海保眞夫のレビュー一覧

  • ロビンソン・クルーソー

    Posted by ブクログ

    子どもを原始人みたいに育てよって聞いたことがあって、漂流した無人島での生活を描いた、この本を読んだ。
    子どもに教える以前に、自分も知らないことだらけで引き込まれた。
    例えば…太陽や星、海の満ち引きと暦や時間との関係、家や農産物、家畜、道具、衣類を一から作って行く過程、動物や植物の生態、海や山の生活…
    危機に見舞われた時の判断も素晴らしかった。
    内面的な葛藤と不屈の力、仲間への信頼、リスクヘッジの取り方などなどたくさん生きる知恵と勇気が詰まっていた。
    ぜひ、子どもがもう少し大きくなって、楽しく児童書を読んでくれたら嬉しい。

    0
    2026年09月19日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    吹奏楽の宝島が大好きなので、いつか読みたかった。
    主人公のジムが強かでかなりよかった………
    裏切り愛と仲間愛の塩梅がすごいね

    0
    2026年09月07日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    死んだフリント船長が残した宝の地図から、ジム少年の冒険が始まる。少年がリンゴ樽の中に身を潜め、海賊の陰謀を偶然耳にするところからもうこの物語の虜になった。いや、既に物語の始まり、ベンボー提督亭で過ごす不穏な日々から面白かったな。

    ジムの活躍に胸を躍らせ、訪れるピンチに緊張し、息つく暇もなく最後まで駆け抜けたというかんじ。ジムの突飛な思いつきと大胆な行動(まさに冒険)が、結果的には味方を救うというところに心がくすぐられた。

    多くの海賊たちが登場するけど、なかでも一本足のジョン・シルヴァーは生涯忘れられない人物になるだろう。巧みな演者、不敵なリーダー、残酷な悪党、ときに頼もしい味方にもなる。本来は憎き敵なのに、死ぬのは惜しいと思わせる魅力的な人物だった。

    ーーーーーーーーーー

    いまかれは高いいびきをかきながら、安らかに眠っている。だが、かれをとりまく暗黒の危険と、かれを待ち受ける恥ずべき絞首台のことを考えるとき、いかに邪悪な人間であるとはいえ、やはりわたしは心が痛むのを感じた。P319

    0
    2026年07月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    漠然と二重人格の話だと思っていて、しっかり読んだのは初めて。思っていた感じと違うから、やっぱり本は自分でキチンと読まないと、という気付き。誰でも持ちうる二面性の話で、その一面が出過ぎちゃたのがハイドかと。

    0
    2026年01月17日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    内容は有名なので内容は知っていました。映画や舞台ではジーキル博士を主人公としているものが多いですが、原作では前半は友人のアタソン弁護士からの第三者目線での「善良なジーキル博士と、悪行のハイド氏の関係は?」という謎の物語、そして後半は2つの手紙によりその謎の回答となっています。
    私は内容は知っている状況で読んだのですが、知らずに読んだら前半はアタスン弁護士と一緒に謎を不思議に思い、後半はジーキル博士の焦燥感を感じながら読んだだろうなあ。

    ※※※以下ネタバレしています※※※

    私が知っていたのは「薬により、善のみのジーキル博士と、悪のみのハイド氏に分かれる」ということだけだったので「もともとジーキル博士は善意の人で、善意から研究をしたんだけど、悪に乗っ取られてしまった」のかと勘違いしておりました。
    しかしちゃんと読んでみるとジーキル博士は若い頃から悪行の二重生活を送っていた、ということなので、すると薬が利かなくなったのは、薬によりハイド氏の悪が本性だと暴かれたってことでしょうか。
    小説の根本にはキリスト教思想とかあるのかなあ。人間の性質は神が作ったのだから、科学的に悪意に飲まれてないけないよとか、
    現在読者としては、人間には善と悪があり、どうしても悪のほうに惹かれてしまうが、それを認めてできれば善行を行おうとするのが人間だよね、というようにも考えた。


    ===
    弁護士のアタスンは、親戚のリチャード・エンフィールドから「その建物の出入口で、凶悪な人相のハイドという中年男がぶつかって転んだ少女を足蹴にした様子を見た」ことを聞く。
    エンフィールドとアタスン弁護士が気になったのは、通行人に詰め寄られたハイド氏が慰謝料として支払ったのがヘンリー・ジーキル博士の小切手だったということだ。
    ※冒頭はアタスンとエンフィールドの関係やら会話やらに行を費やすのだが、エンフィールドの出番はここだけ。

