マニャ子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ#novel
最強の吸血鬼、第四真祖に変身した主人公が太平洋上に作られたメガフロートの学究都市・魔族特区での事件を解決。厨二設定山盛りだけど、どこか飄々としているカウンター・ラノベ続編。
今作は王家の血筋と秘儀の術式を悪用した人造擬似天使が相手。またまたうなるほどの厨二設定。を、また逆手にとっているのが面白い。
展開的にはますますハーレム化促進。でも吸血鬼の王なわけで、側室はいっぱいいても問題ないんでしょうそうなんでしょう(笑
しかし日本人は本当に吸血鬼好きですよね。
・三雲岳斗「ストライク・ザ・ブラッド〈3〉天使炎上 (電撃文庫)」 -
Posted by ブクログ
“「まぁ僕はいつでも本音で行動するけどね」
「おっと、それは聞き捨てならないな」
達哉は今まで見せた事がない真剣な面持ちでアシュータに詰め寄る。
「帰る場所があるかだって?あるに決まってるじゃないか。必ず誰かが覚えていてくれる。そんな人がいれば誰だって帰りたいとは思うはずだ」
「達哉......」
そう言う達哉を立花は一時、感心したように見つめる。だがしかしすぐに我に返った。
「どうした、頭でも打ったか?突然、まともな事を言い出しおって」
「いやいや、俺だってまともな事を言うのは稀によくある」”
ちょきんと終わっちゃった。
世界観のまるで違う人達が一緒に話し合ってるって場面がなかなか好きだった。
アーサーのキャラ好きだな。
“「ちょ、ちょっと待ってください。お爺さま!私にまた達哉と旅に出ろと言うのですか!?」
「旅はよいぞ、立花。自分を見つめ直す機会にもなる。都市の中にいては自分の事を語る機会もない。しかし旅に出れば人に自分の世界の事を話す機会もあるだろう。そうすれば誰かがそれを覚えていてくれる」
みんなが元の世界の事を話せば、それは必ず誰かが覚えていてくれる。達哉からそんな話を聞いていた正真の言葉には、立花も反論の余地はなかった。
「......はぁ」
「すでに箱崎も待機しておる。頼んだぞ、立花」
祖父から頼むと言われては立花も後には引けない。不承不承ながらうなずいた。
「承知いたしました」
「それに『黒い塔の都市』のみんなもいるしな。アーサーたちにも協力して貰って、あっちのリッカたちも救い出さないと」
達哉にそう言われて立花は決心を固めたようだ。
「うむ、そうだな。頼んだぞ、達哉」
そんな立花の頭をぽんと叩いて達哉は言った。
「こちらこそ頼んだぜ、立花お嬢さん!」
「ええい、頭を叩くな。私は子供ではない、乙女だ!!」” -
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“「そういえば立花たちはこっちへ移転してきてからどれくらい経つんだよ?」
出し抜けに名前を呼ばれて立花は思わず頬を赤くする。
「な、何を言うのだ、いきなり!!そ、そうだな……。もうすぐ二年くらいか、私やお爺様にはまだ元の世界の記憶はあるぞ。しかしシティ『花形』住民の中にはすでに記憶がなくなり始めている者もいるようだ」
「ふ~~ん、おすか。そりゃ大変だな」
さして大変そうとも思っていない様子で達哉はそうつぶやいた。そしてすぐにランドゥへと向き直ると尋ねる。
「それでおっさんは?こっちに移転してきてから何円くらい経ってるんだよ?」
「忘れたよ」
ランドゥはつっけんどんに言い返す。
「忘れたって、何年経ったか忘れたって事かい?……あ、それとも元の世界の事を忘れたって事?だったら御免。いや、ちょっと俺、調子に乗りすぎる癖があるから……」
いきなり頭を下げる達哉に、ランドゥはやりにくそうに答えた。
「どうでもいいだろう。中途半端に謝るな。それより、ほれ。着いたぞ。あの倉庫の事だろう」”
展開が意外。
ボゥイが味方につくとはねー。しかも結構可愛いじゃないか。
色々とキーワードが上がってきて。
次で一気に繋がる、かな?
“「私はあなた、あなたは私。だから私はあなただけにしか話しかけられない」
「何を言っているのだ、お前は!さっぱりわからん。私の質問に答えろ!」
痺れを切らす立花に、リッカは背後を見上げた。
「これは『共鳴塔』。私とあなたを会わせてくれたもの。そして私たちの世界を引き裂いたもの」
リッカに釣られて立花も塔を見上げた。塔の色は黒いままだが、頂に輝く光は青白い点滅に変わっていた。
「私たちはまだここにいるわ」
立花が視線を戻すのを待ってリッカは言った。
「その事をあの人たちに伝えて。そしてあなたに私たちを助けて欲しいの」
「私が?」
戸惑う立花にリッカはうなずき返す。
「そう、私たちを助けられるのはあなただけ。私の姿が見えるのも、声が聞こえるものあなただけ。だから私たちを助けて、お願い立花」” -
Posted by ブクログ
“「こっちに来てから一週間くらいだとすると、まだこの世界の流儀は知らねえだろう」
「この世界っていうと、パッチなんとかワールド?」
「パッチワークワールドだ。坊主。少なくとも連中はそう呼んでいる。その名前は知っているという事は、連中と会った事はあるんだな」
その言葉に達哉はぽんと手を打つ。
「そうそう、シティファーザーズって奴でしょ?ファーザーズでボゥイって言うのに、金髪ツインテールの女の子だったんだけど。普通はあれだ、ファーザーって『モテモテじゃよー!』とか言う変態を想像するもんな。なぁおっさん」
何やらまくし立てる達哉に、男はうんざりとした顔をする。
「うるせい、坊主。俺が聞いた事だけ答えればいいんだ。それに俺はおっさんじゃねえ」
「おっさんじゃないか」
間髪を入れずに言い返す達哉に男も向きになって対抗する。
「お前と同じで俺にも一応、名前があるんだよ」
「え?知りませんよ!?」
「当たり前だ、まだ何も言ってねえ!お前、思いつきだけで喋ってるだろう!!」
「そんな事はありません!」
達哉は胸を張って答えた。
「思いつきだけじゃなく、反射もあります!」
「大して変わりねえ!」”
設定とか面白いけどもう少し奥行きが欲しいなとか何とか。
ただ、達哉のこの性格は新鮮で楽しい。
ランドゥの過去が明らかになったりすると全体的に深まったりするかな。
“「へえ……」
ぽかんとした顔のままクリスが言った。
「立花ちゃんがそう言うって事は今の話、本当なんだ」
「……あぅ」
立花は思わず自分の口を塞いだが時すでに遅し。ランドゥはげんなりとした顔を手で覆うだけ。
「隠していても意味ないだろう。こんな事!」
達哉は勢いに任せてそう言った。
「みんな元の世界へ戻りたいのは一緒だろう?だったらなんで腹の探り合いなんてしてるんだよ!シティファーザーズを追い出して、みんなで協力してそれぞれが元の世界へ戻る。いいじゃん、Theシンプルじゃん」
胸をはってそう言う達哉にランドゥは言う。
「あのなあ。それができねえから現状があるんだ。どうしてこういう状況になったのかよく考えてから言いやがれ坊主」
「言われてみれば、そうだな……」
ほんの一瞬、沈思してから達哉は尋ねた。
「なんでこうなったんだ?」
「それがわかれば苦労はしねえよ!」
「おっさんだってわからなければ一緒じゃん」
「一緒じゃねえ!」”