藍内友紀のレビュー一覧
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めちゃくちゃ好き過ぎるので、公平な判断は出来ないんだけどほんまに藍内友紀先生の書き方が良い。
わかりにくいって意見あるけど、ワタシには全然そんなことなくて、前作の『不動産奇譚神憑み之函』と似た世界観?で、京都のひとが京都で怪しい世界に迷うみたいなはなし。ただでさえ京都好きなので作品の聖地巡礼したいわーってなるし、一番好きな志津屋のカルネ出てくるし、神様?カミサマを作るとかも前作と近くて、好きだった。
なぜなら藍内友紀先生が実話で経験していることがベースになっているので嘘ぽさがないのがほんまに良すぎて好きすぎる。
いやほんと、人間関係が複雑でこことここがつながっているならここに前作の茅ヶ崎恵かいてもおかしくないよなーとか不動産繋がりで絶対ある、しかもこの布団部屋がある家は実在してたのワタシは知ってる。
めちゃくちゃ好きです。
告白みたいな感想になってますが、文学フリマ大阪行けなかったので、次の京都は行けたらいいなー。
先生にもっとちゃんと作品の好きを伝えたいな。 -
Posted by ブクログ
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お薦め以外にことばがないくらい面白すぎる。
面白すぎたって過去形にしたくない。
このままきっと進行形ではなしは続いているはず。
主人公の友人、茅ヶ崎恵は不動産屋に勤めていて主人公をあちこちの物件や場所になんやかや理由をつけて連れて行く。
そこで説明の出来ない出来事やものについて主人公が考察するけど、その違和感みたいなものが怪異かもしれないモノに変質するとき、めちゃくちゃ面白くて怖いはなしになる。
茅ヶ崎恵がいったいナニモノなのか?
そこも注目点だし、場所とか家とかの安心できない感は本当に嫌なものだと改めて思ったりした。
でもこの作品、本当にめちゃくちゃ面白いのでホラー作品好きなひとにはぜひ読んでいただきたい。
藍内友紀作家のスペースを聞いたから作品のトーンみたいなものが藍内友紀作家の声と相まってめちゃくちゃ良かったのも書き添えたい。
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Posted by ブクログ
星(隕石)を打ち落とすスナイパーと整備工との淡い恋。
ライトノベルのような初々しい恋愛とハードSFが絶妙に絡み合う。スナイパーは人工授精で生まれ、改造された目を持ち隕石撃墜に特化した人造人間という設定。
整備工は「森田式」と呼ばれる傑作眼球を作った元研究者で「森田式」を使う最後のスナイパーである彼女を守ろうとする。
守ること、其れはスナイパーを止めること。
しかし彼女にとっては死に等しいこと。
彼と彼女の葛藤がとても、とても切ない。
ラスト、二人は人と人との結びつき以上のものを選択してしまう。
すなわち「機械」と「整備工」。
う~ん。凄いエンディングだ。
これはハッピーエンド?それとも悲劇?
もしかして傑作なのでは?と思う此の一冊でした。 -
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ネタバレ茅ヶ崎恵(ちがさきめぐむ)の正体が掴みきれなかった。
いわくつきの物件に毎回突き合わせられる高校時の友人である主人公は、最後、失踪した恵を探しに行くも足取りはつかめない。最後各地から集めた神様にとりこまれたのか!?となんともつかみどころなかった。
幼少期、父親から新しい親が来ると、父親も母親も失踪。やってきた父親と母親になりすました他人と暮らしていたという件が途中でてくるが、当初父親の会社で働いているという設定。
最初は解決してスキッとする話もある。水溜まりができるお寺、音が鳴る部屋、呪詛をかけて父親を殺した先生の話とか。偽のめぐみになりすますあたりから解決しない不気味な話が増えて、後味が悪く、ゾクゾクしました。
猿の手あたりから、めぐむがどんどんおかしくなる。
片方ちぎられた服をもつ老人の謎の死
思い出した小学時代の消えた同級生
工事現場で見つかった謎の梅干しのかめとおちょこ -
Posted by ブクログ
「てのひら怪談」よりもさらにミニマムな「ゆびさき怪談」。140文字以内という制約があるけれど、それでも、というかだからこそ描き出されるさまざまな恐怖が魅力的です。描かれない部分も多いけれど、その分想像力が恐怖を増幅させることも。
怖いと思ったのは織守きょうや「首がない」「橋姫」、澤村伊智「地獄」「ファミレス」、堀井拓馬「ネタバレイヤー」などなど。岩城裕明「ヒールはやめて」はなんだか可愛くて和みました。矢部嵩の作品はどれも不気味で素敵。そして白井智之「白塗りの悪魔」「川辺の砂」って……不可思議なホラーとしても読めますが。ミステリファンにはいろいろ気づけて楽しい作品では。 -
Posted by ブクログ
年がら年中(というか24時間365日)地球に流星が降り注いで災害を引き起こしている世界が舞台。
地球に近づく星を堕とすために造られた、対流星スナイパーの少女と、彼女の装備をメンテナンスする整備工が恋に落ちちゃって……ていうお話。
少女と整備工が給料日にバーでビールを飲みピザを食べる(キスもしちゃう♡)シーンがすごく好き(//∇//)
もちろん、ハードSFな要素も満載で、流星を迎撃するための高エネルギー兵器「トニトゥルス」やスナイパーたちが暮らす衛星軌道上の迎撃基地「軌道庭園」なんていうのも登場してきて萌えるんだけど、スナイパーは人造生命なんで人権がなく、でも、人間と結婚すれば人間になれるという設定が切ない( ; ; ) -
Posted by ブクログ
ネタバレ連作短編ホラー。
不動産屋で働いている茅ヶ崎恵(めぐむ)と私が関わる怪談。
1.貸家
ぬいぐるみの顔が布で被され、首のところを紐で結ばれていた。表紙に映っているぬいぐるみ。
目を千切られたぬいぐるみ。
襖の中の鳥居。
何人もの借り手の誰一人として鳥居を、処分ひようはしなかった。
2.水たまり
廊下で水たまり。野良猫が入り込んで粗相?それとも、住職能父が水をこぼした?
