日向理恵子のレビュー一覧

  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    ネタバレ

    挿絵の緋名子ちゃん可愛い、と暢気なことを言っている場合ではない。

    本当に見た目も大ごとに、そして様々な存在の様々な思惑が絡まり合って混沌としている首都。
    それでいて絶対的強者もいないという。
    神族ですら一枚岩ではなく、帰ってきた「揺るる火」すら迷える小さな少女だった。
    この「揺るる火」の姿には本当に驚かされた。
    この「揺るる火」すら絶対的強者になれないこの世界。
    3巻まで読んでもまだ先が想像できない。
    取り敢えず、灯子の目が治ったのは喜ばしいが……他は何も安心できないしなあ。
    そういう意味では非常に苦しい読書だけれど、それでも読み進めちゃうのは、この作品の持つ魅力なのだろう。

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    2023年03月04日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ついに首都に到着した灯子が
    まずは綺羅と出会い、煌四と出会う。
    この微妙なすれ違いにドキドキしたわ。

    妹の緋名子が治療と称して
    何らかの実験台にされてたっぽいことを
    知った煌四の心情を思うと(/ _ ; )
    そもそも緋名子を守るために
    熾火家を頼ったのに。

    他にも〈蜘蛛〉の子なのに
    群れから捨てられた少年・クンや
    兄を神族に殺された〈火狩り〉明楽など
    魅力的なキャラが増えてきました。

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    2023年02月27日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ネタバレ

    思ったよりあっさりした幕引き。ただ、灯子も煌四も、明楽も、皆それぞれに新しい世界の中で生きていくことができるのは何より。
    灯子があっさりの村に帰って行ったのは意外だったが、旅を通して強くなって帰って行き、祖母の最期に間に合ったことも、厳しいようで少し不器用で優しいおばさんと再会できたことも含めての大円団。煌四と緋名子も2人生きていけるし、明楽も何とか本懐を遂げたし、何となく丸くおさまったなという感じ。綺羅は両親を亡くしてしまったけど、最初からそうであったようにきっと強く背筋を伸ばして生きていくのだろうな。

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    2023年02月26日
  • 火狩りの王 〈三〉牙ノ火

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    ネタバレ

    揺るる火が帰還して物語が更に勢いづく。
    読み進めるにつれて激化する争いにハラハラしながらもページをめくる手を止められない。
    まだまだ謎めいた部分も多いけど、作り込まれた世界観に何度も魅せられる。

    クンがひたすら可愛い!
    可愛すぎて、修羅場でも、ホワッと癒しを感じてほのぼのしてしまう!!!
    あの水の中に引き摺り込まれたときはどうなることかと思ったけど、やっぱり可愛い。
    どうか、最後まで生き残って!と願わずにはいられない。4巻もたくさん登場しますように!

    ☆4.5

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    2023年02月13日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    児童文学からの文庫化ですが
    単行本だと手に取らなかったかも。
    文庫にしてくれて良かった。

    火に近寄ると
    人体が発火するようになった世界。
    炎魔という獣から採れる火だけは別で
    それを狩る〈火狩り〉が重要な存在だった。

    自らの命を救ってくれた火狩りの
    遺品を届けるため首都に旅立つ少女・灯子。
    母を亡くし、妹とふたり路頭に迷うところを
    名家にひきとられた火狩りの息子・煌四。
    ふたりの視点で交互に話は進む。
    その道がやがて交わることは
    読んでいるこっちにはわかっているのですが
    なかなか遠くて厳しい道のりで…。

    世界の謎がいろいろあって
    これから解けていくのが楽しみです。

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    2023年02月01日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    面白くなってきた。
    灯子と煌四が出逢い、物語が廻り始めて、光明が見えてくるかと思いきや寧ろ苦難。
    緋名子は体調が悪くなっていくか、回復するのか、と思っていたら思わぬことが裏で起こっていた。
    煌四の先生もただ出てきただけでなさそうなことは明らかだし、この後の展開が読めずハラハラする。誰が火狩の王なのか、その先には何が待っているのか、まだまだ先が楽しみである。

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    2023年01月21日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    灯子と煌四の出会いはもう少し先になるのかなと思っていたら、予想よりさくっと邂逅して驚いた。
    驚いたと言えば、緋名子の件。
    まさかそんなことになろうとは!
    主人公たち周辺の人たちに本当に容赦のない世界である。

    しかも解説にもあった通り、絶対的に強い人もいない。
    主人公サイドにも、この人に任せておけば安心という人物がいない。
    神族にも果たしてそんな強キャラがいるのかどうか。
    ただそれぞれの人物たちが、それぞれの思惑で、意志で、この終わりそうな世界を生き抜こうとしている。
    それが、他の人や神族から見て許容できるのかできないのかはさておき。

    そんな中「この世界がいかにあるのか、ただそれだけを知ろう

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    2023年01月21日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    世界観にどっぷり浸かれる物語。現実から切り離されたい時に読むには最適。まだ灯子と煌四の運命がどう交錯して、世界を動かしていくのか、本当に対峙するものは何なのか、全体像に辿り着いていないが、それだけに先が気になる。
    久々に読み応えのあるファンタジー、という感じ。2人が出逢って、それぞれの目的を達成できるのか、果たして目指すところが何なのか最後まで見届けたい。

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    2023年01月15日
  • 星のラジオとネジマキ世界

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    空に現れた謎の飛行物体を調べながら、友だちの女の子が可愛がってた猫が死んで落ち込んでるのを慰めたい小学四年生の不思議な冬の体験。
    ジャンルとしては現代ファンタジーだけど、設定がシンプルで読みやすい。友だち思いで当たり前に友だちの為に頑張れる主人公がステキだった。猫が死んで落ち込んじゃう女の子も、不思議が大好きでそれ以外見えなくなっちゃう友だちも、みんないい子で読んでて幸せになる。

