あらすじ
累計90万部を突破の超人気シリーズの「涙」バージョン。嬉し泣き、悔し泣き、もらい涙、ほろっと涙、慟哭…。さまざまな形の涙の物語を新収録。ただし、涙だけでは終わらない。最後にぞっとする話など、全編、「意外な結末」を保証!
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Posted by ブクログ
・文字が多くて、涙×意外な結末でした。5・6年むけです。本の中に全30話入っていて、くやし涙、うれし涙、感涙、涙目…たくさんの涙が出てきます。
・悔し涙、嬉し涙、感涙、涙目、さまざまな涙がある物語です。意外な所から始まる涙がとても感動しました。一度読んだらはなせなくなる本です。
・大人でも子供(高学年)でも読めるし、短編集なので違うジャンルのものがたくさんありあきない。あなたが読みたいのはどんな物語?
Posted by ブクログ
5分後にというだけあって、5半程度で読める短編。いろいろな涙があった。これは涙かな?っていうお話もあったけど、人はいろんなことに涙を流すんだなとも思った。短いとお話の中でちゃんと「転」があるところが勉強になる。こういうお話が書けるって素敵だな。この「5分後に」シリーズは他のものも読んでみたい。
Posted by ブクログ
このシリーズの中では、上位のおすすめ作品。
何がいいって?
『夏の葬列』『地獄変』が入っているではないか!
この二作は、トラウマ物、なんて大袈裟な言い方をする人もいるが、
確かに、こんなの教科書に載せちゃっていいのかと疑問に思うほど、怖い。
多くは語るまい、検索すればあらすじも、抄録もでてくるだろう。
でも、是非とも、読んで欲しい。
どちらも人を殺してしまった話だ。
人が死ぬ話は多い。
金田一少年だって、名探偵コナンだって、コロンボも、ルーサーも、人は死ぬのだけれど、
そういう、謎解きのための殺人ではないのだ。
もっと、人の根元にある狂気や悪意だけでなく使命感や好奇心が、人を死に至らしめる。
私だって、誰かを殺しかねない、そんな気持ちにさせるのだ。
「中間管理職の苦悩」は翻案されているが、これはうまい翻案の仕方だ。
きっと、誰もがこの教頭先生に肩入れするだろう。
しょうもない部下を持った、なんて現に嘆く中間管理職もいるだろう。
私は部下を持っていないので、(いつまでも平社員だ)苦悩はわからないのだが、これにはやられた。
「二人の結婚」は現代的な物語だ。
そのうちこういう事も当たり前になってくるのかもしれない。
それは、カラフルな世界だろう。
寛容は、自分自身を自由にする。
「待つ人」「上司のアドバイス」も秀逸。
巻末には、原作者の一覧もあるので、ぜひそちらも参考に。
ずっと、これがあった方がいいと言い続けていた事なので、嬉しい。
本好きな人が増えてくれると、嬉しい。
Posted by ブクログ
このシリーズは、面白くて読みやすいので好き。
ま、「涙」の結末とは思えないのもあった気がするけど(笑)
お気に入りは漱石のあの名作の翻案「中間管理職の苦悩」
まさかのその展開とは、本当にびっくり、そして、やられた感にニヤリ(笑)
最後に収録の作品を含め、「補聴器」などいい話が色々で嬉しい。
「思い出の絵」のラストもうまい!
「夏の葬列」は、国語の教科書に載っていたなぁ。あのラストは息が苦しくなる。。。