筆保弘徳のレビュー一覧

  • 天気と気象についてわかっていることいないこと

    Posted by ブクログ

    地学というのは、教えていない高校もあるほど教員不足のようで、それは受験できる学校が少ないからで、だから選択する学生も少なくて、の悪循環なのか? この本は、そんなことを憂いたであろう若手気象研究者による、気象への誘い。各著者の、気象愛的コラムにそれがあらわれています。
    タイトルほどには、これはわかっています、これはわかっていません、みたいなシンプルな表現ではありませんが、いまで当たり前、とされていることも、かつての研究の成果に他なりません。観測とシミュレーション、そしてさまざまな方面から切って見ること。なんにでも言えることかもしれませんが、気象はことに生活に密接なだけに、その裏側にも興味があって

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    2013年07月15日