三浦朱門のレビュー一覧
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最高齢90歳の小野田寛郎氏から最年少72歳の江口克彦氏までの13人が語る生涯現役の知的生活術。
楽しく読めました。
旦那である三浦朱門さんに始まり、奥様であられる曽野綾子さんがラストの編集の仕方も面白かったです。
それと、やはり90歳、80歳代後半のかたの語りが人生の枯れ方が熟成していてすんなり納得。
しかしながら、70歳代前半から中盤の方々は、まだ枯れ方が足りないように感じました(笑)。
共鳴したのは、小野田さんの「原始力」と社会の重要性、村上和雄さんの「何歳からでも遺伝子のスイッチはオンできるでした。
それと、すべての人に言えることは、前向き、クヨクヨしない、自分で納得している -
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ネタバレ■学校へのお礼の気持ちが学費納入
書籍「夫婦口論」(二人で「老い」を生きる知恵)
三浦朱門&曽野綾子著・扶桑社新書(育鵬社刊・229頁)から。
最近、静岡県がクローズアップされている、教員の不祥事。
もう策がない、と悩むのもわからなくないが、
それって個人の病気だから・・で片付けるのも、あまり進歩がない。
解決になるかわからないが、本著のメモにヒントを見つけた。
正式には、もう少し長い。「学校に教育してもらうことに対する、
ささやかなお礼の気持ちが、学費納入」とある。
先生と生徒、さらに保護者との理想的な関係を、表現していると思う。
大切な自分たちの子どもを、一人前の人間として教育し -
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ネタバレ息子のお嫁さんと二人で家族について話し合う、とても嬉しく楽しいことではないかと推察しますw。三浦朱門(1926~2017)&三浦暁子(長男太郎のお嫁さん、1956~)「家族はわかり合えないから面白い」、2013.9発行です。印象深かったのは次の5点です。①「夫婦になる」とは、折り合いをつける作業 ②どんな嫌味も真に受けないのが大人の対応 ③好きなことが、自分の心の支えになる ④結局人は、好きなこと、得意なことしか身につかない ⑤「その人らしさ」は「好き」をきわめた先にある。
夫婦の数だけ老いがある。人生最大の不幸とは好きを見つけられないこと。結局人は好きなこと得意なことしか身につかない。 -
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「冥府山水図」
現世にある雄大な大自然が
変化を続けながらも永遠の美を保つ一方
死のくびきを逃れられない我ら人間の芸術では
どうあがいても、永遠をつかむことなどできないのだ
だから我々は悩んでないで、もっと「いま」を楽しもうよという
俗物礼賛の寓話である
発表当時、芥川の再来と言われたらしいがどうだろうね
モチーフには「秋山図」や「戯作三昧」に近いところもあるけど…
「箱庭」
父、長男、次男の三人が
ひとつの敷地にそれぞれの世帯を持って暮らしている
基本的には良き大家族を演じつつも
ガールハントにふける次男、それを目撃して密告する長男の嫁
さらに、次男の嫁と姦通している長男と
それぞれの住人 -
台湾の立ち位置
首都には中心に黒点があるのですが、台湾にはない。
つまり中国は一つである、とのスタンスであることがわかります。
頭ん中は中国人と同じとまでは言いませんが。
正直購入意欲が消失しました。
まあ、まあ、お好みで。