こまつあやこのレビュー一覧

  • ハジメテヒラク

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    生花の良さ、実況の奥深さも散りばめられて、最後まで楽しめました。失敗やしんどいことを一つ一つ乗り越えていく姿が大人にも響く良書です

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    2021年03月28日
  • ハジメテヒラク

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    ハジメテヒラク、タイトルのつけかたがとても素敵。
    あみの悩みは中学生らしいなと思った。応援したい気持ちはあっても、応援する方法を間違えちゃうと大変だから。余計なことはしゃべらないように、深く関わらないようにする気持ちはすごくわかる。
    生け花部のみんなに会えて、実況が好きなことも言えるようになってよかった。最後の文化祭での実況は読んでてうるっとした。バラバラ・バランス、それも悪くないのかもしれない。

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    2020年12月20日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    異文化と年頃にありがちな面倒くささと。制約あるがゆえの自由さをもった短歌がいろいろな壁を乗り越える。言葉にすべて変えられない年齢ゆえのもやもや感の尊さよ。

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    2020年09月13日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    マレーシア語を混ぜて詠まれる
    短歌がものすごくよかった。

    テストにたくさん使われた文章だそうです。
    小中学生におすすめしたい、
    さわやかなお話でした。
    もっともっと、日本でもいろんな文化と生き方に
    寛容になっていけるといいよね。

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    2020年08月08日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    子どものために購入も、面白くて先に読んでしまいました。
    日常生活のなにげない場面も、改めて俳句にしてみると新しい発見が色々あるんだろうな。文章も難しくなく、読みやすかった。

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    2020年01月20日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    マレーシアから帰ってきて日本の地元の中学に編入したばかりの沙弥。クラスになじもうと必死の彼女だが、一年上のせんぱいにむりやり「ぎんこう」にひっぱりだされて、いつしかいっしょに短歌を詠むようになる。タイトルは、マレーシア語で五七五七七のこと。もうそれだけで勝利、という感じの楽しいひびき。

    ちょっとできすぎのところもあるけど、さわやかななかにも自分とちがうものを受け入れるということ(国籍とか文化以前に、短歌を詠むということだって、中学では浮くよね)がさらりと描かれていて気持ちのいいお話でした。

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    2019年02月12日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    ネタバレ

    マレーシアから帰ってくる中学生の感覚がわかりやすい。先輩も、同級生も。この時期のきつさはもっと狭量かもとは思うけれど。短歌の感情表出がそれっぽいのがすごい。

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    2018年08月22日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    タイトルはマレーシアの言葉で「五七五七七」。話の軸は短歌。
    読後感が爽やかな作品。話題が次々展開していくので、一気に読みました。イマドキ中学生の誰もが持つ悩みをよく描いているし、かといって閉塞感のある苦しい空気感ではなく、いろんな人間関係もよく考えられていて、不自然感がない。
    短歌、図書室、異文化、自分らしさ、そして、恋。たくさんのキーワードがケンカすることなく、うまく繋がって、流れるように読みきりました。
    登場人物の個性がわかりやすく、小さなドキドキも散りばめられていて、本当に面白かった!
    短歌、やってみたいなーと思っちゃいました。

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    2018年06月23日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    読後に「再構築」という言葉が思い浮かびました。

    一度離れたものを結び直したり、今あるものを入れ替えてみたり、誤解をといて謝ったり。

    腕時計のベルトは変えず電池を入れ直すように進んでいく若者達が皆可愛くて眩しいです。大人も日々進んでいることも優しくて描かれています。悪者が居なさ過ぎですが。

    小説内では短歌を交え、言葉の思い違いや環境の変化、親や配偶者の都合で変わる生活や宗教、帰国等の不安をポジティブに変えていこうとする人々が描かれています。

    小学校前に母親を亡くした藤枝くん、閉店&転職、退学&転校、再婚、改宗、海外生活、異文化、誤解、失恋...

