感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2019年01月11日
・文字が多くて、涙×意外な結末でした。5・6年むけです。本の中に全30話入っていて、くやし涙、うれし涙、感涙、涙目…たくさんの涙が出てきます。
・悔し涙、嬉し涙、感涙、涙目、さまざまな涙がある物語です。意外な所から始まる涙がとても感動しました。一度読んだらはなせなくなる本です。
・大人でも子供(高学...続きを読む年)でも読めるし、短編集なので違うジャンルのものがたくさんありあきない。あなたが読みたいのはどんな物語?
Posted by ブクログ 2020年05月15日
このシリーズの中では、上位のおすすめ作品。
何がいいって?
『夏の葬列』『地獄変』が入っているではないか!
この二作は、トラウマ物、なんて大袈裟な言い方をする人もいるが、
確かに、こんなの教科書に載せちゃっていいのかと疑問に思うほど、怖い。
多くは語るまい、検索すればあらすじも、抄録もでてくるだろう...続きを読む。
でも、是非とも、読んで欲しい。
どちらも人を殺してしまった話だ。
人が死ぬ話は多い。
金田一少年だって、名探偵コナンだって、コロンボも、ルーサーも、人は死ぬのだけれど、
そういう、謎解きのための殺人ではないのだ。
もっと、人の根元にある狂気や悪意だけでなく使命感や好奇心が、人を死に至らしめる。
私だって、誰かを殺しかねない、そんな気持ちにさせるのだ。
「中間管理職の苦悩」は翻案されているが、これはうまい翻案の仕方だ。
きっと、誰もがこの教頭先生に肩入れするだろう。
しょうもない部下を持った、なんて現に嘆く中間管理職もいるだろう。
私は部下を持っていないので、(いつまでも平社員だ)苦悩はわからないのだが、これにはやられた。
「二人の結婚」は現代的な物語だ。
そのうちこういう事も当たり前になってくるのかもしれない。
それは、カラフルな世界だろう。
寛容は、自分自身を自由にする。
「待つ人」「上司のアドバイス」も秀逸。
巻末には、原作者の一覧もあるので、ぜひそちらも参考に。
ずっと、これがあった方がいいと言い続けていた事なので、嬉しい。
本好きな人が増えてくれると、嬉しい。
Posted by ブクログ 2017年07月05日
このシリーズは、面白くて読みやすいので好き。
ま、「涙」の結末とは思えないのもあった気がするけど(笑)
お気に入りは漱石のあの名作の翻案「中間管理職の苦悩」
まさかのその展開とは、本当にびっくり、そして、やられた感にニヤリ(笑)
最後に収録の作品を含め、「補聴器」などいい話が色々で嬉しい。
「思い出...続きを読むの絵」のラストもうまい!
「夏の葬列」は、国語の教科書に載っていたなぁ。あのラストは息が苦しくなる。。。
Posted by ブクログ 2017年04月14日
複数人の作家によりタイトルのテーマに沿った作品が並ぶ短編集。
中高生の、恐らく普段余り本を読まない層向けなのか、表現や展開に工夫がされていてさくさくと読み進められる。個人的には、全編ゴシック体なのが驚いたが。
歳を重ねている本読みには、各話半分くらいで概ねオチまで見えてしまうのだが、まだこれ...続きを読むから小説の世界の扉を開こうとしている人には、こういう寄せ鍋のような一品も良いキッカケになるのだろう。
短編ゆえに構成や伏線に凝って欲しかったな、というのが散見されたのはちと残念。