小川たまかのレビュー一覧

  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    2018年付近の話なので、現代社会(2024)の女性に対する現状や法について知ることはできない。けれど、女性がどのように思うか、暴力とは、を男性が知るには大切な作品なのかもしれない。

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    2024年01月05日
  • たまたま生まれてフィメール

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    この本は、作品紹介でも書かれている通り、専門書ではなく、あくまでもエッセイなんだと思う。

    フェミニズムの活動を行なったり、取材をしている中で感じたことを綴ったという感じ。

    タイトルの付け方が上手だな、と思った。

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    2023年11月13日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    こいうい(痴漢、性的虐待、レイプ、)内容の本だから仕方ないけどあー日本人ってなんて民度が低いんだろって悲しくなった。
    もちろんどこの国だって同じようなことはおきてるんだろうし、良識と節度をもった人がほとんどなのだようけど、これ読むとね、「ないこと」にしてきたのも私たちなんだろうけど、ないこことにしたツケが今きてるからね。
    勇気を持って闘わなくちゃね。この表現もなんか違う気がするけど。

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    2023年08月21日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    2018年刊行で、2022年に読むと、4年で世間の認識は色々変わって、この本刊行時にはではまだまだ知られていなかったことが知られてきてるなと思った。
    性的同意とかがあたりまえで。
    子どもの性教育も前より積極的になっているよね。
    これから大人になる子たちは変わっていけるんじゃないかなと期待している。

    でも多分現行の痴漢犯罪者とかレイプ犯とかモラハラな人は変わってない。
    残念ながら彼らの思考回路は全く異常で、自分の都合の良いようにできているようなので。
    まずは異常を自覚してもらって、治療が必要なんだよな…

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    2022年05月17日
  • 告発と呼ばれるものの周辺で

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    ネタバレ

    程度の差はあれ女性がこれほど日常的に性犯罪に晒されているとはかなり意外。
    ある男性記者が女装して満員電車に乗ったら3回痴漢に遭ったという事実も衝撃的。
    自分は痴漢には全く興味は無いけれど、常習者やそのような性癖の持主はかなりいるということか。

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    2022年04月17日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    「ほとんどない」ことにされている側の気持ちがわかるには、その前に、"こっち側"を認識するには、現実を経験したことがないとわからない。

    たとえば、ストーカー。されたことがないと、される人の気持ちなんて想像できないのかもしれない。してる側も、ストーカーをされたことがない同じ性別の人も。

    …でも、そんなの酷いよ。もっと、みんな想像力を働かせてほしい。"こっち側"の気持ちを想像してほしい。これは、女性とか男性とかジェンダーに関わることだけじゃない。もっと、社会から「見ようとしないと見えてない」存在がいる。もっとちゃんと見てよと思う。


    この本の中に社会的

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    2022年01月29日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    性暴力、性暴被害、ジェンダー格差社会、、、こういう問題は、きっとゼロにはならない。だけど、こういう本が世に出て、たくさんの人の目に触れる事はとても大切なことだと思う。「レイプはセックスのジャンルの1つだと思っていた」という認識にはとても驚いた。

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    2021年09月03日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    男尊女卑やら性被害やらのニュースに目は行くが、腹が立ちすぎるので直視できないことが往々にしてある。
    この本はその「腹が立つ」ことについてしか書いていない。読んでいてイライラする。なんだこのクソみたいな社会は。いい加減にしろ。そんな感じ。
    被害者の視点が強調されているが、これは元々そういうコンセプトだとタイトルで明示されている。というか、フェミニズムは元来、The personal is political.なのだから、正統派の本と言っても良いのでは。笑
    様々な視点から見たい人は、気になった事件について自分で調べるといいんじゃないですかね。

    これは本自体の感想から外れるが、
    リベラルっぽい私

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    2021年08月01日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    性被害にあったとき、警察に行くには事前に予約して信頼できる男性と一緒に行くこと。
    残念だが、それが1番警察もきちんと対応してくれる方法らしい。
    男性警官と女性警官が2人で同席してくれるらしい。

    そんなこと、初めて知った。
    知らない人は多いのではないだろうか。
    泣き寝入りする人が多いとは聞くが、言っても聞き入れてもらえないとも聞いたことがある。その裏は、こういうことなのか、と腑に落ちた。

    小学生の頃の経験は、いたずら、というものではなかった、そう今更ながら気付いた。

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    2021年05月15日
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。

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    本書はジェンダーの問題に焦点をあてて書かれたコラム集。解決策を提示するものではなく、問題提起するための本になっている。

    人間というのは、とても視野の狭くなりやすい生き物だ。このような本に出会わなければ、ボクらはこんなに大きな問題すらも認識できないほど忙しい社会に生きている。いや、正確には『認識できないフリをしている』と言った方が正しいのかもしれない。
    そう。「ほとんどない」ことにしているのは他でもないボクら自身なのだと思う。
    これはもちろん、男性だけに限定しない。女性だろうとLGBTだろうと、ほとんどの大人たちが今の社会では同様に、ほとんどないことにしてやり過ごしている。
    ちゃんと直視してい

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    2021年02月06日