筏田かつらのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学6年女子真咲の、鈍感大学生行成への片思い。真咲は転校生としてなかなか新しい同級生になじめないながらも、それなりに学校生活を送る。偶然の再会をきっかけに、行成に口実を見つけて会いに行く。行成には男の子だと誤解されたまま親しくなってゆき、些細なひと言、些細な出来事に一喜一憂し、思いを募らせる。本当は女の子だと打ち明けられないまま時間が過ぎてゆく。
傍らにはいくつもの恋の形が描かれている。行成と彼女のすれ違いと別れ。天九の通じない片思い。愛実の一途な気持ちと当たって砕ける覚悟。真咲の叔父の許されない恋。両親の本当の関係。時間の経過とともにそれらの変化も描かれている。
駆け引きはあっても打算はない