    ジーキル博士は50代の温厚で品行方正で知られ、アタスン弁護士の顧客でもあったのだ。そしてアタスン弁護士はジーキル博士から「自分が死ぬか行方不明になるようなことがあったら、遺産はハイド氏に譲る」という遺言書を預かっていた。
    ジーキル博士はハイド氏に恐喝されているのではないか?と気にになったアタスン弁護士は、ジーキル博士の長年の友人ヘイスティー・ラニョン医師を尋ねる。しかしラニョン医師は「昔はヘンリー・ジーキルとは友達だったけどさ、彼の最近の科学的主張があまりにバカバカしいのでもう友達辞めたよ」と言う。(ラニョン先生は明るく豪快な印象なのでこんな口調で書きたくなる 笑)
    数日後、ジーキル博士を訪ねたアタスン弁護士は、その住居でハイド氏と鉢合わせる。聞いた通りの凶悪で人を不快にさせる風貌。アタスン弁護士がジーキル博士に問いただすと「その気になればハイドを追い出すことができるのだ。今は遺言状のままにしてくれ」と言ってそれ以上のことを答えようとはしない。

    1年後、ついにハイド氏が大事件を起こす。ある老紳士をステッキで撲殺したのだ。ハイド氏は姿を消した。
    アタスン弁護士はジーキル博士にハイド氏の行方を問うと「ハイド氏とは関係を絶った。彼はもう現れない」と言う。ジーキル博士は慈善事業に力を入れるようになる。

    平穏な日々が続いたかと思ったが、ジーキル博士の様子がおかしくなる。住居に引きこもり来客を拒むようになったのだ。
    その頃、ラニョン医師が病死する。ラニョン医師はアタスンに「ジーキル博士が死ぬか行方不明になったら開封すること」という手紙を遺した。
    ジーキル博士の遺言状と同じような「行方不明になったら」だ。ジーキル博士は行方をくらまさなければいけない理由があるのだろうか?
    ある夜アタスン弁護士のところに、ジーキル博士の執事のプールが助けを求めてくる。「ご主人様の元で長年勤めておりますが、今ご主人の研究所にいるのは主人のジーキル博士ではありません。体格も声も全くの別人でございます。あれは何者なのでしょう。そして主人のジーキル博士はどこに行ってしまったのでしょう」と言うのだ。
    アタスンはジギル博士の研究所に駆けつけ、プールとともに扉を壊して中に入る。そこには、ジーキル博士の服を着たハイド氏の屍体が横たわり、ジーキル博士の姿はどこにも見つからなかった。そして机には、ジーキル博士からアタスン弁護士宛の手紙が置かれていた。


    物語前半は、「紳士のジーキル博士が凶悪なハイド氏の関係は?!」という謎。そして物語後半は、アタスン弁護士に当てられたヘイスティー・ラニョン医師とジーキル博士からの二通の手紙で、前半の謎の答えとなる。

    【ラニョンからの手紙】
    「友人で科学議論の相手であるジーキル博士から突然『私の研究所から薬を持ってきてくれ』という手紙が届けられたんだ。理由分からないけど必死の様子が読み取れたから薬を取ってきたんだよ。
    そこへ乱暴者のハイド氏が乱入してきて私が取ってきた薬を飲んだんだ。
    すると!なんと!小柄で凶悪で中年のハイド氏が、自分の目の前で大柄で温厚で初老のジーキル博士に変わったのだ!
    ああ、あんなもん見ちまったらびっくりしちまって、自分の人生ももう長くはないよ。」


    【ジーキル博士からの手紙】
    「私は温厚で善良で人付き合いの良い紳士で通ってきたけど、若い頃から悪の快楽への欲求を強く持ってきた。若い頃は二重生活を送ってきたけれどジーキル博士としての名前が上がると難しくなってきた。そこで実験を繰り返し、人間の善と悪を完全な分離させる薬を発明したのだ!これを飲むことにより、善のみのジーキル博士、悪のみのハイド氏に自在に変身することができるようになった。
    初めは薬により、ジーキル博士としての善良な社会生活と、ハイド氏としての悪行や暴力を入れ替えて暮らしていた。
    だが薬を飲まなくてもハイド氏に変身するようになってしまった。(ラニョン医師の手紙はこの頃のもの。外出先で急にハイド氏になってしまったので、友人ラニョン医師に研究所から薬を手に入れてもらった)
    その後もジーキル博士でいられる時間はどんどん短くなってゆく。その中で必死の研究を続けたが、ハイド氏に変わった時にその研究を阻害される。私の中から善意のジーキル博士が消え失せ、悪行のハイド氏に成り切ってしまうのは時間の問題だろう。ハイド氏は殺人者として処刑されるのだろうか。その時にはジーキル博士である自分はもう消え失せている。それならジーキル博士最後の意思が残っているうちに、自分の人生を終わりにしよう」

