帰国子女の中学生のサヤ。周囲から浮かないように遠慮がちに過ごしていたが、「督促の女王」先輩から突然吟行に連れ出されてしまう。得意なマレーシア語を使い今の気持ちを短歌にして押し出したら気持ちが良く、どんどん先輩と吟行に引き込まれていく。そして、サヤはお母さんや先輩の昔の吟行パートナーを気になってくる。そんな中、サヤの思い人がイスラム教徒になっていたり、先輩の昔の吟行パートナーだったことを知り、落ち込むサヤ。しかし、先輩の肩を押してあげた。この話をまとめると、吟行を通じて少女達の友情、心理が描かれている。