國友公司のレビュー一覧

  • ルポ路上生活

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    ネタバレ

    以前幡ヶ谷に住んでいた為、新宿に出向く機会が多く、ホームレスをよく見かけた。
    確かに区画によってカーストがあるような感じもしたが実際にそうだったのか。
    この本が書かれていたであろう時期にも何度も新宿に行っていたので、もしかしたら黒綿棒や著者に遭遇していたのかもしれない。世間は狭い。
    幡ヶ谷の女性殺〇事件の事も書かれていて、当時よく通っていた居酒屋のママさんがインタビューされていた事を思い出すなどした。

    炊き出しに何度も訪れる人が居るというのは知っていたが、あそこのはダメ、ここのが美味しい、お小遣いが貰えるなどという事は知らない情報だった。
    また、炊き出しにはホームレスしかいないと思っていたの

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    2022年06月10日
  • ルポ路上生活

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    ネタバレ

    2021年夏、オリンピックの年。東京でホームレスとして過ごした著者のドキュメント。

    前回に続き飾らないルポが面白かった。
    意外に快適に過ごしているような気配もあったけど、実際自分には真似できない。
    黒綿棒さんとの再会や、最後のおとなりさんとの別れが、切なかった。
    宗教関係の炊き出しで、布教活動の一環であるのが驚き。考えてみればそりゃそうかと納得なのだけど、自分は全くと言っていいほど無宗教なので、そこまでして布教するもんなんだなと思った。
    価値観は人それぞれだな、と改めて思った。

    冬の生活も読んでみたかった。
    また、皆がどうしてホームレスになったのか、もう少し深く知りたいと思った。難しいかも

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    2022年04月27日
  • ルポ路上生活

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    新宿西口、上野駅前、荒川河川敷など。ホームレスの生活を実際に体験する2ヶ月のルポルタージュ。

    オリンピックが開催されている頃、ホームレスを体験する。炊き出しや無料シャワーなどの支援もありつつ、一方では生活保護者を食い物にする貧困ビジネス。

    出身が西新宿なのでホームレスはある意味身近な存在。公的機関のほか、ボランティアによる支援がことの他充実している。

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    2022年04月07日
  • ルポ路上生活

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    読んでビックリだった。
    自分がイメージしていたホームレス生活
    とは違っていたから。
    食事に困ってる人はほぼいないし、
    あえてホームレスを選んでいる人も
    いるらしいこと。
    いままでなら不憫な眼差しで観ていたような
    気がするけど、そんな目でみなくて
    良いのだと思った。この生活を選択したんだと。
    それは性善説に基づいて、宗教団体や
    ボランティアの方々が彼らの生活を
    支援してくださっているからなのだけど。

    ホームレスの方々に貧困ビジネスには、
    ひっかからないようにして!と思った。

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    2022年03月28日
  • ルポ路上生活

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    薄々わかっていたのだ。やはり真に困窮した路上生活者は刹那的にしか存在していないと言う事実。
    不潔さや匂いや世間体や他人の視線や自尊心の葛藤。そんなことに多少耐性があればむしろ快適で栄養過多で持て余す時間を抱えた自由な暮らしである。
    社会的に言えばセーフティネットはもちろん必要でこれを無くしてしまえばわずかばかりとはいえ確実に困窮している人たちを救うことはできないだろう。
    そしてそういうシステムには必ず余剰が生まれ、そこには喜怒哀楽を伴った社会的な共同体が生まれてしまう。いや悪いことではない。筆者の言うように、ここまで養生があるセーフティネットを整備できる日本は確かに成熟した国なのだと思う。

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    2022年02月06日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    2018年刊行。
    駆け出しのライターである著者が、西成に潜入し、その経験を基に著したルポ。

    西成。現在は大阪市西区あいりん地区と名を変えたこの地区は、関西最悪のゲットー、日本最大のドヤ街と呼ばれる。
    地元の人間も、夜はまず近寄らない。

    本著では、著者が実際に西成の真ん中に住み、飯場(ばんば)に入り、土工として働き、その過程で西成の人々と交流した実体験が描かれる。

    非常に生々しく、どこまでが著者の演出かは分からないが、リアルな西成の姿が感じられた。

    現在の西成は、かつてとは異なり、活気のあるドヤ街というよりは素行の悪い老人たちの掃き溜めとなっている。
    住人が老い、若い人たちはあまり近寄ら

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    2025年11月06日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    大阪に住んでるのに西成は近くて遠い町

    最近は随分近くなったようだけれど行ったことは無い町

    案外、大阪以外の人のほうがハードルを感じないのかもしれない

    著者が西成に住んで生活して少し染まって外に出ていくお話

    いつか本当に西成の住人になった著者が書いたルポを読んでみたくなった

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    2025年10月18日
  • ルポ歌舞伎町

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    面白いんだけどドヤ街やホームレスの中に紛れ込む他の作品ほどではないかな
    ある種の迫力に欠けていると思う

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    2025年09月30日
  • ワイルドサイド漂流記 歌舞伎町・西成・インド・その他の街

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    初、國友公司

    それぞれのルポのオムニバス的な本
    これからいろいろ読んでいきたくなる
    黒岩重吾も読みたくなった

    著者はのんけと言いながらやたらそっち方面にもてている

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    2025年09月26日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    人間の成れの果てが集まる西成。自分自身では極力行きたくない場所。
    だからこそこういったルポを好奇心で覗いてみたくなるのだろう。ルポを見ると丁寧に描かれている。西成に住む人々のことを対等に扱っており、それもそれでなんだかなぁと…最後の方で言ってるように期待するだけ無駄だし、そういう役になりきってるだけなんだと割り切ったほうが西成という場所に限らず、どこの場所でもやっていけるのではないかと感じた。

