筆保弘徳のレビュー一覧

  • 台風についてわかっていることいないこと

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    タイトル通りの内容。
    台風については、わかっていないことが案外多いことがよくわかりました。

    気象衛星からの雲の写真を見ると、気象のことは何でもわかっているかのような気になりますが、そもそも、気象現象に関する微分方程式は非線形であることがわかっているわけで、しかも、観測のメッシュは、まだまだ荒く、測定値そのものにも誤差がつきまとうため、どんなに頑張っても、気象について100%の正解を得るのは不可能なのです。

    だからといって、完全な当てずっぽうではないのが、学問としての気象の魅力かもしれません。
    努力すれば努力するほど、正解に近づけるわけですし。

    20年前、天気予報は、当てにならな

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    2019年02月26日
  • 異常気象と気候変動についてわかっていることいないこと

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    温暖化、大雪、PM2.5など、一般の人にもなじみの深い気象現象などを第一線の科学者がわかり易く説明してくれています。
    データは専門的でもかみくだいて説明されているので、専門でなくても理系の高校生(おおざっぱな理解なら中学生でもなんとかいけるか)や大学教養くらいなら充分理解可能かと思います。

    第五章では近年話題のPM2.5について詳しく説明があります。
    ・PM2.5の濃度が高くなり、大気が霞む状態を、気象用語では「煙霧」という、とのこと。
     ・・・ 以前、東京が非常に霞んで、TVで「煙霧」が発生と言っていましたが、状態を表す気象用語と、その実態が何であるかという知りたい事はまた別ということなん

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    2015年04月30日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    温帯低気圧、台風、竜巻、集中豪雨など最近世の中を騒がせている気象変化についての科学者の研究状況がわかりやすく解説されている。私的には、水循環の解析に水の同位体を使うという発想に目から鱗だった。異常気象というけれど、実のところ人間の定義した「常」が間違っているのかもしれないな。

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    2013年09月11日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    気象学の研究者7名による、最新の研究動向についての分かりやすい解説。素人にも分かるように、あるいは読者を引き込んでいくように、研究の動機や苦労話が語られる。著者たちの夢や意気込みが伝わってくる。私は気象について素人ですが、身近な現象から研究してみたくなった。高校生や大学生に読んで欲しいですね。

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    2013年09月05日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    お天気は面白いな~。いくつかの気象現象や予報業務そして気象統計についてわかりやすく書かれている。コレをよむとお天気に関する興味関心が更に深まる。

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    2013年08月20日
  • こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業

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    国際航空連盟は上空100kmより上を宇宙と定義。この高度をカーマンライン。アメリカは80km組織よってちごいあり一般的に宇宙と大気の境界は100kmこの高度100kmは宇宙旅行をしたかどうかを決める14な定義だが単純に人の都合で決めたもの

    オーロラは高度100km付近より上空に発生、高度によって色が違う。100は紫やピンク、200は緑、それ以上で赤色。空の彼方の定義として高度100kmとなる。

    虹が見えるのは春は朝8:30まで,夕方は15:00移行。
    夏は16時以降。秋は10時まで、と13時以降。虹の発生は夏や秋が多い。

    見えている虹はあなただけのもの角度によって反射している水滴が違うか

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    2021年09月19日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    気鋭の若手研究者による現代気象学研究の最前線の紹介(但し2013年発行(^^;)
    それぞれの研究が分かりやすく説明されていて、とても面白かった。このところ注目の線状降水帯は、ここが始まりだったのかな?
    特に面白いのが、筆者ごとの研究トピックが書かれている「コラム」。台風の眼の中に入ることができた場面は、その時の感動と興奮が伝わってくる。

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    2020年07月05日
  • 異常気象と気候変動についてわかっていることいないこと

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    気候学、気象学の知見を知ることができる。「政治の言葉」抜きで。
    気象現象は複雑で、人間がすべてを理解できたとは言えないと考えるのが妥当であり、こうした知見を踏まえないような言説には賛同できないとの思いを新たにすることができた。

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    2020年02月15日
  • 台風についてわかっていることいないこと

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    毎年のように日本に来るのに、謎だらけ。新進気鋭の台風研究者たちが、6つの切り口から台風について語りつくす! Bookデータベースより

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    2020年01月20日
  • 台風についてわかっていることいないこと

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    今年(2018年)は多くの台風が発生し、様々な地域で大きな被害がありました。
    計画的な交通機関の欠航などもありましたが、台風の被害を含めた情報密度の高い予報(予測)はまだ確立されていません。