どこからともなく現れる水たまり。表紙にも水たまりあるね。
3.猿の手
骨壺。
猿の骨。
猿の手。
願いが叶う都市伝説。
4.201号室
空き家のはずの201号室から、深夜2時に大声で歌声。
録音しても歌が録れない。
5.時計部屋
私は恵の家に招待される。
豪邸。
老人、入院するから家が傷まないように住んでほしいと頼まれた。
入っちゃいけない部屋。
時計部屋のピアノ、勝手に鳴る。
6.袋小路の家
恵から、実家の片付けを手伝ってほしいと頼まれる。
掃き出し窓の敷居はパテで固められて、窓ガラス能向うには分厚い板が、貼られている。
父親、赤の他人を両親役として与えていた。
7.形見分け
ひとりの女性かま聞いてきた「めぐみちゃんとはどこで知り合ったん?」
めぐみ? めぐむだったはずだが?
タイムカプセル。
一斗缶。
茅ヶ崎恵は、秋月恵のふり?
8.歯の小箱
ミチルの家。
盗聴器。
コキコキって、軋む音。
箱。
中に歯と髪。
父親、暴力で金をむしり取っていた。ミチルは父親を恐れたから、箱を作った。自分の血縁者を呪うため。
幕間 キャンプ場
ひひ、と引きつった笑いを残してAくんは夜へと消えた。それから数カ月後。Aくんは自宅のトイレで栄養失調で亡くなった。
BくんがAくんの顛末を面白おかしく話す。
Bくんが、行方不明。
9.壁の中
茅ヶ崎恵の不動産屋の男性従業員。
一緒に工事のたの挨拶周りを頼まれる。
リフォーム。
壁の中に御札と壺。
10.右袖
不動産屋に来た老人、矢倉。
異臭。
引っ越し先を探してくれ。
矢倉。亡くなる。
家に行く。
段ボール。右袖のない子供服を入れるため。表紙の絵にもある。
11.箱屋敷
箱だらけの家。
なくなった金盃。
12.途切れた橋
神様が逃げた家。
福神。
橋を跳べずにいた子。
片方だけ、靴を履いてた。
13.神さまの音
鈴音。
エレベーターの中で土鈴。
養蜂箱。
聞こえる音は人それぞれ。
14.拾い神
秋月の表札の家。
茅ヶ崎「安くで譲ってもらった」
段ボールをいれるのを手伝う。
中に銅鏡。
恵「神さまよ」
段ボールの中身、全部違う。
恵は神さまを、集めてる。
最終話 彼女の家
恵の豪邸なくなってる。
茅ヶ崎の職場行くと、2週間の休みをとっている。
茅ヶ崎恵と電話繋がらない。
恵が「神さま」を詰め込んだ家。
収めた箱。その中に恵が紛れているような気がする。
彼女はその名の通り、誰かに家を恵む神さまとなり、箱に納められている。そんな妄想が離れない。
色々怖そうなモチーフを並べただけで、スリリングさはない。最後には一応繋がるが、驚きなどはないかな。ホラーでありがちな謎やモヤモヤしたものは残る。 -
Posted by ブクログ
私は、不動産怪談が好きみたい。
それらしき小説を目にすると、なんとなくメモっている。
しかも 土地でも建物でもそのあたりにこだわりはないみたいなのだ。
そして、このカテゴリーに関しては、民俗学とか呪術とか難しい事言わないで、ただただ、怖いのが読みたいと思っているみたいなのだ。
友人の茅ヶ崎恵は不動産屋で働いている。
わたしは彼女に誘われるまま、さまざまな家へ立ち入ることとなる。
不可思議な家には不可思議なモノが残されている。
カクヨム発、京女ふたりが巡る家系ホラー。
「こわいことは、なにも、おこりません」
こんな紹介文の本作。
怖くない、気持ちは良くない。
だからこそ、あり得そうな感じは残ります。
で、冒頭に戻るのですが、読みたくて読んでいるのに これまでも ずどんってくるものにあたらないんですねー。
もしかしたら このカテゴリーに関しては 小説ではなく実話を読みたいのかなと気がついた。
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Posted by ブクログ
140文字で描く怪談。ほとんど歌詞のような意味不明な内容のものからオチまでちゃんと着いた物語になってるものまで作家それぞれ個性が出ていて面白かった。
もちろん私の好みは短くとも物語になっているものだ。下手の横好きではあるが物を書いたこともあるので僅かな字数で書くことの難しさはわかる。でもこの短編集はおそらく一般ウケは狙ってないように思う。ああ、でもWebで人気の意味怖に近いものがあるかもしれない。短すぎるだけに文章の裏を読む想像力は必要だ。
澤村伊智のは短いながらもやはりキレがあった。あとは一田和樹、岩城裕明の作品が個人的には好みだった。 -
購入済み
想像力や文章の合う合わない
が一致しないとゾッとするには難しい。
怖いよりもどういう意味?ってなってしまうと考えるのに時間使って、この文章を読み解くのにこんな時間を…?その時間を使ったことにはゾッとしそうだけど…
良いところはタイトル通り指先、短いから隙間時間に読めるところ。
個人的に解説載ってた方が楽しめたのかな〜とは思った。