    0
    2024年09月26日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    大変有名な作品で、子供の頃に児童文学として読んだことがあるが、その内容はすっかり忘れてしまっていた。
    今回再読して、初めて出会う作品のように新鮮な気持ちで読むことができた。

    イギリス人のスティーブンソンが書いた、冒険物語。
    フリント船長の宝の地図を手に入れた少年ホーキンズが、地主さんや医師の先生と一緒にヒスパニオーラ号に乗って、宝島へ宝探しに行く物語。
    途中で船乗りの反乱にあいながら、戦い冒険しながら島に埋まった財宝を探す。

    読み進めやすい文体ではなく、ストーリーの奇抜さもないが、しかし歴史に残る名作の雰囲気はたっぷりで、ぜひ子供の頃に読んで欲しい作品です。

    0
    2024年08月31日
  • ロビンソン・クルーソー

    Posted by ブクログ

    航海をしている途中で嵐にあい難破してしまったクルーソー。
    ついた無人島での厳しい環境の中で闘いながら、生き抜いていくお話です。
    僕はこの本を読んで、このロビンソンクルーソーのように厳しい環境でも生き抜けるような強い人になりたいと思いました。

    0
    2019年11月17日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    ジーキル博士とハイド氏。二重人格、解離性同一性障害をテーマにした不朽の名作。二重人格者や解離性同一性障害者を表すとき、いまだにジーキル博士とハイド氏と言葉が使われていることにこの小説の偉大さがわかります。100年以上も前のお話だけれど、全然古臭くない。むしろ現代に通じる内容です。

    0
    2018年01月18日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    弁護士アタスン氏の古い友人である医者のジーキル博士には恐るべき秘密が隠されていた。
    アタスン氏の住むロンドンの街では不気味な人物ハイド氏に関する奇妙不可解な事件が起きていた。アタスン氏は友人であるジーキル氏とハイド氏に謎の接点があることが分かってくる。
    アタスン氏はついに友人のラニョン医師の手記とジーキル氏の陳述書から真実を知ることになる。

    この『ジーキル博士とハイド氏』は従来より人間心理の二重性に触れた作品として知られている。ジーキル氏は資産家の家に生まれ、幼い頃より努力と徳の節制した生活をしてきた。しかし、彼は欲望に旺盛であり、そういった欲望を節制により抑圧してきたのである。
    だが、のちに人間本来の二元性に気づいたジーキル氏は善悪二元の完全分離を夢見て、ついにその秘薬を完成させた。

    人間誰しもが持つ善悪を分離するという発想もさることながら、邪悪な面を凝縮したハイド氏は善の部分がなく歯止めがないため、次第にジーキル氏自身が変身をコントロールできなくなるという展開は、人間の心理をよく分析した筆者一流の怪奇ストーリーである。

    0
    2016年03月30日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    だいぶ前に読んだ本ですが…笑

    精神分裂という概念をはじめて表した話だそうですね(父曰く)。
    ジキル博士の恐怖を想像すると、同情します。。

    ストレスコーピングって大切ですよね。いい子でいなきゃ!と思って、溜め込んで溜め込んで…。

    薄いし、手軽に読めるので、
    おすすめです( ^ω^ )

    0
    2013年08月15日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    中学男子が「男のロマンを感じる本読みたい」と言うので岩波少年文庫で読んでみました。死人の箱には十五人 ラム酒をひとびん、ヨーホーホー・・・。ジム少年、荒くれ者の海賊達にまじって宝捜しの旅へ・・・。よかったです。私も中学生の頃読みたかったなあ。中高時代の読書量の不十分さをちょっと後悔してます。

    0
    2013年03月04日
  • ロビンソン・クルーソー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読は子ども時代以来。(つまり「フライディと私」を書く時には再読しなかったのね。)
    最初の方は航海に出るまでの半生を綴っていて、読みながら何度か寝落ちしたが、ようやく最後まで読んでどうやって島から帰還したのかが分かった。すごく面白かったというのとは違うけど、ノスタルジーとご恩があるので★5つ。

