國友公司のレビュー一覧
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大胆にも暴力団の事務所が複数入居している通称「ヤクザマンション」に居を構え、仮初の愛とカネが交差する欲望の街、『歌舞伎町』の実情を見つめて書かれた一冊。
昭和の面影を残す抜け道に関するエピソードや、歌舞伎町と言えば勿論欠かせないであろうホストや風俗嬢(ホス狂い)の話も書かれている。
だが、個人的にはコンカフェ嬢や風俗嬢に熱心に入れ込んだ結果ストーカー化してしまった悪質な客を退治するチャーリー氏の章は非常に興味深かった。彼曰く、こういったケースでストーカーとなる人物は大体の場合に思い込みが激しく、女の子によるマメな営業活動を勝手に好意に変換してしまうのだという。
(わたしも随分前の話にはなるが -
Posted by ブクログ
あの時代の歌舞伎町、テレクラの宣伝音が通りという通りに大音量で鳴り響き、街角にはルーズソックスの女性、大久保公園の周りには東南アジア系や中南米系とおぼしき女性が立ち、風林会館と明治通りの間は今よりずっと暗くて怖かった。
街の喧騒に疲れた時、ハイジア2階にあったL.L.Beanに入ると癒されたなー。
グリーンプラザは終電逃した時に居心地良くて便利で良かった。カプセルもあって新宿のどのサウナよりも安全な気がしたな。
バッティングセンター、今も残ってて良かった。
歌舞伎町がホストの街と化した分、秋葉原や新橋が風俗の街と化して来たのかな。
脈絡のない感想ですが、当時の歌舞伎町にはたくさん思い出があるの -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きが気になり夢中で読んでしまいました。この本を読んで自分も身を売らなければいけない環境だったかもしれないことや前職で外国人に連絡先を渡されたこと、ストーカーのことを思い出しました。今ある環境に感謝しつつそうやって生き抜いている方々がいることを忘れずにいたいし、在留目的で言い寄る人もいることを気をつけ、困っている人を助けようとする人もいる(絶望の中でも光はある)ことを覚えておこうと思います。
特に印象に残っているのはDVする人しか好きになれないと言っていた方です。どうしてそういう人を好きになるのか、今までどういう人生を送ってきたのかもっと詳しく知りたかったです。
人に歴史ありといいますが、本 -
Posted by ブクログ
東京都内ならば、路上生活でも必要最低限の生活をすることができる。それだけ、NPOや宗教などボランティア団体からの援助があり、炊き出しツアーなども組む事ができ、何を食べるのかを選ぶこともできる。そんな路上生活者がいる反面、そういった情報を手に入れる事ができずに、貧困に喘ぎ、貧困ビジネスの餌食になる路上生活者もいる。
路上生活者は可哀想と一括りにできない、多彩な背景があり、収入では左右されない、気持ち次第で幸福にも不幸にもなる生活がある。
援助とは何か、幸せとはなにか、考えさせられる本だった。
でも、難しいことを考えずに読んで楽しい本でもある。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ以前幡ヶ谷に住んでいた為、新宿に出向く機会が多く、ホームレスをよく見かけた。
確かに区画によってカーストがあるような感じもしたが実際にそうだったのか。
この本が書かれていたであろう時期にも何度も新宿に行っていたので、もしかしたら黒綿棒や著者に遭遇していたのかもしれない。世間は狭い。
幡ヶ谷の女性殺〇事件の事も書かれていて、当時よく通っていた居酒屋のママさんがインタビューされていた事を思い出すなどした。
炊き出しに何度も訪れる人が居るというのは知っていたが、あそこのはダメ、ここのが美味しい、お小遣いが貰えるなどという事は知らない情報だった。
また、炊き出しにはホームレスしかいないと思っていたの -
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ネタバレ2021年夏、オリンピックの年。東京でホームレスとして過ごした著者のドキュメント。
前回に続き飾らないルポが面白かった。
意外に快適に過ごしているような気配もあったけど、実際自分には真似できない。
黒綿棒さんとの再会や、最後のおとなりさんとの別れが、切なかった。
宗教関係の炊き出しで、布教活動の一環であるのが驚き。考えてみればそりゃそうかと納得なのだけど、自分は全くと言っていいほど無宗教なので、そこまでして布教するもんなんだなと思った。
価値観は人それぞれだな、と改めて思った。
冬の生活も読んでみたかった。
また、皆がどうしてホームレスになったのか、もう少し深く知りたいと思った。難しいかも -
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みんな死ぬまでの暇つぶししとるだけや
別に西成に限った話ではない。総裁選を争う政治家も、コツコツと定時まで働く公務員も、ホストに恋する風俗嬢も、そして私も、“死ぬまでの暇つぶし”をしているだけにすぎない。そう考えると、肩の力が抜けて、生きやすくなる
筑波大学を7年かけて卒業した筆者が、卒業後、職につくことなく、西成のドヤに住み込み、ドヤ生活を2ヶ月と少し経験したことを記した本だ。
たったそれだけの期間だけど、恐らく、相当長く感じたのではないか。本書を読んで、そう感じる。
何のために生きるのか?そんなことを考えざるを得なかなるのだろうが、何のために生きるのかなんて考えなくてもいい。そんな感じ -
Posted by ブクログ
元ヤクザ、生活保護受給者、犯罪者、シャブ中たちが暮らす西成・あいりん地区での生活を78日間追ったルポ。78日間も滞在できたのが、、凄い。
読んでいるだけで、この街に漂う負のオーラが伝わってくるようで苦しくなった。
もっと美味しいものを食べさせてあげたい!と思ってしまうけど登場する人たちはみんな、まともとは言えない生き方をしてきた人たち。т т
「西成で78日間を過ごして分かった。自分はまだここに来るような人間ではない。この街にいる人間を見下していると言えばそうかもしれないし、逆に私のような人間がこの街にいること自体、恐れ多いような気もするのだ。」
最後のこの言葉から、著者は西成の人たちを単純に