海保眞夫のレビュー一覧

  • ジーキル博士とハイド氏

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    世界名作にはいる作品で
    タイトルもなんとなくの話も
    知ってはいるけれど…
    実際には読んだことがなかったので。

    物語は、
    弁護士アスタンの目線により描かれる。
    ジーキル博士は、
    世間から尊敬される立派な存在。
    一方、ハイド氏は会った人が不安になり
    理由もなく嫌悪する存在。

    ジーキル博士が死んだり行方不明になった際
    ハイド氏へ財産を遺すよう遺言を託された
    弁護士アスタンは、2人の間に
    どんな関係性があるのか不思議に思う。

    数々の悪評を巻き起こすハイド氏。
    世間の一線から退くジーキル博士。

    ジーキル博士との連絡が取れなくなり
    いよいよ博士の書斎に踏み込み…。

    親友の医師ラニョンとジーキル博

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    2024年04月22日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ネタバレ

    海難事故で無人島へ漂着した男のサバイバル冒険譚というざっくりしたイメージしかなかったのですが、意外にも血生臭いやり取りや未開の地の人との交流などが描かれています。モデルにされた人物がいたとのことで、納得のリアリティーです。無人島からの帰還後の暮らしについてのエピソードは蛇足だったのではというのが一般的な解釈らしいです。なるほど、同意…。

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    2023年05月04日
  • ロビンソン・クルーソー

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    ネタバレ

    『ロビンソン・クルーソー』有名だけど、読んだことがなかった。最近読んだイギリスのファンタジー作家たちがこぞって名前を挙げていたから読んだ。

    お金に困らない家に生まれても、冒険心が疼いて仕方ない主人公。ある時は家出をして、輸出入で儲けても、奴隷になっても、ブラジルで成功しても冒険したい。そんな彼が船で航海中に難破して無人島で過ごす話だ。
    まずは船から使えるものを持ち出し、島で暮らすためにテントを作る。
    食べ物を得るために島のヤギを捕まえる。鳥を撃つ。
    荷物を整理する。家を作る。日付を数える。
    一つひとつ出来ることをやっていく姿が楽しい。
    なんだかマイクラを思い出してしまった。(もちろんこちらが

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    2022年10月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    カラクリが有名なので、ジキル博士とハイド氏の関係は読む前から知っていた。
    ジキル博士が50代の立派な体格の紳士なのに対し、ハイド氏は小柄になり(ジキル博士の)着ていた服はぶかぶか、腕毛が黒々して若い年齢になる、などの身体変化までは知らなかった。もちろん性格も一変する。
    特別な塩の薬でスイッチする二重人格なのだろうけど、そこに至るまでのミステリ調のアプローチが面白かった。

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    2022年05月05日
  • 宝島

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    あらすじは知っていたが未読だったので読んでみた。小学生の頃に読んでいたら、ジムにすごく共感できたんだろうなあ。これが年を経るということか。海賊と無人島に宝箱!ロマンたっぷりで素晴らしい、まさに後世に残る児童小説。

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    2019年06月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    二重人格の代名詞。ずっと昔に読んだが、ミュージカルを観たので再読した。人間、抑圧されすぎていたらダメになるんだなあ。自分らしく生きないと綻びが生じてくる。

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    2018年06月01日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    何となく知っていたキャラクターだったけど、小説として読んだのは初めて。
    ジキル博士がハイド氏になる過程、ジキル博士の苦悩がよくわかった。
    面白かった。、

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    2017年10月28日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    多重人格の代名詞といっていいくらいストーリーが有名なので、今さら読んでも面白くないかな、と思っていたけれど、そんなことはなくとても面白かった!善良な人格であるジキルが主格だったはずなのに、何回も変身をしているうちに、邪悪なハイドの人格が大きくなっていく。そのことに気づいたジキルのことを思うとゾクリとさせられる。二通の手記で終わる構成も好き。特に、ジキルの手記の、悪との葛藤部分は読み応えがあった。

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    2016年11月20日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    アタスン氏の語りにより進められる、博愛家で有名なジーキル博士と残忍なハイド氏の奇妙な関係。なんとなく二重人格の話?という印象を持っていたのですが、読んでみると、そんな単純な話ではありませんでした。
    良い人と思われたい。だけど、欲望のままに自分を満足させたい。清さや愛を求める心と、罪や享楽を求める欲望を併せ持つのは、いたって普通な人間の姿だと思います。だけど罪にふけりすぎると結果自分自身を滅びへと招いてしまう。でも相反する二つの心を持っているのはつらい。人の持つ葛藤をこの物語はよく現していると思います。
    そう、そして、ジーキル博士に言いたいのは、そんな罪人のあなたを主は愛している、ということです

