飴村のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は具体的な感想ではないけど
この作品を読んで考えたことを
綴りたいと思います。
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記憶の問題って難しい。
物忘れなら
“忘れた”ってことを本人認識できてるけど
認知症は
“忘れた”ってこと自体忘れてる。
その人にとっては何も無かったことになる。
でも
私はちょっと違うと思ってるし
無かったことにはならないと信じたい。
仕事で認知症の患者さんと関わるけど
相手のことや思い出を忘れてても
その時感じた感情は漠然と残ってと思う。
だから
関わり方によっては
“なんか嫌な人”“なんか好きな人”
って認識が変わってると感じる。
思い出を失っても
楽しいとか悲しいとかは
身 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高校生の新太は
余命が99日になると数字が見える。
余命が99日以内であれば
具体的な数字として頭上に見えるって
それが大切な人であればある程苦しそう。
そんな時に新太は
自分自身と親友の余命が見えてしまった。
どうにか助けたいと思っても
分かるのは余命が尽きる日だけ。
だから
“どこで” “どのように” が分からなくて
助ける方法も分からないから
運命に身を任せるしかないと思ったんだと思うし
残された時間を大切にするためだと思っている。
でもそんな時に高校の文芸部で
死が近いと黒い靄が見えるという黒瀬舞に出会った。
舞は余命が見えることについて
新太とは違う考えを持っていて
運命 -
Posted by ブクログ
恋に興味がないっていう陽菜の気持ち
なんとなく分かるような気がする。
私の場合は興味ないというか
よく分からなかったの方が近い気もするけど
学生時代のあれが恋だったと言われても
正直よく分かんない。
ウソ恋人から始まったけど
一緒の時間を過ごせば過ごすほど
相手のことを知るようになり
恋心に発展するって青春っぽくてキュンとする。
陽菜の周りの反応はちょっと苦手だけど
それも青春の苦い思い出に
時間と共に変わっていくんだろうなぁ。
陽菜の恋が実って欲しいけど
現実はそんなに甘くないというか
和馬の恋心を知ってしまうと
100%陽菜を応援は出来なかった。
どっちの恋も実って欲しいのに
どっちか -
Posted by ブクログ
映画のエキストラをきっかけに
色々物事が動き始めてワクワクした。
友情と恋、夢と現実、将来への不安......。
沢山の気持ちの変化とか
思うように行かない苛立ちとか
中高生ぐらいの子供と大人の間の
何となく宙ぶらりんな頃の気持ちが
懐かしいなぁと思いながら読んでました。
今でもこれからのこととか
考えないといけないことが沢山あって
何となく青春の心境と似てるような気がしてて
まだ青春から抜けきれてないのか?
って思うことはあるけどね。
映画の撮影地になってエキストラもするって
まぁまぁ大きな出来事だと思ってるけど
この出来事をきっかけに
将来のことを真剣に考えられるって
本当に良いき -
Posted by ブクログ
切ない!ほんとに切ない!全てが題名通りに進んでいってしまう。
とてつもなく切なくて、青春の物語です。それぞれが努力して悩んで、努力して。女の子の努力はほんとに可愛いなと感じる瞬間があったり、あなたのために努力してるのに男の子その態度は何?!と思うこともありました。
この1冊にたくさんのドラマが描かれていてずっとドキドキしながら読めました。
全ての恋が叶うわけじゃないという切ない物語です。でもそれだけじゃないのがこの物語です。
切ないからこそ、恋をしている時間が輝いて見えます。切ないだけでは終わらず、その先には希望がある。そんな物語です。恋はとどかなくとも、幸せな時間は恋が終わったその先もずっと -
Posted by ブクログ
ネタバレずっと号泣した。
余命半年の女の子と
余命1年の男の子のラブストーリー。
終わりが分かっている切ない期限付きの恋。
ガーベラの花言葉は「希望」
意味が本数によって変わる。
3本 あなたを愛してます
6本 あなたに夢中です
作中にガーベラが鍵となって
でてくるのが素敵だったな。
ガーベラの咲く季節が春と秋だから
春奈と秋人って名前も素敵だよね!
秘密のブログに秋人が全てコメントを残していて、実際に2人が直接伝えられなかった事がブログを通して間接的に伝え合ってたのがもう涙が止まらなかった。
あと、三浦さんが残したコメントの
2人に「さようなら」ではなく
「おやすみなさい」とコメントした -
Posted by ブクログ
ガーベラの花言葉になぞられたピュアで透き通る様な物語だった。素直に気持ちを伝えることのできない10代の方々に是非読んでほしい!相手の事だと勝手に自分で決めつけて蓋を閉めてしまう。後になって焦らされた時はショックなのはもちろん、やっぱり当人の口から告げる事が相手にとっても嬉しい事だと。最初は辛かったり悲しんだりするかもしれないが大切な人程嬉しいのではないのか、直接言うが恥ずかしいなら直筆の手紙やデジタルの文書でも構わない。大切な人にはきっと伝わるんだと、
何かを言い訳にして自分の気持ちを押し殺すことより、自分の思うがまま正直に人生を送る事って素敵やな!!