【感想・ネタバレ】ハロハロのレビュー

あらすじ

2019年度の中学入試で最多出題作となった『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』で講談社児童文学新人賞を受賞、『ハジメテヒラク』で第54回日本児童文学者協会新人賞を受賞したこまつあやこ氏新作青春小説。

「何でこの本を読んだの?」
この学校にフィリピンの昔話を知ってる人が、私以外にもいるなんて。
もしかしてフィリピンに興味があるのかも。そう思ったら引き止めずにはいられなかった。
「うちの母親、フィリピン人だから。血はつながってないけど」
木原さんはさらっと言った。ーー本文より。

「韓国ドラマみたいに、日本でフィリピンの番組もたくさん放送とか配信されればいいのにな。
上達すべきは英語のはずなのに、フィリピンが、ジョジュア先生が、気になって仕方がない。」
「レッスン開始ボタンをタップすると、真っ黒だった画面にパッと光があふれた」オンライン英会話を始めた高1ののの花は講師の先生の影響でフィリピンのことをもっと知りたくなってしまい、フィリピンの昔話を読んだことからクラスメートでフィリピン人の家族がいる風羽と仲良くなる。



1 オンライン英会話マグサリタ
2 弾ける泡の数はおんなじ
3 青空とアドボ
4 ハロハロパーティー
5 柿とバナナ
6 Wスカウト
7 Recording
8 Summer mission
9 二度目のエア握手
10 kaya mo yan!
エピローグ

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ノノちゃんの恋心が物事を大きく動かしていく。
”外国人”とひとくくりにするのではなく、個人として出会うことって大切だなと思った。排外主義的な空気が蔓延している中、こういう作品を読むのも抵抗のひとつになる。

0
2025年11月13日

Posted by ブクログ

こまつ あやこさんの本を読むのは、この本で3冊目です。表紙が色とりどりで可愛くて手に取りました。
オンライン英会話のレッスンで出会ったフィリピン人の講師の方が気になり、恋に落ちる高校生のの花ちゃん。
その出会いから、新たな友達や仲間ができたりフィリピンの昔話やスイーツを知ることができたりと世界が広がっていきます。引っ込み思案であるのの花ちゃんが、フィリピンの昔話を披露する提案をした時は応援したくなりました。英語を通して、色んな国の文化や食べ物等を知るのは素敵だなっと思いました。また、ハロハロというスイーツを初めて知りました。ごちゃ混ぜという意味があり、うべアイスやゼリー、フルーツやナタデココ、甘く煮た豆や芋、練乳やシロップ等を盛って食べるのが魅力的でした。私もぜひ食べてみたい!!フィリピンについて、少しでも知ることができて嬉しかったです。この本に出会えて良かったです。

0
2025年11月07日

Posted by ブクログ

高校生になったのの花は、季節外れのインフルエンザに罹り、入学式から数日学校を休まなければならなかった。その間、お母さんに勧められたオンライン英会話でジョシュア先生というフィリピン人の先生と出会った。
学校に通い出しても、周りはもうグループが固定されつつあって、のの花はひとりぼっち。でも、素敵なジョシュア先生との英会話の時間があるからなんとか頑張れる!そんな時、のの花に話しかけてきたクラスメイトがいて……



今どき、と感じられる話し口調や文体でとても読みやすかったです。フィリピンの食べ物や昔話など、全然知らなかったことをさりげなく知ることができてためになりました。ジョシュア先生との関係はどうなるのかなと思っていましたが、落としどころがとても好みで、よりこのお話が好きになりました。二人の関係の変化、後日譚の場面では思わず涙がポロリ。爽やかで可愛いお話で、読んでいて気持ちのいいお話でした。

0
2025年07月28日

Posted by ブクログ

作者お得意の外国人との交流もの。さわやかな後読感。やっぱり多様性っていいよね、と思う。
『要の台所』にどことなく似ている。
高学年なら読めそう。

0
2025年03月17日

Posted by ブクログ

オンラインの英語講座がきっかけで、フィリピンに興味を持つようになったのの花。友達の風羽やお話の語りをしているおばあちゃんやクッキング部のみんなに刺激を受けて、新しいことに挑戦していく。素直なのの花の真っ直ぐな挑戦が、心に響いた。

0
2025年02月16日

Posted by ブクログ

うわー、良かった!フィリピン人って前の職場に多かったな。でも私は会話はしたけど、フィリピンのことを知ろうとはしなかった。フィリピンの料理、昔話、家族や国の事情…知れば知るほど面白い。またのの花の頑張りや胸キュンにもくすぐったいような、あったかいような気持ちになる。なんて爽やかな読後感…

0
2025年01月13日

Posted by ブクログ

外国にルーツをもつ子供がよく出てくるこまつ作品。今作はフィリピン。(ルーツといっても血はつながっていない)某コンビニのハロハロはこういう意味なのかな?小説のように現実も、何かを知ろうとして、何かがきっかけで思いもかけない人と仲良くなれるような世の中であったらいいなと思ったりする。

0
2025年02月21日

「児童書」ランキング