こまつあやこのレビュー一覧

  • ハジメテヒラク

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    ネタバレ

    私もこの本の主人公、綿谷あみのように心の中でしゃべっているから共感できました♪
    本を開いてから一日で読み終わり手軽に読めてよかったです。

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    2024年03月13日
  • 雨にシュクラン

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    アラビア語、トルコ料理、ムスリム…。真歩と同じで、実際に近くに触れることってなかなかない。
    高校に行ってない16才がいたって、ぬいぐるみが好きな中年男性がいたっていいんだよね。それをスッと受け入れてくれる周りがとても素敵。
    言葉や文化の違いはあるけど、それ以前に一人一人なんだよね。読み終わり、爽やかな気持ちになった。

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    2023年12月26日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    爽やかで甘酸っぱくて切なくて。周りに合わせなきゃいけないプレッシャーのなかでもがくサヤと、学校以外に世界を持つ佐藤先輩の吟行の行方。意外に響きが可愛いマレーシア語を織り交ぜた短歌の世界。自分は自分のままでいいんだよ、とメッセージをくれる児童書。読後感も爽やかでかなり久々の読書のいいリハビリになりました。

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    2023年10月17日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    ネタバレ

    タイトルがマレーシア語の5,7,5,7、7ということにまず驚いた。帰国子女の子がなじめないかもしれない、と心配する気持ちはよくわかる。それによってとってしまう残念な行動も良くわかる。ただ、そんな子の気持ちを、芯をもった高学年の女の子が吟行をするという形で引っ張っていく結果、良い方向に変わっていくというのがさわやかでよい。

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    2023年10月10日
  • 雨にシュクラン

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    そのときどきに合った選択をする。作中に出てくる言葉のなかで、いちばん好きなブレーズだ。こうと決めたことを一心に貫く意志の強さはもちろん大切だけれど、人生には思いどおりにいかないことがたくさんある。どちらかというと、ままならないことの方が多いかもしれない。それでも。芯となる考え方や生き方さえブレなければ、あとのことは柔軟に、そのときどきに合わせて選択していけばよい。そしてその選択肢は、自分の行動や見ようとする景色によって変化し、ときには思いもよらない方向に広がっていくよ。そんなあたたかいまなざしで子どもたちを見守り、応援している作者の気持ちが伝わってくるような作品だった。

    文章のタッチはやや軽

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    2023年10月09日
  • ポーチとノート

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    大人にはこっ恥ずかしい内容で、予想がついてうまくまとまるなーと思ってしまうが、YA作品として同年齢の子達にはとても良い!
    恋愛の事、性の事、将来の事、親や友達との関係、広く浅くさらりと書いてあり、内容が深く細かくないためにそれが逆に、自分に当てはめやすく、ストンと心に落ちる。解決にはならないけど、問題や不安と向き合うきっかけを作ってくれるような作品。
    読後は明るい。

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    2023年10月05日
  • ハジメテヒラク

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    やっぱり読みやすい。
    小中学生向き。なかなか素直になれなかったり、恥ずかしがったり、強がったりと自分の内側では大変な騒ぎになってるお年頃の子達を思って読むと納得できる。
    そんな子達が前向きになれるように背中を押してるような作品が多く、この作者さん好きだな。

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    2023年10月05日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    小学高学年、中学生におすすめ。
    人は見かけじゃない、いろんな事に興味を持って、など長くもくどくもない読みやすい文章で、さらりと読める。
    この作者さんいいな。

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    2023年10月05日
  • 雨にシュクラン

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    いろんな価値観があっていい。あった方がいい。
    そんな気付きを異文化交流も交えながらイキイキと読むことができた。

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    2023年08月17日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    特に期待せずに読んでみたのだが、なかなか面白かった。講談社児童文学新人賞を受賞だけに中学生、小学生高学年あたりがおすすめか。
    短歌とマレーシアやイスラム教との絡み方が非常におもしろい。多様性が大きく叫ばれている今の時代ならではの小説だと思った。

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    2023年08月12日
  • 雨にシュクラン

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    書道といえば日本だけかと思っていた。まさかのアラビア書道とは。困難が降りかかってきた時に自分を曲げずに立ち向かっていった真歩がカッコいい。一度傷ついたからこそ輝ける。好きなものに導かれ、出会った素晴らしい友人たち。児童書らしく爽やかな読後感だった。続きがあれば読みたいし、世界の書道を調べてみたら面白そうだな。

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    2023年07月16日
  • 雨にシュクラン

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    リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュのように題名のシュクランってどういう意味?
    アラビア文字、竹の筆を使って書いてみたくなりました。

