泰三子のレビュー一覧
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掛け合いが良い
徹夜明け描写が多いです。夜勤というより、取り調べ等で。
書き忘れましたが、前巻ラストの警察犬=お犬様で絶対服従とかも良かったです。
取り調べのコツとか、逮捕術の訓練等の日々、日常業務だけでも楽な仕事ではない、とよく分かる作品ではあります。 -
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正真正銘の警察官の日常
実際、交通違反の取り締まりはいわゆるノルマがあると知られているので、余計に反発を喰らうのでしょう。私の経験では、烏山線(1日11往復くらいの路線)の踏切影でパトカーを停めていて、一時停止違反を取られたことがあるので、違反者で捕まる方も間抜けですが、待っている方も大概ですし。
個々人の警官の日常では犯人を追いかけたり、そうとはいえずに警察署に相談に来た少女(家族のDVというか、性被害)に気づいたりと、新人警官さんは当然、経験ないことだらけでしょうね。 -
Posted by ブクログ
「似顔絵狂想曲」から始まる大捕物。
警察が題材なので深刻な内容を取り扱うこともありますが、任務の過酷さと犯罪の悪辣さをオブラートに包んで、残酷になりすぎないようにしてあるんじゃないかな、と思います。
これぐらいがエンタメとしてちょうどいい塩梅かな、自分としては。
新人に最初に教える一番大事なことは何ですか?の質問に、就職面接みたいな答えをしてしまう川合ちゃん。実務レベルの答えが欲しかったんだ、副署長は。過去の遺物みたいな扱いされることもある「報連相」ですが、仕事やる上では、これが一番大事。下っ端の防衛策、というのはぶっちゃけすぎだけど、事実だしなぁ。
こういうズレた目線の川合ちゃんの言動が -
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面白いのに涙
ハコヅメはずっと大好きな作品でしたが、主人公がいつもと違うので読まずにいました。
この作品も買って間違いなし!何度も読み返してますが、作者さんの、登場人物一人ひとりを丁寧に描か!ているのが伝わります。絶対にこれを読んだら、この後改めていつものハコヅメを読み返してしまいます。 -
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何回読んでも泣いてしまう
苦しくて辛くて切ない物語でした。
必死の捜査もむなしく、るみさんは亡くなってしまって、それを家族に伝えに行くことの辛さは到底測りきれないと思いました。
るみさんの行方を聞くために水なんて気にせず被疑者に近寄るカナ、悔しく辛い表情を隠しきれない益田くん、自身も辛いはずなのにチームを引っ張りるみさん家族を想う横井係長。あの少しの描写でそれぞれの登場人物が鮮明に描かれていました。
最後カナが退職する際の横井係長の号泣具合につられ泣きしました。クールキャラの横井係長が涙を止められなかったところはグッときました。