伊藤伸平のレビュー一覧
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宇宙で戦ったり、ブルース・リーと戦ったりと今回も忙しないまりかセヴン。まりかってわりと大変だなと思う一時でした。
いうてもただの女子高生。今回はむりやりドラム缶に詰められて宇宙に放り出されたり、補習の合間をぬって出動させられたりと忙しなく動いてくれたまりか。最近というか最初からというべきかまりかの意志とは無関係に動いていく周りが恐ろしい。壊れつつある鈴森さんを筆頭に、特撮バカを地でいく田子ノ浦先輩のこのツートップが戦闘を複雑化させていっていますね。今回のダイヤ話はそれを象徴していてこの二人はもうダメだなと読者が思ってしまう回でした。もうそろそろマジメにやってくれる人というか新人マジメキャ -
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ダイエットだ、温泉だ、カニだ。今回も今回とて巨大化スーパーヒロインらしかぬ行動っぷりを魅せつけるまりか。それにあとがきが悲しさ溢れる4巻。
この国にはバカしかいない。今回もまりかの女子高生っぷりに振り回される周囲の人々。しかし、その周囲の人々も充分壊れている人々でありまして、田子ノ浦先輩は元々壊れていますが、最近の鈴森少佐は特にひどい。こんな事態の指揮官やってりゃそりゃ壊れるか。今になって世界の警察気取りのアメリカ様も参戦し、よりめんどくさくなってきました。一般人はさらに輪をかけてバカですが、気持ちはわかってしまう悲しい男の性。バカでも地球を救えちゃうんだから面白い作品だ。あと怪獣ものの -
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前々からすごい気になってたので購入。まず、話のテンポがすごい心地いいです。主人公のまりかとセヴン、ヘンタイ枠田子ノ浦、ツッコミのサエちゃん、地球の危機をすごい日常っぽく捉えてくれる軍隊のみなさんなど各キャラたちの会話がポンポンからみ合って、世界観に引きこまれます。
ノリは90年代アニメを彷彿とさせるし、ぜひ映像化してほしいなぁ。これはただの特撮モノじゃなくて普通の女の子の行動を巨大化したままでやっちゃうところが面白いですね。虫と戦うの嫌がったり、かわいい怪獣を愛でたり、すねて体育座りしちゃったり、そういった行動にまりかセヴンらしさが詰まってる気がします。
3巻のあとがきでもあったけど、こ -
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特撮的価値観が日常に浸透している舞台設定が、何気ないけれど巧妙。
つまり巨大生物が出現すれば当然のように「わあ怪獣だー」となるわけです。
現実では得体のしれなさで恐慌状態に陥ってしまうかも、と思われるような場面が
「怪獣が暴れている」に変換されて妙に落ち着いているところが独特のコミカルな空気を醸し出してます。
バディものの異文化交流コメディな側面もあって、唐辛子、コーヒー、煙草が単にカプサイシン、カフェイン、ニコチンの刺激物としか捉えられていなかったりとかニヤリとさせられる小ネタが楽しいです。
ただ、あの震災以降、現実の政府の対応を意識したような描写があったりしてあきらかに作品のトーンが変化 -
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ネタバレ最初は一都市滞在型。イエローナイフでオーロラなど。
予定を詰め込み過ぎない。
現地の言葉は、ありがとう、おはよう、こんにちは、さようなら、おいしい、を覚える。
翻訳機も使える。
LCCは機内持ち込みの荷物のみのときはおすすめ。
ホテルは予約する。
クラブフロアに宿泊したほうが得な場合がある。朝食付き、お酒つき。
ポイントサイト経由で予約する。
現地発着ツアーはベルトラとホットホリデーで予約。
4日以上ならSIMフリーのスマホ。
中国ではGoogleが使えないので、ローミングサービスで使う。
iphoneが対応バンドが広い。
現地通貨はクレジットカードのキャッシングがベスト。デビットカードは手数 -
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本書のコンセプトは、ハードルが高いとされている世界一周旅行を短い期間と安い値段で行っちゃおうというもの。なので、世界一周の定義も、「出発地から地球を一定方向に、太平洋大西洋を一度ずつ渡る」というふうにシンプルに捉えている。
著者は地球の歩き方のライターをやってたりと旅のベテランであり、60歳を超えてて無理をしない世代のため、初心者向けでありつつも無茶苦茶でなくよく分析された内容になってる。特に、インターネットの情報を活用した旅のプランを提供しているので、今の情勢にあっているものとなる。
気をつけたいのが、80ページほど(全210ページ中なので約38%)が著者の実録となっているが、要は日記に -
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ネタバレファーマータナカの本棚。
行く当てのない GW につき、旅を巡る夢想の断片。
終わりがあるから、帰るべき場所があるから旅だと思っていたが、一人の友人はもうじき終わりのない旅に出るという。
帰るべき場所が死という意味では、それも又究極の旅と言えるかもしれない。
ところで、自分はまだ死にたくないし、帰りたい。
引込み思案で寂しがり屋で shy ときていては、元来旅には不向きな性格だ。
だから旅のきっかけは、須らく他力本願の出たとこ勝負だ。
これからの限られた時間軸の中、辛うじて残っているささやかな好奇心と貧乏人根性とで、一体どんな旅に飛び出せるのだろうか。