井上剛のレビュー一覧

  • 悪意のクイーン

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    昼ドラのドロドロみたいな、とんでもない話だったけど、続きが気になって、一気に読めてしまう。
    読んでいて重たい気持ちになってしまうけど、この著者さんの他の作品も、ぜひ読んでみたいと思わされた。

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    2023年08月17日
  • 悪意のクイーン

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    ネタバレ

    痛快無比のお話しでした。
    読んでしばらくたってるんで、登場人物の名前とか忘れちゃってるんですが。

    嫌ミスを好んで読んできたんですが、コレは凄かったっす。
    ここまでやっちゃいますか、っていうくらいでした。

    悪意の標的となるヒロインが、まぁ、そうなっても仕方ないよね、っていうくらいワキがあまあまで、鈍感で、世間知らずで、一応高学歴、バリキャリっていう設定なんですが、ママ友の世界では何の役にも立たない、むしろハンデになるっていうね。

    このヒロインにね、むちゃくちゃ移入しちゃうんですよ。
    十数年前の自分を見ているようで。もう、いたたまれない。
    目を覆った指の隙間から覗き見してしまうようで。
    以下

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    2021年02月16日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

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    ミステリーとしてのプロットを楽しみにして読む人もいれば、理知的だが脆そうな若い女性の造型に惹かれる人もいるだろう。さらには、姉妹の関係として「そう言われればあるある」とか「そうなるよねえ」とか読者に思わせる「小説」としての機能に感心したり、メタ的には枚数など外形的な制約の下で、幾何学的美しさを感じさせる構成とか、時系列の扱い方とか、全体を破綻なくまとめて流れを切らさない技巧を感じたりもする。

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    2019年09月07日
  • 悪意のクイーン

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    導入までは割と穏やかに日常が描かれていて、入り込むのに時間がかかりますが、それが終わると一気に惹き込まれました。キャラが多いのがちょっと読みにくいですが、それ以外は割と読みやすい。井上剛さんは女の悪意とか、エゴ?とかそういうのを書くのが本当に上手。鯉沼さんが亜矢子だというのは割と早い段階から確信していて、香月が時恵だというのは中盤辺りくらいから気づき始めましたが、黒幕があの人だなんてのは思いも寄りませんでした。

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    2025年09月09日
  • 悪意のクイーン

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    ネタバレ

    読み始めたらよくあるママ友のいざこざかと思ったら章立てが交互に異なる物語りになっていてこれはラストに向けて何かあるなと予想。そして終盤は怒涛の展開で何ともそれまでの日常の話しから一転した深刻なものとなっていく。それにしても恵まれた環境で育ち頭も良く苦労なしのヒロインがなぜそんなママ友達と付き合いを続けるのか、実際はもっと早い段階で自分で防げたはずと思ってしまうけど。。。フィクションだからこのくらい現実離れした展開が必要だったかとも思える。実際に終盤は一気読みだったから。

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    2021年07月25日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

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    姉が自殺した。姉の携帯に残されていた4人の男からのメッセージ。妹の穂乃花は姉のことを知るため、彼らに会いにいく。

    4人の男たちが順に姉のことを語るというインタビュー形式の構成。
    真相は一人目で想像がついてしまったが、面白かった。

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    2019年12月31日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

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    いいねぇ面白いねぇ。    
    たまにはこういうのも読まなきゃね。    
    やっぱ容姿に恵まれた人の人生は違うなー。世界が違う。   
    一度でいいからこんな人生を送ってみたかった。   
    まぁ家族にはあまり恵まれなかったみたいだけど。    
    いいなぁ羨ましいなぁ、どっちも。    
    巴も羨ましいし、航星も羨ましい。佐々木もなんだかんだで羨ましい。    
    ってかほぼ同時期に立て続けに3人からプロポーズされるとかやっぱ違うね。次元が違う。世界が違って見えるんだろうなー。     
    エピローグに関してはやっぱりなって感じで、悲しいけど面白いけど哀しい。

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    2019年10月03日
  • 悪意のクイーン

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    大人と子供、女性グループ内のドロドロをメインに、いろんな立場の人間の心理を描いてあり、誰に感情移入するかで読後の気持ちも変わってきそう。とりあえず我が家の女性陣に薦めてみよう。もっと話題になっていい作品だから、出版社なり書店なり売り出し方がんばって!

