作品一覧

  • マーブル騒動記〈新装版〉
    -
    1巻770円 (税込)
    突如、牛たちが人間並みの知性を獲得した。 TVプロデューサー御手洗は、「我々を食べるな」と訴える牛を担当番組に出演させる。 世論は動き、やがて「牛権法」が制定されるが…。 第3回日本SF新人賞受賞作。 ※本作品は、「マーブル騒動記」を加筆修正した新装版です。
  • 死なないで<新装版>
    -
    1巻803円 (税込)
    病気で倒れた 母を思う 娘の気持ち。 あなたを 殺すのは、 私なのだから。 闇を抱えた 孤独な少女。 物語が行き着く 思いがけない 結末。 衝撃や号泣ではなく 確かな感動がここにある。 二十歳の誕生日目前、急病に倒れた瀕死の母親を見て、 路子はやり場のない怒りを抱く。 「お母さん、病気なんかで死なないで。あなたは、私が殺すんだから……」 路子は看病に没頭する。 治して、また自ら殺すための看病の日々。 真摯な医師・鷺森、難病の少女・彩乃らとの交流は、 愛情薄い両親への復讐心に凝り固まった路子の心を 解すことができるのか……? 感涙のドラマ。
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから
    3.8
    1巻737円 (税込)
    冒頭の28ページ。 読み返して気づく、その真実。 鳥肌が止まらない。 愛しているのは誰で、愛されているのは誰? 想いの強さが生んだ 悲劇の物語。 お姉ちゃんが死んだ。首をつって。 あたしと二人で暮らしていた マンションの自分の部屋で。 姉の明香里は三つ違いで、綺麗で成績も良く、 両親にとって自慢の娘だった。 社会人二年目で、仕事も順調そうだったのに、 何故? 姉の携帯に残されていた四人の男のアドレスとメッセージ。 妹の穂乃花は、姉のことを知るために 彼らに会いに行く。 待ち受ける衝撃のラストに、あなたは愕然とする! (書下し) プロローグ 第一章 佐々木隆也 第二章 巴美智彦 第三章 典宮航生 第四章 益田良一 エピローグ
  • 悪意のクイーン
    3.5
    1巻693円 (税込)
    幼子の母亜矢子の最近の苛立ちの原因は、ママ友仲間の中心人物麻由による理不尽な嫌がらせ。コミュニティ唯一の独身女性時恵や旧友志穂を心の支えとしつつも、無関心な夫、育児疲れもあいまって、亜矢子は追い詰められ、幸せな日常から転落していく。その破滅の裏側には、思いも寄らない「悪意」が存在していた……。不世出のストーリーテラーが新境地を拓いた、傑作心理ミステリー!
  • 九十九神曼荼羅シリーズ 貌を描く
    -
    1巻110円 (税込)
    ダガーマンは、商品タグの九十九神だ。屑篭を出て、広い世界への旅に出るのだ。体に付いたままのタグには何か特別な役割があるはずだった。ダガーマンの冒険は今始まったところだ。 オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。
  • 九十九神曼荼羅シリーズ 道を開く
    -
    1巻110円 (税込)
    インキオス・イエローは大量の再生紙の中で起動した。ブラック、シアン、マゼンタはどこだ?廃棄物として記憶を取り戻すインキオス・イエローはシュモクザメのようなキレハムシに出会う。ここで朽ち果てるのか?この小宇宙からの脱出と新たな旅立ちは可能なのか? 「モノが魂を持って動き出す!怒り狂う怪物、奇跡を起こす妖精。時を超え、姿を変えて現れる不思議のかずかず。オリジナルのファンタジー&ホラー作品を配信する電子絵ものがたり「九十九神曼荼羅(つくもがみまんだら)シリーズ」。

ユーザーレビュー

  • 悪意のクイーン

    Posted by ブクログ

    昼ドラのドロドロみたいな、とんでもない話だったけど、続きが気になって、一気に読めてしまう。
    読んでいて重たい気持ちになってしまうけど、この著者さんの他の作品も、ぜひ読んでみたいと思わされた。

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    2023年08月17日
  • 悪意のクイーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    痛快無比のお話しでした。
    読んでしばらくたってるんで、登場人物の名前とか忘れちゃってるんですが。

    嫌ミスを好んで読んできたんですが、コレは凄かったっす。
    ここまでやっちゃいますか、っていうくらいでした。

    悪意の標的となるヒロインが、まぁ、そうなっても仕方ないよね、っていうくらいワキがあまあまで、鈍感で、世間知らずで、一応高学歴、バリキャリっていう設定なんですが、ママ友の世界では何の役にも立たない、むしろハンデになるっていうね。

    このヒロインにね、むちゃくちゃ移入しちゃうんですよ。
    十数年前の自分を見ているようで。もう、いたたまれない。
    目を覆った指の隙間から覗き見してしまうようで。
    以下

    0
    2021年02月16日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

    Posted by ブクログ

    ミステリーとしてのプロットを楽しみにして読む人もいれば、理知的だが脆そうな若い女性の造型に惹かれる人もいるだろう。さらには、姉妹の関係として「そう言われればあるある」とか「そうなるよねえ」とか読者に思わせる「小説」としての機能に感心したり、メタ的には枚数など外形的な制約の下で、幾何学的美しさを感じさせる構成とか、時系列の扱い方とか、全体を破綻なくまとめて流れを切らさない技巧を感じたりもする。

    0
    2019年09月07日
  • 悪意のクイーン

    Posted by ブクログ

    導入までは割と穏やかに日常が描かれていて、入り込むのに時間がかかりますが、それが終わると一気に惹き込まれました。キャラが多いのがちょっと読みにくいですが、それ以外は割と読みやすい。井上剛さんは女の悪意とか、エゴ?とかそういうのを書くのが本当に上手。鯉沼さんが亜矢子だというのは割と早い段階から確信していて、香月が時恵だというのは中盤辺りくらいから気づき始めましたが、黒幕があの人だなんてのは思いも寄りませんでした。

    0
    2025年09月09日
  • 悪意のクイーン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み始めたらよくあるママ友のいざこざかと思ったら章立てが交互に異なる物語りになっていてこれはラストに向けて何かあるなと予想。そして終盤は怒涛の展開で何ともそれまでの日常の話しから一転した深刻なものとなっていく。それにしても恵まれた環境で育ち頭も良く苦労なしのヒロインがなぜそんなママ友達と付き合いを続けるのか、実際はもっと早い段階で自分で防げたはずと思ってしまうけど。。。フィクションだからこのくらい現実離れした展開が必要だったかとも思える。実際に終盤は一気読みだったから。

    0
    2021年07月25日

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