    人生にそれらと、それ

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    2025年06月14日
  • ハロハロ

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    外国にルーツをもつ子供がよく出てくるこまつ作品。今作はフィリピン。(ルーツといっても血はつながっていない)某コンビニのハロハロはこういう意味なのかな?小説のように現実も、何かを知ろうとして、何かがきっかけで思いもかけない人と仲良くなれるような世の中であったらいいなと思ったりする。

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    2025年02月21日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    2025年、1ヶ月に1冊、子供向けの本を読もうと決めて、さっそく1月分はこちら。
    タイトルはマレーシア語で「五七五七七」。帰国子女の少女が先輩に誘われ短歌を詠む「吟行」へ踏み出していく。心の動きが素直で細やか。短い章立てで、エピソードの度に心が解放されていく主人公。バイリンガル短歌も愉しいね。
    ただ宗教のくだりはちょっと疑問。家族全員が同じじゃなきゃダメ?

    ちなみに中学受験でよく使われた本だそうで、ほんとにこれ子供は喜ぶのかな?ネットのレビューは大人の感想ばかりで困ってしまう。それでも「うちの子は熱心に読んでました」というのは幾つか見かけたので、ちゃんと人気はありそう。

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    2025年02月18日
  • ハジメテヒラク

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    物事を一面から見るのではなく、別の角度から見ると違う面も見えてくる。その人を知ろうという意気込みは大事だね。それにしてもこまつさん、常に他国の話を入れてくるから色々な国に興味がわくよ。

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    2025年01月18日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    卒塾制作という一風変わった物語。子どもの受験は少なからず親の意向が関わってくるけども、押し付けは違うよね。

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    2024年09月26日
  • ハジメテヒラク

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    前作「リマ・トゥジュ・リア・トゥジュ・トゥジュ」が結構おもしろかったので、読んでみることにしました。
    小学生高学年、中学生も向けのとても読みやすい本で、サクサク読めてしまいます。
    他の方も感想に書いていたのですが、今回のベトナムや、リマ・トゥジュのマレーシアといい、作者自身が東南アジアに何らかの関わりがあるのでしょうか。
    生け花と実況という組み合わせ、前作リマ・トゥジュのマレーシアと短歌の組み合わせといい、なかなか結びつかないものを組み合わせて、多少無理がある展開がありつつも、物語としてかたちづくってしまうのは感心してしまいます。

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    2024年01月27日
  • 雨にシュクラン

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    タイトルのシュクランはアラビア語でありがとうの意。作者の作品はいつも外国にルーツを持つ人物が出てくると感じる。

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    2025年03月05日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    毎日小学生新聞連載の単行本化。

    ノレノレは「ノーレイン・ノーレインボー進学教室」の略。『雨がなければ、虹はない』というハワイのことわざが由来だとのこと。

    出来過ぎ感もあるけれど、違和感も感じながら親の考えたレールに乗っかっていた主人公が、塾でいろいろな子に出会って変わっていったところはよかったと思います。

    塾には否定的な考えを持っていましたが、これだけ子どもが将来のことを考えて通うなら、お金をかける価値はあるのかな、とも。

    「ノレノレかるた」も、五十音分(46文字)作られていてなかなか面白かったです。

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    2023年06月01日
  • ハジメテヒラク

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    こまつあやこさんの作品はこれが初めてでした。
    生花を中心に将来のことや友情、恋愛など様々に展開していてとても読みやすい1冊です。

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    2022年12月23日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    友人とノレノレかるたを作るという発想が面白い。今作にはムスリムの少女が出てくる。作者の作品には必ずと言っていいほど、他文化育ちの登場人物が出てくるような気がする。そこに何かの意図を落とし込んでいるのだろうか。

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    2022年10月11日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    詳しくは言いませんが、一部分だけ読んでみて全体を読んでみたくなって読みました。この題名も、読む前はなぜか気になりましたが、読んでみて納得です。短歌が
    文中に出てくるんですが、読んだ後に思わず口ずさんでしまうようなものばかりで、印象に残りました。おすすめです。

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    2022年05月07日
  • ポーチとノート

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    エスペラント語をきっかけに司書補の大学生と仲良くなる主人公。タイトルのポーチは祖母にもらったもの。生理用ナプキンをいれているが、まだ初潮はない。だけど、だれにも相談できない。そういった人に話せない思いを綴ったのが水色のノート。

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    2021年12月13日