語集の存在に気づいた。幽鬼や黒髪の大戦などは中盤、後半にならないと説明がでてこないので用語集はよかった。
全体的には「哀しみ」が随所にちりばめられ、エンディングでもすべてが良い方向へ行くわけでは無い。でも後味は悪くない。哀しみや後悔を背負いながらなんだかんだと生きていくという物語である。主要な登場人物は最後のどんでん返しもあって良い方向へ向かう。報われないのは第二皇子の影武者だけ(ぶしゅうもか)か。
死霊術を中心に据える以上、死から離れることは出来ず、死には悲しみがつきまとうのだから、物語が寂しげな、湿った雰囲気をまとうのは致し方ないか。
とはいえ、ユユの出産や彼女の母親としての強さ、出産後の朔屋の華やいだ雰囲気、街の喧騒や祭りのウキウキした空気、細かい部分では序盤の象牙が声を掛けられる食堂内など、場面場面で"生"を感じる活発な、楽しげな描写がなされており、読んでいて暗い気持ちになるような所はない。
「金魚小僧のうわごとの中の水車はそういう意味だったか」「儒艮の能力は自身の聡明さとご先祖の知恵を合わせたからか・・、そういえば序盤の青囁洞でのシーンは先客がいて儒艮は内部に入らなかったというトリックがあった」「何気なく出てきたギミックの龍魚と界人の関係」「儒艮の足を世界観の中で動かす方法」など、種明かしや読み手をそっとミスリードする手法も終盤での面白さにつながった。
この面白さが処女作(= 著者のこれまでの人生をかけた大作)だからなのか、今後も繋がっていくのか、続編以外の作品も期待して待ちたい。 -
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前作から成長して19歳になったアルスル。今度の敵は、空域(ヘブン)のオオワシだ。
更に、年頃のアルスルには皇帝の息子との縁談、騎士団長としての責務、護衛官との淡い恋など盛りだくさん。
そして、今回は猫が活躍。もちろん犬たちも黙ってはいません。モフモフたちが、空中戦に挑みます。
アビシニアン降下訓練「にゃんこ雨」、見ものだろうなぁ。
人間たちも色々と大変な目に会います。
特にルカ。
妙なものに気に入られるし、御主人様は可愛いしで、この先も大変だとは思うけど、でも彼ならきっとどうにかしてしまうのでしょう。
観客席から見守るかのものもきっと満足するはず。
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ネタバレ儒艮と金魚小僧のその後の物語。
平和に暮らしているのかと思えば、幽霊屋敷に引っ越して開塾するわ、炎龍の騒動に巻き込まれるわ、挙げ句の果てには命狙われたりと、相変わらず平穏無事とはほど遠い二人。
今回は、母子の愛、家族の在り方、親友との絆を主軸にして、金魚小僧の成長物語でもあったのだな、と思う。
こじれて縺れきった糸を、少しずつ解いていって、でも全部はほどけない。頑張る金魚ちゃんの回でした。
しかしな、金魚小僧が「儒艮はズレてる」ってことあるごとに言うけど、金魚ちゃんだって相当ズレてると思うよ…(笑)。
最後のあの場面であのセリフは……まあ、そこが、金魚小僧の金魚小僧たるところだし、儒艮ともウマが合うのだと思うけど。
今回、金魚小僧から儒艮への思いで締めくくられていて、ふと1巻の終わりを思い出した。あの時は儒艮が、金魚小僧の笑顔に安堵していたな、と。
どちらも互いを大事に思ってる。そういう絆の物語。
ということで、面白く読みました。
続きも待ってます。