桃戸ハルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
みなさんの評価はかなり少なめですが、私としてはとてもおすすめしたい本でした。
本当に何度も借りるほど。
泣ける話もありますが、泣くというよりもあぁ、こういう結末なんだ。想像出来なかった。
というような驚きが多かった気がします。
ありきたり。
その言葉に飽きてしまった人におすすめしたい本でした。読みやすく、面白く、一つのお話自体がかなり短いので分厚い小説をよく読む方にはあまり向いてはいないかもしれませんが、電車の中や暇な時間などスキマ時間に読める小説なので、小説に手が出しにくい方に是非オススメしたいです。
シリーズ化しているので飽きることなく、沢山のお話を読めるところが素晴らしいと思いましたが、シリーズの中でも面白い本、あまり面白くない本と分かれるので、1度一つお話を読んでから買ってみた方がいいと思います。
私はあまり一つの小説の中にたくさんのお話が詰まっている本は好きではありませんが、
この小説は面白かったと思います。
文字数が少ないからこそ感動できる。
そんなお話が多かったような気がしました。
かなりおすすめな本です。
マンガは好きだけど文字が多すぎる小説は苦手。
ありきたりの言葉に飽きてきた。
そんな方にぜひ読んでもらいたい小説でした。
ぜひ読んでみてください。 -
Posted by ブクログ
「結末」の前に「結び方」がいっぱいある本
短編が20個。スケッチが19個。つまり、読み手に「39回の違う結び方」を提示してるんですよ。
実際に読んでみると、感動系もあれば、え?ってなるのもあるし、ほっとするのもある。完璧な傑作ばかりじゃない。でもそれがいい。だって人生だってそうじゃないですか。全部が名作じゃない。
朝読書用に買いました、とか「5分で読める」ってのが売りらしいんですけど、大事なのはそこじゃなくて、読んだ後に「あ、こういう見方もあるんだ」って思えるかどうか。この本はそれができる。
一つの話から無限の可能性を引き出す、って難しいことをやってるんだけど、難しく感じさせない。「あ、こう来たか」ってなるじゃないですか。それ。そういう本です。
ただ、「結末まで言っちゃう」やつもあるので、ネタバレ注意とか、そういうのは抜きにして、純粋に「この話、何度も読みたい」って思えるのは半分くらいかな。だから★5にはならないんですけど、それでいいと思う。完璧である必要はない。むしろ「迷える」「複数の感じ方ができる」ことが価値なんでしょう。
白の巻ってつくのも好きで、黒の巻もある。つまり、同じストーリーでもいろんな色に見える。そういう「複数性の提示」だと思う。
子どもにもおすすめですが、大人が読んでもいいです。自分の「見方」を問い直される。そういう本。