最後の描写には心を打たれた。
表紙はどの描写なのかと考えながら読んでいたが、最後の描写やったんか。
戦乱が止まない時代、何が正義で何が悪か分からない。
そんな時代だからこそ「礼」が異なった価値観をなんとか繋ぎ、禽獣を人にする。
主人公の久高と明鍾。
2人は最悪の出会い方をしたが、真市がいてこそ、最後
...続きを読む違う形で再会出来たと思う。
一瞬の再会だろうこの後3人は別々の道をゆくだろう。久高は史実によると地頭となる。他の2人は実在者では無いが、おそらく明鍾は朝鮮の故郷に戻り、真市は琉球王国の官人を続ける。だが、3人の心の中の何かは必ず変わった。
特に明鍾は出会いに恵まれている。