岩本正明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ約40年かけて最初の1億ドル(約100億円)を築くバフェットの“投資修業”が綿密に描かれています
著者は20本以上にわたる初期の投資ケースを精査し、バフェットの成功と失敗の軌跡を通じて学べる教訓を分かりやすく解説 。
他の伝記本が家庭環境や性格重視であるのに対し、本書は純粋に投資哲学と意思決定のプロセスに絞っている点が特徴 。
バフェットの単なる「伝記」ではなく、「投資家としての頭の中を再現する道具箱」。最初の1億ドルに至るまでの投資行動と意思決定の背景には、丁寧な学びと試行錯誤、師との出会いがあったことが鮮やかに描かれています。 -
Posted by ブクログ
今まで読んできたFIREの本で、一番面白く、一番新しい知見が多い本だった。
特に刺さったのは、
「(まだ)自らの情熱に従うな」
「まず、お金を追いかけよ。好きなことはその後でもできる」ということ。
幼少期、とても貧しかった作者は、貧困によって図らずも身につけることになった欠乏マインドで、お金を貯めることに注力してきた。
作家になりたいという夢を持ちつつも、少ない学費で高い最低賃金を得られる作家とは無縁の学問を専攻する。
そのおかげで早期に経済的自立を果たすことができ、生活費を作家業に頼らずに得ることで、ストレスなく作家を続けられる生活を得ることができたのだ。
好きなことをしていれば、お金 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・何かが不足しているとき、それはあなたの生活において最も重要なものになります。欠乏マインド。
・私たちは何か特別なものを買ったとき、もしくは昇給したとき、幸福になります。人生における前向きな変化を知覚するからです。同様に、何か悪いこと(タイヤのパンクや健康問題)が起きたときには、その後ろ向きの変化によって私たちは落ち込みます。ただ時間とともに、そのニューノーマル(新たな常態)にも慣れ、幸福感はもともとの水準に戻るのです。
・より多くのモノを所有するほど、人はより不幸になり、よりストレスを抱えるということです。逆に、より少ないモノを所有し、旅行や新たなスキルの習得など経験によりお金を使うほど -
Posted by ブクログ
久しぶりの満点評価です。
胡散臭い金儲けの話だろ?違います。
貧困層出身の筆者が実現したミリオネアへの道は、やろうと思えば我々一般人にも実行可能なノウハウばかりです。
例えば、
【ルカ・パチョーリ72の法則】
年間投資リターン(%)÷72=資金が2倍になる年数
【4%ルール】
1年の生活費が投資ポートフォリオの4%に等しい金額であれば、リタイアしても95%の確率で30年以上老後資金が底をつかない。つまり、現状の生活レベルを維持しながらリタイア出来るタイミングを決定するのは、年収ではなく貯蓄率。
【お金を倹約するために旅行】
国家間のインフレ差を利用して安く生活、医療を旅行保険で賄うなど
【早期 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは素晴らしい本ですね。
貯蓄の目標を教えてくれる。
日本人は1億800万円を目標にすればFIREできる!
ネタバレですが、以下よろしければどうぞ。
- 4%ルール
- 毎年、総資産の4%の資金を引き出しても株式の成長率から考えると総資産は減らない(95%の確率)
- 毎年の利用費用の25倍の総資産を持っていれば毎年4%引き出しても減らない計算になる
- (個人的意見)日本では36万円/月あれば十分裕福な生活が送れると言われている → 36*12*25=1億800万円
- 1億800万円あればFIREできる!!! ←貯蓄のゴール
- FIRECalc.comのツールが有用
- リスク回避 -
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Posted by ブクログ
ー こうしたトレンドの裏には、テクノロジーと貿易の両方がかかわっている。世界的に急速に進んだ製造業の技術進歩によって、サービスと比較した工業製品の相対価格が低下したことで、発展途上国の企業にとっては新たに市場に参入するインセンティブが低下している。同時に、製造業がより資本集約的、技術集約的になったことで、農業や非公式経済出身の労働者を吸収する潜在力が著しく低下した。貿易の面では、中国など成功した輸出国との競争や世界的な貿易障壁の解消によって、いまでは国内消費向けの単純な製造業を発展させる機会すらほとんどの貧困国には与えられていない。 輸入代替による産業化の余地がなくなったのだ。
我々がこれま