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    2023年07月13日
  • 雨にシュクラン

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    この作者さんは、読みやすくて、読後に視界がパァーと開ける感じがする。小高、中学生にぜひ読んでもらいたい。
    自分らしく、前向きに!と考えたり言うのは簡単。周りの目はやっぱり気になる。その葛藤を残しつつ一歩踏み出す、そのきっかけや勇気をくれる内容だと思う。
    「世間に標準を合わせるよりも、好きなことや向いてることを選ぶほうがきっと幸せだ」
    「どんな水でもそれなりに楽しめそう」
    それぞれに合った、幸せを感じる生活ができるといいな。

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    2023年06月21日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    みんなと同じじゃないと...と思い込んでいる子どもたちに読んでもらいたい。
    短歌の魅力が伝わってくる。
    マレー語?の響きがおもしろい。
    恋心を絡めているところも中学生には身近に感じるだろう。

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    2023年01月24日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    進学塾ノレノレ(ノーレイン・ノーレインボー)の中学受験コースで仲良くなった小春と英(ハナ)
    塾ではいつも成績が同じくらいでお隣同士の二人。
    ある日、二人は卒塾制作としてかるたを作ろうと思いつく、絵を描くのが好きな小春が取り札を描き、国語が得意な英が川柳を付ける。
    週三回夕方からのクラスメイト
    好きな色に出会いたいんだ十校十色
    消しゴムで問題用紙破れるし
    チャンティッね背筋が伸びる呪文です(チャンティッ=可愛い・綺麗(インドネシア語)塾の同級生でムスリムの子がいて、中学生になったらヒジャブを被るという話が出てくる。リマ・トゥジュを思い出す)
    ハルがきてハナれてたって一蓮托生

    小学生が中学受験や

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    2023年01月20日
  • ポーチとノート

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    リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュのこまつあやこだ、表紙かわいい!と、手にとって読む。
    以下、ネタバレ含みます。


    高校二年生女子の未来(みく)が主人公。お祖母ちゃんは17歳で母を産んだのに、自分はまだ生理来ないし、恋愛は遠い世界のよう。そんなぼんやりとしていた不安が色々な経験を経て輪郭を成していく。親友が夏祭りで彼氏に閨に誘われ、どうする?と二人で悩む様が真面目な現代っ子の本音を凄く良く描いていると思った。今の時代は性教育を抑えていて(周期的に凄くやるのと交互らしい)この本のような内容はあまり公には語られない。でも、とても大切なこと。表紙的に冷やかし男子は手に取らないだろうし小学校に

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    2022年12月31日
  • ノレノレかるた 二人でつくる卒塾制作

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    児童書。
    中学受験を目指す二人が、卒塾前にかるた作りを始めるお話。
    受験勉強が忙しい時にかるた作り?というのは、置いておいて…学校とは違う所に親友がいるっていいなと思う。
    ノレノレのみんなが親に決められた進路ではなく、自分の好きな事やりたい事ができる学校を選んでいるところがよかった。

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    2022年09月13日
  • ポーチとノート

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    表紙が可愛らしくて手に取ったけど、とてもよかった。未来の気持ちがすごくわかる。周りに言うことの恥ずかしさ、なんとなくいやな感じ。
    性に関することってどうしても言いにくさを感じてしまう。でもみんなが言わなかったら、どうやって知ればいいんだろう?今はネットに情報は溢れているけれど、それだって正しいかわからないし、人それぞれちがうことってたくさんある。
    嫌なことからは逃げていいけど、好きな人から逃げるなんてもったいない。アサエさんの考え、素敵だなぁと思った。

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    2022年02月10日
  • リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ

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    題名からはどんな物語なのか想像できずでしたが、私は「リマ・トゥジュ」の言葉の意味をずっと覚えているかと思います。

    女の子たちが日常で作る短歌には、微妙なお年頃の心情がギュッと詰め込まれていたので、ストーリー自体もすべての短歌も読んでいて面白いです。

    短歌にはちょっとした謎解き要素も隠れていて主人公とともに少し探偵気分に。

    難しい言葉や言い回しもなく、恋バナもありなので、読書が苦手な子にも楽しめるかと思います。

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    2022年01月19日
  • ハジメテヒラク

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    ちょっとの失敗から居場所をなくした綿野あみ。
    でも実況中継が彼女を救います。
    生け花と花のようす、部員とその性格特徴、見方を変えれば、いろいろバラバラなものも案外まとまっていたり。
    作者のこやまさん、『リマ・トゥジュ・リマ・トゥジュ・トゥジュ』もそうでしたが、リズム感がとってもよくて、あっという間に読めちゃう。

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    2021年11月14日