桃戸ハルのレビュー一覧
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ネタバレ暇つぶしにピッタリな本であり、そこそこに面白い話が詰まった短編集である。特に面白い話は、「デートのマナー」。
最初は彼氏と行っているものかと思いきや、話の途中でパパと出掛けていたことが発覚。何よりも、高2にして「パパ、ママ」呼びとは… もう少し大人になっても良いのでは?(私の家では、幼少期から「お父さん、お母さん」呼び笑)などと思ってしまった。
「お父さんのいる生活」というのが、小3で止まっている私にとって、何とも想像しにくいストーリーだった。しかし、「恋人のことが気になるお父さん」という存在が羨ましくもなり、この話だけで色々と想像できた。 -
Posted by ブクログ
昨年出版。
たくさんのシリーズの中では最新刊?
「知らない家族」
認知症の物語なのだが、まずは主人公が少女ではなく、認知症の高齢女性だという事でひねりが一回、そしてもう一捻り。
何が正しいのかわからなくなる。
「母の味」
悲しい話?いい話?
いや、どちらでもない。
コロッケの話だけに口をあんぐり。
「愛されたい」
手塚治虫の「火の鳥」ロビタを少しおもわせる。
愛とは与える量より与えられたい量の方がきっと、多い。
でもどうにも切なくてたまらない。
心はどこからくるのだろう?
生まれる前からあるのか?
だとしたらどこから来たのか?
そんなことまで深く思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
ショートショートが100話。
「賢さの証明」、「愛はお金では買えない」、「最後の一言」はブラックジョークが効いていて面白い。
比較的本書はブラックな結末を辿るが、それは心の中にある己の闇を引き出すのに持ってこいだ。
自分の心の闇を知れば対処ができる。
インフルエンザと同じで、かかった、とわかれば対処もできるが、わからなければ対処できない。
私は清廉潔白、真っ白なのだ、素晴らしい人間であらねば、と思うからうまくいかなくなる。
かといって私はダメな人間で最低最悪だ、と思いこみすぎるのもまた極端に卑下していてうまくいかない。
大事なことは、認めて、微修正を繰り返すこと。
それが難しいのはわかっている -
Posted by ブクログ
100話のショートショート。
全て関係ないわけではなく、物によっては話が続いているものも。
ストーカーの話、科学者の話、魔神の話などはつながっていて面白い。
特に魔神の話はお気に入りだ。
騙し、騙され、改心し、で、結局搾取される。
ここだけ読むと特殊詐欺、いわゆる「母さん助けて詐欺・オレオレ詐欺」のようだ。
簡単にできる、誰からも指示されない楽に稼げる方法は、と思うけれど、結局詐欺グループも「会社」みたいな構造。
結局人間は社会のピラミッドから逃れられない。
第83話のサッカー選手の話は実際の話を翻案したものだそうだ。
日本では奉仕活動というのが弱かったり、胡散臭いものとして扱われがちだ(欧 -
Posted by ブクログ
30編のショートショート。
幽霊屋敷は、住人が発狂しそうになっているが、それを別の箇所から覗いている誰かがいる。
人の苦しみを面白がっていることが果たして倫理的にどうか…?
そのあとの見物人たちの言葉が怖い。
でも、我々もやっては、いまいか?
誰かが苦しんでいるのが面白くてたまらない。
だって、苦しむのは私じゃないから。
『会えるのは一度だけ』
ドラえもんに同じような話があったなと既視感を覚えた。
翻案と言えるのかもしれないが。
『理想の恋人』
本当に理想の恋人で、私も欲しい。
でも、それを追求しすぎると、なんだか人の心を失いそうだ。
中にはどこかで見たことのあるものもあるし、昔話を翻