あらすじ
高校一年の冬、早坂秋人は心臓病を患い、余命宣告を受ける。絶望の中、秋人は通院先に入院している桜井春奈と出会う。春奈もまた、重い病気で残りわずかの命だった。秋人は自分の病気を隠して彼女と話すようになり、死ぬのが怖くないと言う春奈に興味を持つ。自分はまだ恋をしてもいいのだろうか? 自問しながら過ぎる日々に変化が訪れて……? 淡々と描かれるふたりの日常に、儚い美しさと優しさを感じる、究極の純愛小説。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
主人公がヒロインの自殺を止めて、それにも関わらず自分が死んじゃうの。ほんとに複雑。ヒロインが病気を知った時の表現が神すぎる。自分もこんなことあったらって、思うとほんとに悲しい。めっちゃ泣いた。泣かないって言ってる人ほど泣くと思う。
Posted by ブクログ
初めて泣いた本。
今まで期待して読んでも結局泣けたことなかったけど、これは泣く。
よくある感じの御涙頂戴なやつかと思ったら、良い意味で裏切られた。
日記のやりとりが切な過ぎる。
花屋のおばさんが、亡くなったこと察するところとか、また来るように伝えてねって言うところも悲しい。
言いたいことは言える時に伝えないとなって思えるお話。
Posted by ブクログ
お涙頂戴が大嫌いな私。
映画化された作品の主演が娘の好きなアイドル、その映画を見た娘がひどく感動して原作を読みたいと言い、買い与えたら、また感動し、是非パパも読んでと何度も勧められて、娘のために渋々読んだ…
結果、泣かされた。
若者が読むような拙い話と思ったら全然、人の死を涙に変えるのではなく、期限ある命をいかに後悔なく全うするかという、一人一人に悲喜交々あって、とても共感できました。
人を大切に思うということ、とても素敵なお話しでした。
Posted by ブクログ
一日一日を大切に生きようと思えた。
儚く短い恋が鮮明に感じられた。
余命が分かっているからこそ、最後に亡くなってしまう結末は予想できるけど、それでもやっぱり感動する。
よくある展開だけど、それでも良かった。
ガーベラの花言葉がとてもよかった。
素直には言えない思いを、花言葉で伝えるのが素敵。
2人とも余命宣告を受けてネガティブな気持ちだったけど、互いの出会いによって強く生きることを願うようになった。
生きているうちにできることを、伝えたいことを、やっておきたいことを、今するべきなんだな。
Posted by ブクログ
“余命”というキーワードに
絶対泣くなぁと分かってたから
連休の日までずっと温めてた“よめぼく”シリーズ
どう生きるかとか何を目標にするかとか
看護師をしているからこそ
最後が見えてしまうから切なかった。
人生の大半を病院過ごすって
嫌でも命のことが頭から離れないんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
「余命宣告」。
この小説では、どのように料理していくのでしょうか。
読後。
この小説は、タイトル通り「涙」がよく出てきます。
私も、今年の4月に父を、7月に5年間面倒を見てきた叔父を見送りました。
でも、現在まで1度も「涙」が出ません。
なんでだろう…。
「涙」が出れば、楽になれるのかな?、
Posted by ブクログ
最後の三浦さんが秋人のためにガーベラを買いに行くところが1番ぐーっときた。物語り通して、ガーベラの本数がポイントだった。余命宣告された2人だったけど、2人は人生を生ききったんだな、と感じた。
Posted by ブクログ
高一の冬、早坂秋人は心臓病を患い、余命宣告を受ける。絶望の中、秋人は通院先に入院している春奈に出会う。彼女もまた、重い病気で残りわずかの命だった。秋人は自分の病気を隠して春奈と話すようになり、死ぬのが怖くないという姿に興味を持つ。自分はまだ恋をしてもいいのだろうか?自問しながらすぎる日々に変化が訪れ……。儚い美しさと優しさに涙が止まらない、究極の純愛ストーリー。
Posted by ブクログ
実写化されると言われれば読みたくなってしまう。学生向けの恋愛小説ではあるけど、悩みもがきながら前を向く人たちの優しさと勇気は周りにだけでなく、読者にも伝染する。大人でも目頭が熱くなる小説でした。
Posted by ブクログ
4/28
「自分はまだ恋をしてもいいのだろうか?」
本の背表紙に書いてあった言葉に、思わず苛立っていた。「なんで余命少ないからといって、期限を設けたり諦めたりする必要があるのか」と。
でも確かに、わたしが好きな歌の歌詞にも
「人生一度って知ってるよ、だからこそ手放そうとした」って言葉がある。
その辛さが痛いほどわかる。だからわたしはこれからどう生きるべきかに悩まされて今日も生きてる。
自分が生きたいように生きるって、正直この世界では無理かな…
Posted by ブクログ
設定としてはありがちかなと思いつつ読み始めましたが、読み終える頃には泣いてました。
自分の家族の重病で余命が短いこともあってか、登場人物の心の揺れがダイレクトに響いてきました。
荒んでいた心が温かく綺麗に浄化される、そんな一冊。
Posted by ブクログ
★5.0/5.0
一日の過ごし方を深く考えさせられた。
後半のブログのところでは涙が止まらなかったし、最後の三浦さん視点の話も胸が苦しくなる場面が多々あった。
だけど、余命宣告をされた中でもここまで想い合える人に出会えて良かったと思うし、2人とも最後は天国へ旅だったとはいえ、余命宣告を受けた時とは違った気持ちで最期を迎えることが出来て良かったのではないかなと思った。
