小川たまかのレビュー一覧

  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    男女平等の話

    わたしも保育園に最後までいる「ステゴザウルス」(笑)だったし、よく色んな大人にお母さんが帰ってくるの遅くてかわいそうって言われて勝手に可哀想な子にカテゴライズされてたけど、すごく嫌だった。働いてるお母さんが好きだったから。
    自分がいざ働く世代になってもお母さんが働いていて保育園のお迎...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    性暴力の取材を続けている著者がnoteへの投稿した記事を、加筆修正・一部書き下ろししたもの。時系列にも沿っていて、その時々の時事も絡めた内容になっている。
    学術的ではなくあくまでもエッセイ的なもので、だからこそ日常に『ほとんどない』とされてきたことについて、しっかりと眼差しが向けられていると思った。...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視、等をテーマにした記事を書いている小川たまかさんの本。ブログを加筆修正、一部書下ろしたもの。

    興味のある分野の本だけに、とても良かった。
    全部の問題を、全部考えていたら、なかなかしんどいなぁと思うけど、ちゃんと見つめて、時々はちゃんと考えなく...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    女性である自分でさえ、ほとんどないことにしてしまっていることに気付かされた。
    もう物知り顔の傍観者ではいられないなと思った。
    何ができるだろう?知ることはやめない。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    本当にそうだ、と思う事が満載でした。何が問題なのかわからない人のために、こういう本をもっと出版してほしい。外国にも翻訳して日本の現状を知らせてほしい。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    「男尊女卑」こんなこと本当に起きてるの⁈
    そう思ってる人が読んだ方がいいかもしれない

    声をあげることの大切さ_φ(・_・

    2021/03/05 ★4.0
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    読んでいて胸が苦しくなることばかりだったけれど、この感覚こそが私たちが今いる社会で「なかったことにしてはいけない」ことそのものなのだと思う。フェミニズム初学者にもおすすめだし、そうでなくてもぜひ読んでほしい。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    2018年付近の話なので、現代社会(2024)の女性に対する現状や法について知ることはできない。けれど、女性がどのように思うか、暴力とは、を男性が知るには大切な作品なのかもしれない。
  • たまたま生まれてフィメール
    この本は、作品紹介でも書かれている通り、専門書ではなく、あくまでもエッセイなんだと思う。

    フェミニズムの活動を行なったり、取材をしている中で感じたことを綴ったという感じ。

    タイトルの付け方が上手だな、と思った。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    こいうい(痴漢、性的虐待、レイプ、)内容の本だから仕方ないけどあー日本人ってなんて民度が低いんだろって悲しくなった。
    もちろんどこの国だって同じようなことはおきてるんだろうし、良識と節度をもった人がほとんどなのだようけど、これ読むとね、「ないこと」にしてきたのも私たちなんだろうけど、ないこことにした...続きを読む
  • たまたま生まれてフィメール
    フェミの本というより、フェミの小川さんの所感という感じの本だった。
    私ももちろんこの世界が男性社会なのは感じていて平等だとは思わないからフェミ側ではあるはずだけど、小川さんの主張が全部納得できるわけではないので、例えば身体的な違いや生理的な違いがあることをフェミニズムではどう扱えば真っ当だということ...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    2018年刊行で、2022年に読むと、4年で世間の認識は色々変わって、この本刊行時にはではまだまだ知られていなかったことが知られてきてるなと思った。
    性的同意とかがあたりまえで。
    子どもの性教育も前より積極的になっているよね。
    これから大人になる子たちは変わっていけるんじゃないかなと期待している。
    ...続きを読む
  • 告発と呼ばれるものの周辺で
    程度の差はあれ女性がこれほど日常的に性犯罪に晒されているとはかなり意外。
    ある男性記者が女装して満員電車に乗ったら3回痴漢に遭ったという事実も衝撃的。
    自分は痴漢には全く興味は無いけれど、常習者やそのような性癖の持主はかなりいるということか。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    「ほとんどない」ことにされている側の気持ちがわかるには、その前に、"こっち側"を認識するには、現実を経験したことがないとわからない。

    たとえば、ストーカー。されたことがないと、される人の気持ちなんて想像できないのかもしれない。してる側も、ストーカーをされたことがない同じ性別の人も。

    …でも、そん...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    性暴力、性暴被害、ジェンダー格差社会、、、こういう問題は、きっとゼロにはならない。だけど、こういう本が世に出て、たくさんの人の目に触れる事はとても大切なことだと思う。「レイプはセックスのジャンルの1つだと思っていた」という認識にはとても驚いた。
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    男尊女卑やら性被害やらのニュースに目は行くが、腹が立ちすぎるので直視できないことが往々にしてある。
    この本はその「腹が立つ」ことについてしか書いていない。読んでいてイライラする。なんだこのクソみたいな社会は。いい加減にしろ。そんな感じ。
    被害者の視点が強調されているが、これは元々そういうコンセプトだ...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    性被害にあったとき、警察に行くには事前に予約して信頼できる男性と一緒に行くこと。
    残念だが、それが1番警察もきちんと対応してくれる方法らしい。
    男性警官と女性警官が2人で同席してくれるらしい。

    そんなこと、初めて知った。
    知らない人は多いのではないだろうか。
    泣き寝入りする人が多いとは聞くが、言っ...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    本書はジェンダーの問題に焦点をあてて書かれたコラム集。解決策を提示するものではなく、問題提起するための本になっている。

    人間というのは、とても視野の狭くなりやすい生き物だ。このような本に出会わなければ、ボクらはこんなに大きな問題すらも認識できないほど忙しい社会に生きている。いや、正確には『認識でき...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    タイトルからLGBTQの話と思って買ったが、「ほとんどない」ことにされている側とは性犯罪の被害者のことだった。すいすい読めるので、途中まで性暴力がテーマだと気がつかなかった。
    軽めのエッセイ風にしているからだと思うが、それにしても最近のエッセイなのに、聞いたことあるような話が多い。10年以上前に学校...続きを読む
  • 「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。
    読んでみたら、以前読んだことのある本だった。この本の内容が、うそ、この頃ってこんなに遅れていたの!?って信じられなくなるような時代に早くなるといい。私はできる範囲で声をあげていきたい。痴漢を捕まえたこと、間違っていなかったと思える。