    違う子を主人公で続編も出せそうな内容だなと思う。
    小学3.4年生でも読めるようにか、難しい漢字部分は平仮名になってたりふりがながふってあるので、漢字が苦手な子にもおすすめ。大人なら2時間もあれば余裕で読める。読み終

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    2023年01月07日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ネタバレ

    一冊目では完全にバラバラだった灯子と煌四の物語が交差して新たな流れが生まれるが、まだ多くの点は暗く闇に包まれたまま。そこがこれからどう展開していくのかに期待が高まる。

    ☆4.3

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    2023年01月04日
  • 火狩りの王 〈一〉春ノ火

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    一見、過去を舞台に描かれたファンタジーかと思いきや未来という意外性や"火"を重要視したファンタジーというこれまでにないタイプの設定が斬新で面白い。5作全てを読むのが楽しみになるスタートだった。

    ☆4.3

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    2023年01月04日
  • 火狩りの王 〈二〉影ノ火

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    ほとんど一気読みでした。いろいろ出てきたし3巻で終わっても良さそうだけど…まだ解明はされない感じか。

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    2023年01月03日
  • 日曜日の王国

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    学校に行けなくなった繭が、日曜日だけ開いているスケッチクラブの仲間と出会い、自分の道を見つけ出す物語。
    学校に行かなくちゃ、お母さんを元気にしてあげなくちゃ、笑わなくちゃ…わかっているけど、何も言えない、一歩も動けない。そんな繭の苦しい気持ちがよくわかる。
    スケッチクラブの仲間と出会い、少しずつ元気になっていく繭の様子に、
    自分の大切なものを見つけることは、そのためなら何でも頑張るぞ!という勇気と元気を与えてくれるんだなぁと思いました。
    高学年向け
    215ページ
    読み終わるのに1時間

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    2019年10月14日
  • 日曜日の王国

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    19:学校に行けなくなってしまった主人公が不思議な場所に誘われ、そこでの経験によって一歩を踏み出すことが出来る……と書けばありきたりなのだけど、王道のストーリーを彩るちょっとした描写がふくよかで鮮やかで、物語に厚みと説得力を持たせているように感じました。
    誰だって、いつだって、生きることは不安で「慣れる」なんてことはない。それでも「好き」の火を絶やさずに。

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    2019年04月03日
  • 日曜日の王国

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    ある日、家の近所に見慣れない矢印を見つけた繭。矢印をたどっていくと、そこは日曜日だけの不思議なアトリエだった。そこに集まってくる不思議な仲間たちと繭は一緒に絵を書く。大人であれば、途中でこの読物の構造に気がつくと思うけれど、それをさしひいてもよい話だと思う。
    学校に行けない繭が最後、自分自身の気持ちを両親に打ち明けられるようになるのも成長である。
    日向理恵子さんの児童書は、ファンタジーと温かさと現実がほどよくまざっていて大人の心も打つ。

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    2018年07月06日
  • 祈りからさらに遠い町

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    引っ越しで新しい町にやってきたチィメイ。新しい家は、不吉なことが起きた幽霊屋敷として恐れられる建物だった。その家で暮らすうち、母親は悪夢にうなされるようになり、チィメイも奇妙で不可解な出来事に巻き込まれていく。
    ダークファンタジーという帯だったが、火狩りの王と同じような怖さ、不気味さが漂う世界観。恐怖心が見せるだけの怖さの影と、実際に起こる出来事の怖さと、それらが絶妙に混ざったストーリー。すっきりしない怖さのまま進むのが不気味で、この作者らしいと思った。

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    2026年03月03日
  • 火狩りの王 〈四〉星ノ火

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    ここまでくるのが長かった……。
    沢山の人が入れ替わり立ち替わり出てくるので、人物相関図が欲しくなりました。

    アッサリと人の命が喪われていく最終巻、喪ったものたちを背負っていきるのはとても苦しそう。

    一読では、それぞれの心の内を読み切れなかった気がするので、またじっくり読み返そう。

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    2026年01月08日
  • 祈りからさらに遠い町

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    人々が招いた恐怖の元凶である幽霊、最後まで決して見えはしなかったが本当にいて、通り去ったと実感できる内容だった。ファンタジーというより、人間と幽霊の心理戦を追いかけていた気分だった。

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    2026年01月06日
  • 祈りからさらに遠い町

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    ネタバレ

    なんだか不思議な世界観。
    日本のようできっと日本ではない街。
    けれど情景が目に浮かぶ、そんな不思議な場所。
    そこで巻き起こる仄暗い物語。
    淡々と物語は進んでいくのに、じんわりと狂気が潜んでいる。底冷えする寒さのような、そんな怖さのあるダークファンタジーでした。

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    2025年10月23日
  • 迷子の星たちのメリーゴーラウンド

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    世界に異変が起こっていて原因は不明。
    そんな中で一部の子供たちにも何かしらの問題?が起こって……
    周りの人が認識できなくなった子、変な怖い夢を見る子、外の世界が色?でしか認識できない的な子、我慢できず周りに認識できない歌を歌ってしまう子、突然逃げたい症状にかられる子、で、遊園地から出られず成長できない子。
    学校とか家とかに拠り所がなく1人で過ごすしかない状態で、そういう子達が集まる施設に行って……

    絵がめちゃくちゃ綺麗!表紙に惹かれたまである!正直何がどうなってるのか、最後まで理解は出来なかったけど、おそらくひとつのエンドにはなってたんだと思われる?(´・ω・`)?

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    2024年12月26日