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Posted by ブクログ
表紙絵がかわいくて、タイトルがおもしろくて、そして今日はサクサクっと本が読みたくて。
マレーシアからの帰国子女の、女の子が主人公。名前は、花岡沙弥、あだ名はさーや。中2の9月に転入なんて、誰が考えたって大変だ〜
出来上がった友達の中に入るのは緊張する。
さーやと中3の佐藤先輩(女子)の出会いがおもしろい。場所は図書室。なんと2人は、短歌を一緒に詠むパートナーになるのです。俄然、おもしろくなってきた! 私、短歌好きです。詠むのは下手くそだけど。変わったタイトルのヒントは、短歌です。タイトルの秘密は、読み始めで分かります。
さーやの片思いの相手、藤枝くんが給食を食べない、それはなぜ?とか、さーやはお母さんの浮気を疑って佐藤先輩と尾行したりとか、読んでいて飽きない内容。読後感、爽やか。
中学時代って素のままの自分でいることが、とっても難しい。その部分と宗教の違いを受け入れることの難しさも考えられて良かったです。自分の中学時代や中学校に勤務していたころが思い出されました。イスラム教で豚肉が食べられないため、お弁当持参の男子いました。中学校では“いじめが起きないように、起きないように、いじめの芽はつまなきゃ”そんなことがいつも頭から離れなかった。特別支援に異動したとき、違う苦労はあるけれど正直、気持ちが楽になった、これが本音です。
Posted by ブクログ
おもしろかった。
マレーシアの帰国子女の主人公が、周りと仲良くしようとして、ちょっと無理したりしながら、がんばる話。
帰国子女じゃなくても、突然知らないところに行かなければならないのは、つらい。そういうのは苦手だから、主人公の気持ちはよくわかる。文化の違いは、国だけじゃなくて、友だちとか学校にもあると思う。
でも、強引な先輩と短歌のおかげで、主人公が変わっていけて、よかった。
それから、マレーシアのことばや習慣が出てくるのも、いい。短歌にはなじみがないけど、マレーシアのことばの入った短歌がおもしろくて、短歌そのものにも興味が出た。
こまつあやこさんのお話は、毎日小学生新聞の連載をきっかけに読み始めた。どれもすごくいいから、みんなにおすすめ。(中2)
Posted by ブクログ
マレーシアからの帰国子女が短歌に挑戦する話。
中学生だった頃「周りに合わせなきゃ」なんて1ミクロンも考えたことのない人間なので、「今時の中学生は大変なんだなあ」と思ったけど、たぶん昔からあったんだろうなー。こういう「打たれる杭になりたくない感」。あの、制服を着ただけで生じる意識の変化や閉塞感はなんなんだろうね?中学時代は黒歴史だわ〜。
という自分語りは置いておいて。
マレーシアという国のおおらかさ、短歌というものの自由さ、中学生の視野が狭いが上の鮮やかな発見、発想の転換など、清々しい作品でした。
個人的には福木はる『ピーチとチョコレート』に近い雰囲気を感じたなあ。青春。
中学生の一人称なので、文体が少しライトすぎる気がしだけど、すぐに慣れます。大丈夫。
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