    遭難してからロビンソンが作る砦はヨーロッパの伝統的なモットアンドベイリー形式を踏襲しているが、一人で作ってしまうところがやや偏執気味。イーストなしで作ったパンというのはどういうものだったのか、チャパティのようなものだったのだと思うが製法書いて欲しかった。(でもブドウがあるんだから天然酵母手に入ったと思うんだ、今更だけど。)無人島だけどヤギがいて鳥がいてウミガメがいて食べるに困らないというあたり、今ならご都合主義と言われるんだろうけど先駆者はどんなことも許される。

    後半フライディが加わり、スペイン人とフライディの父親が加わり、イギリス船員達が加わり、とどんどん人が増えていくけど、やはりこの話で面白いのは無人島で一人きりのサバイバル部分なのだった。

    0
    2012年02月04日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    読み応えあるお話でした。最初は名前もなかなか頭に入ってこないし、海賊なんてのも苦手だし、荒々しいし、ページをめくるのも遅くて(結局3時間くらいかかって読んだ)読み終えられるかかなり不安だったけど。半分くらい過ぎた後からハラハラの連続。ジムも最初は臆病なただの少年だったのに、次第に勇敢な行動力ある人間へと成長していく。冒険好きの男の子は読み終えて大きな満足感が得られると思う。

    0
    2012年10月30日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    いや、面白かった。
    古い本だし、読みづらいのは仕方あるまいと高をくくっていたのだが、そんなことはなかった。
    読みやすく、しかもリズムのよい展開、ひきつけられる巧みな心理描写で、即座に読み終わった。
    数時間だったと思う。中島敦はあんなにかかったのに…笑

    有名な話なので結末を知ってしまっていたから、後半に向けて謎がとかれるワクワク感は少なかった。(十分に楽しめたけれども)
    もし知らずに読んだら、結末にどれほど驚愕しただろうかと思う。

    人間のこころの闇をとらえている。
    ひとは誰でも彼のようになりえるのだろう。

    もっと専門的な内容かと思ったが、そんなことはなく、エンターテインメント的だった気がした。
    読んでよかった。

    0
    2011年03月14日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    私が最初に読んだ、無人島を舞台にした小説です。「無人島」という言葉を聞くと最初にこの本が頭に浮かびます。地図を頼りに宝島へ辿り着く主人公一行ですが、一部の船員が反旗をひるがえし、主人公たちに襲いかかります。宝の争奪戦、島でのサバイバル生活、そして、語り手である主人公ホーキンズの成長を描いた物語で、彼らの冒険の世界に引き込まれる作品です。主人公たちの奮闘を、きっと肌で感じることができるでしょう。

    (九州大学 学部生)

    0
    2010年09月29日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    古典の部類になるのでしょうか、冒険物の児童文学です。
    ドキドキ、ハラハラして、話の展開が面白くあっという間に読みましました。
    それにしても、海賊シルバーは良い人なんだか悪い人なんだかハッキリ分からずじまいですが、あのキャラクターはこの物語においてとても重要で、主役級だと思います。
    途中から仲間に加わるグレーは目立たない存在ですが、妙にカッコ良くって七人の侍の久蔵を思わせます。

    0
    2010年07月22日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    こんなに悲しい話だなんて思わなかった。
    自分じゃない自分に支配される恐怖。ジーキル博士が死んだのは命が終わったときじゃなくて戻れなくなった瞬間なんだろうな。
    あー泣きそう

    0
    2013年02月07日
  • 宝島

    Posted by ブクログ

    中学時代、テスト前にうっかり読んでしまい、
    とうとう徹夜で読みふけってしまった本。
    後にも先にも、この1冊だけです。
    初めて読んだ冒険小説。しかも読みやすい。
    あの時代(思春期)に読めて幸せだと思う。

    0
    2009年10月04日
  • ジーキル博士とハイド氏

    Posted by ブクログ

    「山月記」同様
    なぜか複読してしまう本の一冊です。
    潜在的にひそむ自分。
    「山月記」同様主人公は変わってしまいます。
    とても暗い小説ですが
    なぜか引きこまれます。
    理由は自分でもわからないですが
    なぜ複読してしまう


    追記
    もしかして私にも潜在的に現実逃避願望があるからかな?

    0
    2009年10月04日
  • ロビンソン・クルーソー

    Posted by ブクログ

    ある無人島に漂着したロビンソン・クルーソー。彼はサンタルチア号の船長であったが、船員に裏切られ、ボートで漂流していたのだ。"フライデイ"という名を付けられた若者とロビンソンとの生活が始まったのだった。そして15年後、固い絆で結ばれた2人にある運命の波がおしよせる…。

    0
    2009年10月04日