身近な2人の死に直面して、いちばん辛いのは三浦さんな気もした。
Posted by ブクログ
早坂秋人
高校二年生。心臓腫瘍を患い、余命一年を宣告された。
夏海
秋人の妹。
山崎
数学教師。
藤本絵里
秋人の幼馴染。
村井翔太
秋人の幼馴染。サッカー部のエース。
菊池
秋人の担当医。
桜井春奈
心臓病を患い、余命半年と伝えられる。
高田
秋人と同じクラス。春奈と同じ中学出身。
三浦綾香
春奈と同じ中学で仲が良かった。
桜井葉月
春奈の母。看護師。
春奈の父
娘のお見舞いに来る途中で事故に遭った。
竹本
お調子者。
Posted by ブクログ
よめぼくシリーズの1作目。
私は2番目に読みました。
やっぱり、この本も感動する本です。
春奈が亡くなったときと、春奈が秋人にむけたメッセージがわかったときは泣いてしまいます。
三浦さんが視点だったときは、もうボロ泣きです。
春奈と秋人、それから三浦さんが、何十年か後に、天国で会えることを願っています。
Posted by ブクログ
森田碧氏のデビュー作品であることを巻末で知りました。難しい設定であるにもかかわらずとてもストレートでそして純粋な気持ちが描かれていた。ストーリー的に儚さを感じながらも力強さも感じました。学生時代に良く読んだコバルト文庫を思い出さてくれました。
Posted by ブクログ
Netflixで実写映画を視聴してから小説が気になり読み始めました。
概ね話の流れは同じなのですが、若干違う箇所がありました。それに伴い主人公の心情や性格が違うように感じた(それが悪いわけではない。むしろ同じ作品を2度楽しめる感覚)。
この本を読んで花言葉や自分の想いを伝えられるのって言葉だけじゃないんだと感じて花って素敵だなぁと感じました。
Posted by ブクログ
どうしても親目線で見てしまい、親としては何としてでも我が子に少しでも長く生きて欲しいのよ!と考えてしまい、そこまで号泣は出来なかったけど、ウルっとはきました。
エピローグ後の綾香の話が一番グッときた。
この本のお陰でガーベラを見る目が
変わりました。
Posted by ブクログ
ずっと号泣した。
余命半年の女の子と
余命1年の男の子のラブストーリー。
終わりが分かっている切ない期限付きの恋。
ガーベラの花言葉は「希望」
意味が本数によって変わる。
3本 あなたを愛してます
6本 あなたに夢中です
作中にガーベラが鍵となって
でてくるのが素敵だったな。
ガーベラの咲く季節が春と秋だから
春奈と秋人って名前も素敵だよね!
秘密のブログに秋人が全てコメントを残していて、実際に2人が直接伝えられなかった事がブログを通して間接的に伝え合ってたのがもう涙が止まらなかった。
あと、三浦さんが残したコメントの
2人に「さようなら」ではなく
「おやすみなさい」とコメントしたのもやばかった。
トータルして泣きすぎた!!
Posted by ブクログ
突然余命1年と宣告され絶望する主人公と余命半年と宣告されていた少女の恋の物語。それから後半ではもう1つの恋が描かれる。主人公達の純愛が織り成す儚くも切ないストーリー。
余命幾許もないと告げられた時、大切な人にそれを告げるか否か。そんなことを考えながら読んだ。『期限付きの恋』。この言葉がこの作品をよく表している。とっても切ないけどとっても素敵な物語だった。
Posted by ブクログ
ガーベラの花言葉になぞられたピュアで透き通る様な物語だった。素直に気持ちを伝えることのできない10代の方々に是非読んでほしい!相手の事だと勝手に自分で決めつけて蓋を閉めてしまう。後になって焦らされた時はショックなのはもちろん、やっぱり当人の口から告げる事が相手にとっても嬉しい事だと。最初は辛かったり悲しんだりするかもしれないが大切な人程嬉しいのではないのか、直接言うが恥ずかしいなら直筆の手紙やデジタルの文書でも構わない。大切な人にはきっと伝わるんだと、
何かを言い訳にして自分の気持ちを押し殺すことより、自分の思うがまま正直に人生を送る事って素敵やな!!
Posted by ブクログ
しっかり泣いた。
王道中の王道の病気の女の子と恋をする話。
でもちょっと違うのは主人公も病気なこと。
秋人の病気との葛藤とか人生を諦めてしまうような感じとかは読んでて辛かった。
もっと周りに相談しろよとか、幼馴染には言えよとか、春奈にちゃんと言えよとか、ちゃんと手術受けて生きろよとか思う事はいっぱいあったけどそれは余命宣告された本人にしか分からないのかなって思った。
でも春奈が亡くなってしっかり手術を受ける決心をして前を向いてたのは良かった。
春奈も生きる事を諦めてたけど秋人との出会いを通して病気と闘っててマジで良い子すぎる。
死ぬ前にちゃんと三浦さんと仲直りできて本当に良かった。
春奈が死んじゃったあとも三浦さんと秋人の交流があって良かった。
素直になれない三浦さんも自分の気持ちとちゃんと向き合ってて良かった。
3本のガーベラの意味を知っててネイルする所とか春奈に悪いと思ってガーベラを6本買っていくのもいい。
で、やっぱりこういう系の本は最後の手紙とかが本当に泣ける。
ボロボロ泣いたわ。
パスワードが秋人の誕生日なのとか良すぎる。
マジで面白かった。
Posted by ブクログ
森田碧氏の『よめぼく』を手にしました。シリーズ第一巻。タイトル通り、死別ストーリーです。やっぱり死別モノは辛い、悲しい。ただ、安っぽいというと失礼か、幼いというか、そんな感じ。まあ今どきなんでしょうね。