こまつあやこのレビュー一覧

  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    ネタバレ

    中二の九月、マレーシアから帰国した花岡沙弥は、三年生の風変わりな先輩に目をつけられる。督促女王と呼ばれるその人は、沙弥を「ギンコウ」に連れ出した。
    ほのかな恋心、友達、人間関係に悩む沙弥の前に現れた先輩は、沙弥を歌詠み、言葉の世界へと誘う。

    2017年講談社児童文学新人賞受賞作
    2019年度中学入試最多出題作


    中学入試最多出題で話題になっていて手に取りました。
    題名の意味がわからないながらも、可愛い響きだなと思っていました。意味が分かった時は、おお!そういうことかとすっきりしました。
    沙弥の作る歌にマレーシア語が混じっているところがとても良かったです。
    恋が成就しなかったところは切ないな

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    2025年11月30日
  • ハロハロ

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    ノノちゃんの恋心が物事を大きく動かしていく。
    ”外国人”とひとくくりにするのではなく、個人として出会うことって大切だなと思った。排外主義的な空気が蔓延している中、こういう作品を読むのも抵抗のひとつになる。

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    2025年11月13日
  • ハロハロ

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    こまつ あやこさんの本を読むのは、この本で3冊目です。表紙が色とりどりで可愛くて手に取りました。
    オンライン英会話のレッスンで出会ったフィリピン人の講師の方が気になり、恋に落ちる高校生のの花ちゃん。
    その出会いから、新たな友達や仲間ができたりフィリピンの昔話やスイーツを知ることができたりと世界が広がっていきます。引っ込み思案であるのの花ちゃんが、フィリピンの昔話を披露する提案をした時は応援したくなりました。英語を通して、色んな国の文化や食べ物等を知るのは素敵だなっと思いました。また、ハロハロというスイーツを初めて知りました。ごちゃ混ぜという意味があり、うべアイスやゼリー、フルーツやナタデココ、

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    2025年11月07日
  • ポーチとノート

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    女子高生の未来は、今まで一度も生理が来ない。
    好きな人ができて、自分の体の悩みや性について向き合う主人公を応援しながら読みました。自分も体験したことがあるので、他人事のようには思えないし向き合うには勇気が必要です。自分の体のことで悩んでいる子や、よく分からない子にも読んで欲しいなと思いました。また、背中を押してくれるようなメッセージ性があり良かったです。学生だった自分に読ませたかったと思える素敵な本でした。エスペラントが人工言語であることを初めて知れて嬉しかったし、その言語と恋愛を掛け合わせたお話でワクワクしました。祖母のアサエさんがバイタリティに溢れてて、未来とショッピングをしたり
    お泊まり

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    2025年10月13日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    おもしろかった。
    マレーシアの帰国子女の主人公が、周りと仲良くしようとして、ちょっと無理したりしながら、がんばる話。
    帰国子女じゃなくても、突然知らないところに行かなければならないのは、つらい。そういうのは苦手だから、主人公の気持ちはよくわかる。文化の違いは、国だけじゃなくて、友だちとか学校にもあると思う。
    でも、強引な先輩と短歌のおかげで、主人公が変わっていけて、よかった。
    それから、マレーシアのことばや習慣が出てくるのも、いい。短歌にはなじみがないけど、マレーシアのことばの入った短歌がおもしろくて、短歌そのものにも興味が出た。
    こまつあやこさんのお話は、毎日小学生新聞の連載をきっかけに読み

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    2025年09月26日
  • ハジメテヒラク

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    この本は、まず第一綿野あみの実況がおもしろすぎる〜!一瞬で好きになっちゃいました♪
    その次に、早月ちゃんの名言大スキでーす!
    ぜひんでみてね!

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    2025年09月17日
  • ハジメテヒラク

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    従姉の早月ちゃんが、競馬場に連れて行ってくれたことをキッカケに主人公に転機が訪れます。
    主人公の脳内実況が面白くて、物語に夢中になりました。華道では枝を様々な面から見て、魅力を引き出すことが大切であると知りました。また、人も同様に色んな表情や知らない一面を見つけることができるので、まずは知ろうとすることが大切だとこの本を読んで改めて思いました。早月ちゃんが主人公のあみにとっては、ヒーローであり憧れでもありました。そのヒーローに恥じぬよう純粋に努力をしたり、自身の過去やトラウマを克服する姿に感動しました。人を狭い視野から見て判断するのではなくて、相手を知る努力をして広い視野で見れるようになりたい

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    2025年08月29日
  • ハジメテヒラク

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    面白い!主人公綿野あみ、脳内実況が面白い。語彙が素晴らしい!
    私立の中高一貫校の生け花部が舞台。生け花部部員一人ひとりの個性が徐々によく分かり、するする楽しく読める。