    台風がどのように発生し、どのように発達していくのか、またその進路はどのようなものなのか、大気や海水面だけでなく、「海洋混合層」と呼ばれる部分も大きな影響を与えていること、そのほか様々な「気づき」を与えてくれる本です。

    また、章末には「まとめ」として、その章に書かれていることが簡潔にまとめられていますし、コラムも充実しています。
    内容的にも理系(地学分野)にある程度明るいほうが読みやすいですが(ゴリゴリ

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    2018年10月19日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    研究者本。わかりやすさと最新情報、専門性を両立させた意欲作。入門ではなく、専門をわかりやすく解説した、という意味でおすすめできる。

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    2015年01月04日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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     最先端の研究している著者らが自らの専門分野について解説している。台風、竜巻、集中豪雨、梅雨そして天気予報と身近なテーマがほとんどだが水循環という専門性の高いものも扱っている。専門用語などやや解りづらいところもあったが平易な表現だったので読みやすかった。

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    2013年05月21日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    天気や気象は好きだけど、数式とか物理はちょっと・・・という(私みたいな)人には最適な本です。
    最先端の研究について、難しい数式無しで定性的に分かりやすく書かれています。なんせ縦書き。

    一般読者も対象にしているみたいですが、気象の勉強は中学の理科までという人には、やや骨が折れるレベルかもしれません。
    曲がりなりにも気象学を専攻していた私でも、難しく感じるところはありました。

    でも興味があればガンガン読み進めると思います

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    2013年05月05日
  • こちら、横浜国大「そらの研究室」! 天気と気象の特別授業

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    中学のときに習った天気のこともあり、思い出す場面もあった。
    近年、天気予報で聞く気象用語についても知れてよかった。
    テレビでも見ている広瀬さんが解説してくれた災害も分かりやすく説明されており良い。お天気キャスターの裏側も知れ、楽しく読めた。

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    2021年01月05日
  • ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典

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    ①偏西風の帯は同じ場所に位置するわけではなく、季節により移動したり、形状を変えたりする。

    ②北極の周りの空気を閉じ込める偏西風の極渦というものがあり、偏西風が蛇行をすることでそのバリアが弱くなり、大寒波となる。

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    2020年02月15日
  • ニュース・天気予報がよくわかる気象キーワード事典

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    (特に後半の天気予報関連の部分が)わかりやすく記述されてるものの、気象をほとんど知らない人が読むと「?」となりそうな部分はあって、想定してる対象読者に対してのウケはどうなんだろうか…と思うところもあった。

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    2019年12月20日
  • 台風についてわかっていることいないこと

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    台風の進路はかなりの精度で予測が出来る、しかしまだ推測の域が多くあるとのこと。発生のメカニズムなど台風に関することが詳しく書かれている。

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    2018年10月26日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    「クイズで読み解く天気図」が面白かったので、関連書として手に取ってみた。一番興味がある梅雨の章から読み始めて、台風、竜巻と進んでいって、結局全章を読み通せることができたが、半分くらいは理解していないのでホシ三つ。とりわけ第1章には四苦八苦で、最初から読み始めたものの諦めてしまった読者が相当いてもおかしくなさそう…

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    2018年07月05日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    高校1年生の時の担任の先生の専門は地学だった。
    地学がこんなに面白いと知っていたら、当初の目的が消えたときに、私はきっと地学か気象の世界を目指していただろうなぁ。

    と、幸運にして地球、気象の面白さに気づいた研究者たちが、温帯低気圧、台風、竜巻、ゲリラ豪雨...と、自分の専門分野について、平易に解説してくれる気象学の入門書。
    天気予報が気になるすべての素人のための、とっても素敵な入門書。
    すでに入門書を読み終えた、素人気象好きにとっては、なんでこの道を選ばなかったのかと悔しくなることうけあい。

    正しく基礎的な知識は、異常事態が起きた時に正しい道を選択するためのヒントとなると思います。だから、

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    2013年10月30日
  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

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    表紙がいいな。雲ひとつない真っ青な空より雲がある真っ青な空の方が絵になるなあと思って読んでみましたが、なかなか難しいことが書いてありました。ただ、天気と気象という言葉が持っている範囲が研究という意味において私のイメージ以上に広いことは理解しました。天気予報を意味する以上の広がりでした。地球丸ごとに近いシミュレーションが必要なので数値化することも必要だし、海に出たり、陸上の定点で、気球を飛ばして観測したりと一見アナログな実験もかかせないようです。それでもなお、まだはっきりしていない気象のしくみも多いようですが、自然災害への対策、農作物の生育にも大きく影響し、ひとびとの関心が高い気象情報であるため

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    2013年08月20日