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    2015年04月23日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    名前だけは聞いたことのある有名な作品。二重人格の男が主人公ってことしか知らなかったんだけど、ここまで高尚な作品だったとは…。ペラペラの本だけど凄く読み応えがあって、とても面白かった。善と悪の戦い。最後には悪に屈してしまった博士が切ない。人は悪しき心には勝てないのかな…。ハイド=hide(隠れる)という命名にも感服。時の洗礼を受けた作品はやっぱり損なわれない魅力があると改めて実感。2011/353

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    2015年04月21日
  • 宝島

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    読書会の本です。今回は、古典を読むと言うことで、この「宝島」。みんなで、いろんな訳を読んでみて、訳によって、シルバーの印象が変わってくることを実感しました。
    それにしても、主人公のジムは無鉄砲で、結果オーライという話の進め方が、アバウトでいいですねぇ。それに海賊の宝物横取りして、それで出世していくなんていう設定はもしかすると、当時の大英帝国への批判をほのめかしていたのかもしれません。と、これは深読みのしすぎでしょうね。

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    2013年07月02日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ジーキル博士の中にある、正(生)の部分と悪の部分を分離した結果起きた事件と、その顛末。
    ハイドは純粋な悪として分離した一方で、残ったジーキル博士の心は、その悪を後悔していた。
    悪は次第に膨張し、ジーキル博士の心をむしばみ、恐怖させた。それでも博士は悪であるハイドになることを本能的に求めてしまう。
    悪はドラッグだ。常に人はそれを善良なる心と、迷いによって統制しているからこそ、それを純粋に求めてしまったときには、こぼれてしまったインクのように、もう取り返しがつかないのである。

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    2013年01月26日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    名作であるだけあってジーキル博士=ハイドという関係はあらかじめわかっていた。もしそのことが分からないまま読み進めていたらまた面白かっただろうなぁ。
    てっきりジーキル博士を主人公に書かれているのかと思ったけど、終盤を除いて殆どが友人のアターソン氏の行動を介してジーキル博士の謎に迫る、という構造でなかなか興味深かった。
    ジーキル博士もハイドも主題でありながら、主人公でない。

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    2012年09月15日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    医師ジーキルは自ら発明した秘薬によって兇悪な人物ハイドに変身するが、くり返し変身を試みるうちにやがて恐るべき破局が…。

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    2012年07月28日
  • 宝島

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    文章が、すごく丁寧なんだけど読みやすい。訳者さんの力なのかな。海賊ものって王道だけどドキドキワクワクつまってますねー

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    2012年02月28日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    またレビューで無知をさらけだしにきた。

    善と悪との絶えざる闘争。人間は善と悪という二元性を併せ持つ存在として描き出される。

    私のお気に入りは、変身がたび重なる中でジキルがアタスンに対して、「自分で自分が信じられない」と言い放って、現実世界についての判断をゆだねてしまうシーンである。
    これはまさにスティーブンソンが、善と悪との闘争の中で、自分を見失う人間の姿を克明にえぐり出した場面と言える。

    人は、認識において「一貫性」を求めたがる。ある部分までは、理性的な判断によって対処が行われるが、対応できない部分に関しては、拒絶し遠ざける傾向にある。善と悪という正反対の事象が並立し、自己矛盾を日々生

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    2011年11月08日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    ネタバレ

    ジーキル博士とハイド氏が同一人物だという結末は、おそらく多くの人がすでに知っているだろう。しかし、だからと言ってこの作品を読む価値が薄れるという訳では決してない。
    私がこの著作の中で最も鮮明を受けた部分は、最終章のジーキル博士の独白である。なぜ、彼がハイド氏に変身することになったのか、それを中止しようとはしなかったのか、などを語る。彼がハイド氏を自分の内に宿す前や、宿した後の話を聞けば聞くほど、彼の行動は決して奇怪なものではないと思われる。
    この物語はジーキル博士だけのものではない。人類に共通する永遠の物語である。

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    2011年11月02日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    背徳を持たない善人にはなれなくとも、放縦自堕落を避けて己の中のハイドを成長できない不具者のままにしておくべきとの教訓を得ました。

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    2011年10月15日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    有名な作品なのだが、まともに読んだことがなかったので手に取ってみた。
    二重人格の代名詞とも言えるジキルとハイド。読んでいて、もし我が身におこったならば、と考えずにはいられず、恐ろしかった。

    内容的には濃いものの、量的には少なく読みやすい作品。

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    2011年04月13日
  • ジーキル博士とハイド氏

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    超有名な作品だけど、初めてきちんと読んだ。

    見た目と性格が入れ替わってしまう愉快なお話かと思っていたが、誰もが持つ人間の二面性、隠している裏の顔を生々しく感じさせる文章が非常にシリアスで怖かった。

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    2012年05月24日