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    2025年09月02日
  • ルポ歌舞伎町

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    2023年刊行。
    フリーライターである著者による現在の歌舞伎町こルポ。

    このルポを書くために著者は歌舞伎町の中心地、その道の人が多く住む「ヤクザマンション」にしばらく居を構えているという。
    「深く知るために、自らも潜る」という姿勢がライターとして素晴らしいと思った。

    歌舞伎町は現在の日本における一番のゲットーである。
    この世界にほとんど縁のない自分としては、本作は新鮮かつ興味深い内容だった。

    キャバ嬢、風俗嬢、ホスト、スカウト、ヤクザ、半グレ、立ちんぼ、中国マフィア、台湾マフィア、黒人、これらが歌舞伎町における主要プレーヤーである。
    まさに坩堝、カオスな街である。

    著者は彼らへのインタ

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    2025年06月17日
  • ルポ路上生活

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    彼らの方が自由で楽しそうにみえるが、彼らが捨てた何かを我々は捨てることが難しい。黒綿棒さん、新宿にまだいるのだろうか

    ちょっと体験してみたい

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    2025年05月23日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    ルポ物は初めて読んだが著者の実体験手記なので非常に面白く読めた。西成という、日本でも最もアクの強い現場に潜入してよく無事に生還したと思う。また、あだ名の付け方や心の呟きが面白かった。
    難しかったと思うが、もう少しコアな写真も欲しかった。

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    2024年10月26日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    ルポ歌舞伎町が面白かったので、こちらも読んでみた。
    歌舞伎町もヤバい人が多いけど、西成はさらにその上をいく感じ。興味本意で近づいてはいけない地域だなと感じた。

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    2024年09月04日
  • ルポ路上生活

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    夏は公園やビルでペットボトルに水を汲む。

    ホームレスはすぐに歯をだめにしてしまうため、砂糖を食べない人もいる。

    無料低額診療事業。経済的な理由で医療を受けれない人は、無料・低額で医療を受けることができる。

    アルファ化米。ご飯を急速乾燥させたもの。水や熱湯を注いで食べる。非常食用。炊き出しに使われる。

    ホームレスの荷物をホームレスが盗んでいく。

    激減したとは言え、ホームレス狩りの危険がある。周りに誰もいない場所では寝ないこと。

    上野公園でホームレスをしていると、キリスト教や信仰宗教に勧誘される。

    パチンコ屋の朝。並んで抽選を代行して千円もらう。

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    2024年06月27日
  • ルポ歌舞伎町

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    歌舞伎町の裏側を書いた本。。

    ヤクザマンションに著者が実際に住んで、
    取材を行っています。

    ホスト、風俗嬢、ヤクザ、マフィア、
    色々な話が書いてあります。

    中でも、風俗嬢とホストの
    関係が非常に印象的でした。

    ホストにハマっている人(ホス狂い)は
    風俗嬢が9割だそうです。

    ホストを支えているのは風俗嬢、、
    弱者男性からお金を搾取して、
    ホストに貢ぐ。。

    世の中のお金って、
    そうやって循環してるんでしょうね。。

    まぁ読んで損はない作品だと思います

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    2024年02月20日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    その日暮らし

    ってな事で、國友公司の『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』

    筑波大学を7年かけて卒業した著者が就職を諦めフリーライターの道へ。

    その第一発目が西成ルポタージュ。

    ドヤ街に入り、飯場で仕事をしながらドヤ街に住む底辺と言われる人々の生き様、街の様子を描写する。

    まともな人間は居ないと言うくらい、元ヤクザ、元犯罪者、元ヤク中、現犯罪者、現逃亡者、現ヤク中と身元も過去も訳ありな人々が行く着く巣窟。

    リンゼイさんを殺害して逃亡してた市橋も西成のドヤ街で身を隠し飯場で働いてと言う…

    覚せい剤、麻薬なんかは日常的、昔ほど暴動とかは年寄りが多くなった為、殆ど無くなったが、大声で喚き散

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    2024年02月04日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    Youtubeで見ると國友さんまともそうな人なんだが(比較対象が丸山ゴンザレスや草下シンヤだが)ああいう人があいりん地区に潜入するというのが面白い。

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    2024年01月24日
  • ルポ歌舞伎町

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    以前、歌舞伎のホス狂いに特化して取材された本を読んだが、この手の本はストリートビュー片手に読むと面白さが倍増する。本に出てくる道や建物の名前をストリートビューで見ると、画面上ではさほど危険がある様には見えないのだが、それは昼なの顔なのだろう。
    行こうと思えば誰でも行ける場所に、エロだけでなく薬物や暴力、貧困など別世界の様にも思える顔がある。フィクションじゃなく全て事実。凄まじいエネルギーだと思った。
    あと、人気シリーズの某ゲームはかなり歌舞伎の歴史を調べた上で作られていたんだな〜なんて思ったりした。

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    2024年01月19日
  • ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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    読みやすくて面白かった。
    西成、不謹慎かもしれないけど興味がわく場所。実際に体験することはできない世界を見事にルポルタージュしてくれています。

    著者のコミュ力はすごい。度胸はあるけど、引くところは引くところがリアル。色々な人がいるけど、一人ひとりの言動に不思議と親しみを感じました。

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    2024年01月06日