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    2025年08月06日
  • ハロハロ

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    高校生になったのの花は、季節外れのインフルエンザに罹り、入学式から数日学校を休まなければならなかった。その間、お母さんに勧められたオンライン英会話でジョシュア先生というフィリピン人の先生と出会った。
    学校に通い出しても、周りはもうグループが固定されつつあって、のの花はひとりぼっち。でも、素敵なジョシュア先生との英会話の時間があるからなんとか頑張れる!そんな時、のの花に話しかけてきたクラスメイトがいて……



    今どき、と感じられる話し口調や文体でとても読みやすかったです。フィリピンの食べ物や昔話など、全然知らなかったことをさりげなく知ることができてためになりました。ジョシュア先生との関係はどう

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    2025年07月28日
  • キャロットバトン

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    スポーツ大学の附属小の4人が、ひょんなきっかけからリレー童話を書くことになる。それぞれの本音が込められたお話がリレーされていき、じぶんたちの思いと向き合い、ハッピーエンドの童話が完成する。4者4様のそれでいてバトンがつながっていくところが素敵でした。

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    2025年04月26日
  • ハロハロ

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    作者お得意の外国人との交流もの。さわやかな後読感。やっぱり多様性っていいよね、と思う。
    『要の台所』にどことなく似ている。
    高学年なら読めそう。

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    2025年03月17日
  • ハロハロ

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    オンラインの英語講座がきっかけで、フィリピンに興味を持つようになったのの花。友達の風羽やお話の語りをしているおばあちゃんやクッキング部のみんなに刺激を受けて、新しいことに挑戦していく。素直なのの花の真っ直ぐな挑戦が、心に響いた。

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    2025年02月16日
  • 雨にシュクラン

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    人目を気にしてしまう内藤真歩の気持ちはわかるし、自分のやりたいことだけでわがままな考えにイラッとしたり。

    ムスリムであり、目鼻立ちも高くて風貌の違いから日常的に人から視線を感じてきた、トルコ人のユルマズ怜奈や千凪と出会えたということが何よりラッキー。
    真歩の融通のきかなさはちょいと、
    テニス漫画、『エースをねらえ!』岡を彷彿とさせられたけれど、、笑
    怜奈や千凪、宅配ボランティア担当の宝来さん、真歩の担当利用者船島さん周りの人が素敵で、軽く読めました。

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    2024年10月31日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    カルタを作るというのは斬新で面白かったです。でもそれ以上に2人の仲の良さがすごく伝わってきて心が温まりました。

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    2024年07月29日
  • 雨にシュクラン

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    書道のお話でたくさん勉強になりました。さらに宅配ボランティアっていう聞いたことのないボランティアがあり楽しそうだなって思いました。

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    2024年06月27日
  • ハジメテヒラク

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    ネタバレ

    面白かったー!
    先走った失言で仲間外れになったことのあるあみ。元気づけてくれた従姉妹に脳内実況を進められて。中学生になって入った生け花部の文化祭でのショーで、初めて人前で実況を披露することにして...。
    こんな事言っていいのかな...こんな私受け入れてもらえるのかな...悪いイメージを持たれたらヤダな...という気持ちが、部活の先輩や同級生との触れ合いで前向きになっていく。本当の気持ちを知るための引き算って大事。
    七十二候や生け花のことも少し知れて為になる。
    軽快な脳内実況とストーリーで、楽しく明るい気持ちで読み切れました。

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    2024年04月09日
  • 雨にシュクラン

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    アラビア語を少しだけ齧ったことがあるので、タイトルを見て即読み。アラビア語がティーン向けの本でも扱われるなんて…とちょっと感動してしまった。話自体はあっさりさっぱりしているが、若い人がアラビア語に興味を持つきっかけになればいいなとの思いを込めて⭐︎5。

    偉そうなことを言いながら習ったことをほぼ忘れてしまったのでもう一度アラビア語の勉強頑張ろうかな…

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    2024年03月02日
  • ポーチとノート

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    わあああ!いい!すごく良い!!
    高校生の性と青春、世界中の人をつなげるエスペラント。自分の身体に向き合うことは自分を守ること。相手に合わせず、自分の歩幅で歩いていく。中高生にも、もちろん大人にも読んでもらいたい児童書。

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    2024年02月23日
  • ハジメテヒラク

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    「周りの反応を気にして当たり障りのない言葉を選ぶより、ヘンテコでも自分の心が生んだ言葉で伝えたい。」

    読後感良い。文量も多くなく、一瞬で読み終わった。実況と生け花の組み合わせがすごくマッチしている。「魅力を引き出すことが実況」と作品の中にあったが、主人公の実況を通して語られる物語世界はまさに魅力的だった。
    上に引用したセリフは自分でも見習いたいと思った。「自分の心が生んだ言葉」、何より大切にしていきたい。

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    2024年01月15日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    タイトルの意味がわかった瞬間、魔法がかかっていました。
    2年半のマレーシア滞在から帰ってきた沙弥は、「帰国子女」としてクラスで浮くことを恐れていた。
    みんなと違うこと。中学生にとっての大問題を真っ直ぐに楽しく描く。

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    2023年09月06日