栗俣力也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ岡山への電車で読んだ。おまえのなりすましかー!って、最後びっくりした。話がつながっていないように見えて全部つながってる。好き。余命わずかの引退する鴨志田玲、編集者の下田涼花、ライター。
「下手に趣味が合ったらそれはそれで細かい好みの違いとかが気になるのでは。ならいっそ全然異なる嗜好と価値観同士の方がお互いを素直に尊敬しあえるのではないか」ってせりふについてだけど、 いや、程度の問題では。
少なくとも相手が何を話しているか大体わかってないと尊敬もできない。同じ日本語でも全く興味のない分野の固有名詞は外国語と同じ。外国語なら意味が分からない、文化の違い、で諦めもつくけど相手の内容がさっぱり理解 -
Posted by ブクログ
病に冒されたベストセラー作家に最期のインタビューをするライター、アルバイト先に現れる女子大生に恋をした大学生、公園で出会ったお姉さんから遠い国のお話を聞くのを楽しみにしている少女―彼らが好きになってしまった“あの人”はいつも自分ではない“誰か”を想っていた。
三つの物語は時を越え、“ある人”の深い愛に結実する。
1つ目の作品を読んで、何かうまく表現は出来ないが、好きな感じだなぁ~と思った。
2つ目の作品を読んで、あー、ありそうだなぁ、こういうの。
男の子の恋心なのに、妙に感情移入してしまった。
あれ?でも3作がつながるようなことが帯に書いてあったような・・・。
3作目、あーーーーなるほど