桃戸ハルのレビュー一覧
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5分後に…
ふと立ち寄ったコンビニで久し振りに手に取った本でした。何年振りかな、と思いながらサンプルのシールが貼られていることに笑えて1話だけ読んでみました。5分後…ショートストーリーでも考えさせられる内容でした。表紙に戻り作者の名を携帯で検索。ちょうどお盆休み中だったので、その内に電子書籍で読みたくなった本でした。
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Posted by ブクログ
過去と未来の間
「記憶をなくした過去のオレには、もうしばられないでいいんだ。過去のオレとは別れてほしい。でも、これからの想い出を新しくふたりでつくっていきたい」という所がすごく感動した。
花を贈る人
「僕は、きれいな花束を持っていくよ。だって、久しぶりに妻に会うんだからね。」が、すごいなぁ〜と思った。患者さんの最期に寄り添うのは、案外花屋さんだったりするんだなぁ〜と思った。
告白
魔法の杖を使わずにとって置いても、後悔することになるんだなぁ〜と思った。タイミングを考えでも使うのがいいんだなぁ〜と改めて思った。
公正な裁判長
まさかの両者から、お金を貰っていたとはびっくりした。80万ドルずつもらったから、公正な裁判が確かにできるなぁと思った。
身代わり
「どうして、パッポが死んじゃうの!どうして、パパが僕の身代わりになってくれなかったの!!」すごく悲しくて虚しく思った。お父さんに申し訳ないと思った。
暗証番号
三男は頭がいいなぁと思った。暗証番号は、家族で海に行った日というのがいいなぁと思った。
若者よ
「あなたに借りたお金は、きちんと返せるはずだったんです。」こうやって、借金していくんだなぁと思った。そして、借金しては、いけないなぁと思った。
愛妻弁当
人をこそうとしては、いけないなぁと思った。死んだという報告を受けて、これからどうして行くのかなぁと思った。
予知能力
全て夢の中のことなんだなぁと思った。すごくびっくりした。幸せな人生を送れると思ったけれど、人生そんな上手くいかないなぁと思った。
穴を飼う
なんでもかんでも、穴に食べさせると酷い目に遭うなぁと思った。妻は自分のためではなく、将人のためだったのに悪いことをしたと後悔している。
プロポーズ
結婚しているけれど、もう一度プロポーズされるのは、嬉しいだろうなぁと思った。認知症で大変だけどお世話して良かったと最後に思えたかな……
記憶
「自分が憎まれることで、アカネちゃんを守ろうとしたんだろうな。」自分が死ぬ間際に、嘘をつくなんてすごいと思った。アカネちゃんのことを思って、言ったんだなぁと思うと感動した。 -
Posted by ブクログ
国語の先生をやっている身としては、この本は国語力の初歩の初歩でつまずいている子にとってなかなか価値が高いと思う。
まず、すぐに1話が読めるので、読書が苦手な生徒も読みやすい。
1話ごとに意外性も違いがあって飽きずに読めるし、もし飽きてもそれほど挫折感には繋がらない。
それと、「意外」と感じるためには文脈を読み取ることが必要になるので、どういうことか頭を悩ませる必要がある。
案外全く国語ができない生徒はこの本のオチにも気付くのが遅れるんじゃないかと思います。
とっぴな発想をして国語の力がなかなかつかないよって子にいい練習になりそう。
話の内容もユニークだし、ところどころ皮肉が効いてるのもいい。
最後まで読むとオチがあるのもよかった。 -
Posted by ブクログ
このシリーズの中では、上位のおすすめ作品。
何がいいって?
『夏の葬列』『地獄変』が入っているではないか!
この二作は、トラウマ物、なんて大袈裟な言い方をする人もいるが、
確かに、こんなの教科書に載せちゃっていいのかと疑問に思うほど、怖い。
多くは語るまい、検索すればあらすじも、抄録もでてくるだろう。
でも、是非とも、読んで欲しい。
どちらも人を殺してしまった話だ。
人が死ぬ話は多い。
金田一少年だって、名探偵コナンだって、コロンボも、ルーサーも、人は死ぬのだけれど、
そういう、謎解きのための殺人ではないのだ。
もっと、人の根元にある狂気や悪意だけでなく使命感や好奇心が、人を死に至らしめる。
私だって、誰かを殺しかねない、そんな気持ちにさせるのだ。
「中間管理職の苦悩」は翻案されているが、これはうまい翻案の仕方だ。
きっと、誰もがこの教頭先生に肩入れするだろう。
しょうもない部下を持った、なんて現に嘆く中間管理職もいるだろう。
私は部下を持っていないので、(いつまでも平社員だ)苦悩はわからないのだが、これにはやられた。
「二人の結婚」は現代的な物語だ。
そのうちこういう事も当たり前になってくるのかもしれない。
それは、カラフルな世界だろう。
寛容は、自分自身を自由にする。
「待つ人」「上司のアドバイス」も秀逸。
巻末には、原作者の一覧もあるので、ぜひそちらも参考に。
ずっと、これがあった方がいいと言い続けていた事なので、嬉しい。
本好きな人が増えてくれると、嬉しい。