清水勝彦のレビュー一覧
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ファイブフォース分析
スイッチングコスト
国際化に対する3つの戦略(4象限の3つ)
縦軸:国際的に見たビジネスモデルの統一性(小->大)
横軸:当該国のニーズへの対応(小 -> 大)
大・小 (左上)グローバル - 他国で成功したモデルをそのまま使う
小・大 (右下)マルチドメスティック - その国の文化やニーズに合わせてモデルを変える
大・大 (右上)トランスナショナル - 双方を兼ね備える
何が同じで、何が違うか、あるいは何を変えずに、何を変えるか。(環境変化に対する企業の本質的な課題)
サイキックディスタンスパラドックス (心理的距離の逆説)
同じ様な国だから(同じアジアだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ筆者自身もいうように野球でいう「素振り」的な内容です。
新しいネタは少なかったですが、短時間にサクサク読めますし、ポイントがまとまっていてよいと思います。
===メモ===
・戦略とは強みを生かすこと
・どの顧客セグメントを選び、どの顧客セグメントを捨てるかという決断が
なくては、「差別化」をするこをはできない。
・問題を考えるときは、客観的な事実、できれば数字から始める
・もし、すべての顧客のニーズを満たそうとすれば、
結局誰のニーズも満たせない。
・4つの戦略オプション
M&A、JV(50%)、提携(ライセンス料)、自前
・完璧な補完関係にあるということは、全然違うという -
Posted by ブクログ
内容はいたって普通の戦略立案の本。
解説も別に目新しいものではないが、どのような場面でどのようなフレームワークを用いると効果的かがよく書かれている。
その際に、重要なことであるが、フレームワークは答ではなくて、方法であるということを再三にわたり繰り返しているということだ。
よくケース問題を解くと、必ずBCGのマトリクスを使って満足気になっている人間がいるが、そんな人には目からウロコが落ちる本であると思う。
戦略的な思考法ならばBCGの内田氏の書籍が参考になるし、フレームワークならばそれに特化した専門書のほうが実用的だし、応用もきくと思う。
この手のような万人受けする書籍はわかりやすいのだ -
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(K) 新しい戦略が行き詰まる原因を、イノベーションをもたらす人や組織の観点から紐解いている。MBA的なアプローチで緻密な分析を施し戦略を練りに練ることによって、良い戦略が作れると考えがちであれば、そもそもその考え方が間違いで、正しい戦略などあるわけがないと割り切ってどうあるべきかを考えている。そもそも経営とはスマートなものではなく、試行錯誤の繰り返しの上に成り立っている。これを効率追求として様々なことを試みるが、結局はやってみなければ結果はわからないもの。だったら、容易にちょっとやってみようと思え、そして試すことができる環境を作ることが大切だと説いている。
振り返って見ると、全く同じ轍を踏 -
Posted by ブクログ
経営戦略とは、戦略とは、ある一定の目的を達成するために、ターゲット顧客を絞り込み自社固有の強み(ユニークネス)を持ちいつつ、競争相手と比べてより安いまたは、より価値のある商品・サービスを提供するための将来に向けた計画である。3Cをベースに戦略策定プロセスの基本が展開されている。外部環境、内部環境を分析して事業戦略を考える。その事業戦略にどのように資源を分配するかが企業戦略である。
このの根底には、フレームワークだけではうまくいかず、組織としての緊張感やコミュニケーション、考えることを匂わせる本だと感じ取れる。また、ポーターが嫌い無いなのかな?とも。
戦略について深堀するのではなく、ざっと全体 -
Posted by ブクログ
(K) 良くある戦略論を筆者の経験を踏まえてわかりやすく書き下ろした内容。戦略論としての目新しさは全くないが、筆者の経験から生まれている言葉に幾つか面白いものがあった。「リコールのような問題は大きな問題と思えるが実はそうでもない」「似ているという思いこみから小さいが重要なことを見逃す」「ノミの心臓を持たない人はリーダーに値しない」などである。正しい答えの無い話だけに、どう解釈するか、そしてその解釈に一貫性があるかどうかが重要であるが、筆者はいろいろな経験から気付いた事だけに説得力がある。このような、様々な考え方に触れて、自分の考え方の幅を広げていくことは重要なことであり、これからもこのような本
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Posted by ブクログ
【要旨】
MBAの普及により、戦略の考え方が一般化した(戦略のコモディティ化)。その一方で環境は刻々と激変している。このような現在では、過去のデータ分析や論理的な問題解決では上手くいかなくなっているのではないだろうか?
環境は変わるという自明の理を考慮し、まずは自社の資源から戦略は始めるべきではないだろうか。
また、イノベーションやブレークスルーをもたらすのは個人の「思い」や「こだわり」であることが多い。この個々の可能性を、アイディアのポートフォリオとして、組織的にマネジメントしてみてはどうだろう。これが「やってみなければわからない戦略」である。
ここで重要なのは「新しいアイデ