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    2015年08月20日
  • 悪意のクイーン

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    元キャリアウーマンの亜矢子は、ママ友コミュニティで理不尽な嫌がらせを受けている。初めての育児、夫の無関心と追いつめられていく。
    途中から「悪意」も読めるけど、それでもママ友コミュニティの様子が面白く、一気に読んだ。

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    2015年02月03日
  • 悪意のクイーン

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    よくあるママ友の人間関係の話と思ったら、
    一人一人の悪意をここまで、絞り出すかと。
    それにしても、悪意ってとめどなく、凄い。
    凄惨ではないだけに余計に怖いです。

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    2014年06月14日
  • 悪意のクイーン

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    書店でプッシュしていたので、つい手に取り購入。そして一気読み。帯や背表紙の紹介文により、なんとなく展開が読めるのだけれども、「悪意」の描き方はうまいと思った。

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    2014年05月24日
  • 悪意のクイーン

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    読み進めるうちになんとなくネタバレ感はあったけど、長い年月をかけての復讐劇の後ろにはそれを煽る悪意が存在していた事にやっぱりなと思いながらも嫉妬心やエゴの持つエネルギーの凄さに怖くなった。なんか主人公の亜矢子に同情してしまった。人より優れているというだけなのに。って言っても私が志穂の立場なら同じ事したかも…

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    2014年04月19日
  • 悪意のクイーン

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    【2024年196冊目】
    子どもはいらない、そう夫婦で同意して結婚を決めた亜矢子だったが、結局は結婚後妊娠してしまい、今は仕事を辞めて専業主婦として過ごしている。そんな亜矢子を悩ませているのは近所のママ友である麻由を筆頭にしたママ友の集いだった。亜矢子の発言ですぐに気を悪くする麻由に辟易しつつも、仲間の一人である時恵が何かと気をかけてくれることで、亜矢子はなんとか均衡を保とうとしていたが…。

    面白かったのですが途中で結末が読めてしまったのが残念でした。だよね、だと思っていたんですよというのが素直な感想です。いわゆるゆでガエル理論のようなお話でした。気づきたくなかったなぁ、気づかなかったら真相

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    2024年10月28日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

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    会話が多く読みやすいです。
    読みすすめていく中で真相があらかた分かり、推理物で犯人を当てられない私でも当てられました。

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    2024年07月21日
  • 悪意のクイーン

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    うーん。 予想はついたのに わざと関西弁にして逃げたおかげで余計にすごいどんでん返しを期待さしてそれですか、って感じになっちゃったかな。 主人公にいまいちのめりこめなかったのも要因の一つか、残り3/1でやっと次々読む気になれたかな。

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    2023年08月21日
  • 悪意のクイーン

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    ママ友のコミュニティと誰かの日記の回想が交互に書かれていて最初の方は「誰の日記なのかな?」って思いながら読んでいたんだけど後半にかけての畳み掛けが凄い!!

    前半ソコソコ、後半夢中で読んでた(笑)

    てかさ、ママ友って必要?
    我慢してストレス溜めてまで必要?
    幸いガチガチのママ友コミュニティを経験してないし、必要ともしてなかったから主人公の気持ちは理解出来なかった。

    幼い子供は母親の意思が強く働くからママ同士が上手くいってないと子供がいじめられるって話はあるみたいだけどね。。
    だから我慢してママ友と付き合うってのは分からなくはないけど、、、

    やっぱり分からないな。

    女独特のイイ顔して裏で

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    2022年03月25日
  • きっと、誰よりもあなたを愛していたから

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    真相はなんとなくすぐにわかってしまったけれど、話がどんどん進むに連れて、空いていた穴が埋まる感じはお見事だった!
    いい感じにラスト、ゾクっとさせられた。

    会話が多いので読みやすく内容もわかりやすい

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    2022年03月04日
  • 悪意のクイーン

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     キャリアウーマンとして働いていた亜矢子は、妊娠を機に不本意ながらも家庭に入る。そこで付き合うことになったのは、毎日低レベルな会話を飽きもせずに続けるママ友達。他のママ友とは少し違い、なぜか独身でありながら輪の中にいる時恵になんとか諫めてもらいながらママ友達との付き合いを続ける亜矢子だったが、ストレスはどんどん積み重なっていく。

     亜矢子目線と、どうやら亜矢子が卒業したのと同じ学校で学生生活を送っている謎の人物の目線で交互に話は進んでいく。学生時代から容姿端麗で勉強もトップの人間が与えられる“クイーン”として君臨していた亜矢子は、成人してからも相変わらずの自信とプライドでママ友達と対峙するが

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    2021年04月10日
  • 悪意のクイーン

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    ネタバレ

    THEイヤミス。
    ママ友の怖さ。ママ友は気が合う友達じゃない。ただの子どもの友達の親。
    亜矢子もだけど、時恵も可哀想で…

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    2020年07月13日
  • 悪意のクイーン

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    後味悪すぎる…主人公がなぜママ友コミュニティに固執するのか分からない。感情移入できなかった。主人公にはキャリアもあり戻る場所もある。経済的に自立してるんだから離婚もさほどハードルの高いものでもないはず。なのに低レベルなママ友コミュニティにからめとられる。でも、社会から隔絶されると小さなコミュニティが世界の全てになってしまいがちなのも分からなくはない。育児ノイローゼ気味で夫婦間もギクシャクして…の色んな悪条件が重なったから正常な判断ができなくなっていたのかも?

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    2020年03月03日