安野玲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『SFが読みたい!2007年版』の書評の中に、「宮崎アニメを感じさせるような作品」といったようなコピーがあったので読んでみたのですが、実際におもしろいです!
確かに雰囲気は、宮崎駿の世界に通じるものがあります。なかでも「天空の城ラピュタ」に近いと思います。
でも、宮崎駿よりももうちょっと硬質でバイオレンスアクションもあるので、そういう意味では大友克洋の作品、とりわけ「スチームボーイ」あたりにも似ています。
ロンドンという名の移動都市、蒸気機関?による動力、飛行船、階級社会とそれが如実に表れた都市構造、といった舞台設定はどことなく19世紀のイギリス風です。
背景の異なる少年と少女が出会い、そして互いにひかれあいながら、世界を支配するために大人(権力者)が手にしようとする兵器を破壊する、そんな二人を心やさしき大人やいわゆる「野蛮」と見なされているような大人たちが支えていく、こういった展開はまさに宮崎ワールド。
いったん文明が崩壊したことからオールドテクがハイテクとなっている辺りも何となく「ナウシカ」や「ラピュタ」風です。ただ、あとがきを読む限りでは、作者本人は、宮崎・大友アニメからの影響については語っていないようですが。
それと、登場してくるメカが凝ってます。そりゃ、そうでしょう、作者はもともとイラストレーターなのですから。背景世界やキャラクターをイラストで描いてから、それを小説化したのではないでしょうか。
そういうわけで、「未来少年コナン」や「天空の城ラピュタ」の頃の宮崎アニメ、あるいは大友アニメが好きなら読んでみる価値はあります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレもし血が流れればは、ミスター・メルセデスと登場人物達が一緒のようで、シリーズを先に読んでおけばもっとよかったなぁと思った。
単体の作品としても十分に面白いと思うけど、多分もっと物語に奥行きが出るんだろうと想像。
それにしても、ミスター・メルセデス(これだけ既読)が推理ものだったのでスーパーナチュラルな話になってくるとは思ってなかった。
最終的にはあいつはやっつけられてよかった。あんなのが野放しになってると思うと怖くて眠れないからね。
ラットは、出だしのところでは、もし血が流れればに比べるとあまり面白そうに思えなかった。だけど、ラットとの取り引きあたりからぐんぐん物語が加速していって面白くなった。 -
Posted by ブクログ
金持ちの隣人ハリガンさんから
本を読むバイトを頼まれた少年は
週に何回か出入りすることになる
毎週送ってくる宝くじ付きカードが
1000ドルになり
お礼に彼はハリガンさんにiphoneを
プレゼントする
最初は抵抗を示したが情報収集の
便利さに夢中になり少年に教わり
仕事(株)をする
やがてハリガンさんは亡くなり
少年に大学進学の遺産を残してくれる
葬儀の日少年は柩にハリガンさんの
iphoneを密かに入れる
そして時々彼に電話する
とても読みやすくて二人の交流が
微笑ましい
他の短編は繋がっている様ないない様な 私には分かりにくかった