根本聡一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
面白かった!こんな面接受けたくない、でも圧迫面接よりはマシかも、と小説として楽しめました。
ラストでそうくるか、と少々非現実な持って行き方だなぁとも思いましたが、ネットが当たり前の今、非現実的とは言えない世界が知らないだけで身近に迫っているのかも、と思うと恐怖も感じました。
自分が正しいと思い込んだら盲目的に突き進んでしまう人の怖さも、それに気付いて立ち止まる勇気を持つことの大切さも考えさせられました。
何気なく見ているニュースのどれが本当なのか、その裏に隠された真実はなんなのか、どれだけ自分が適当に映像と文字の羅列を流していたのかにも気づかされました。
エンタメ小説としても良作! -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きがきになり一気読みでした!満足!
購入のきっかけは騙し合い、どんでん返しものが好きなことが大きいですが、タイトルやラベルのあらすじが面白そうだったこと。
プロパガンダゲームってタイトルは目を惹きますよね。なんと新卒就活広告代理店の最終選考。
大まかな内容は
就活を勝ち残った就活生を2チームに分けて、仮想の世界で①戦争をすべきか②戦争はやらない
プロパガンダにより、民衆投票で過半数を取ったほうが勝ちというものです。
シンプルながら面白い。民衆の心理、発信の仕方、印象操作、スパイの存在さまざまな要素を駆使しながらゲームが進行していきます。
手に汗握る展開で中盤以降はずっとワクワクしなが -
Posted by ブクログ
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その戦争報道、
素直に信じていませんか?
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某大手広告代理店、就活の最終選考。
選考方法は「国民に戦争賛成」と投票してもらうこと。
戦争に進みたい「政府チーム」と
戦争反対「レジスタンスチーム」に分かれて
情報発信を行う。
最初はルールとか、
大学生8人の見分けがつかなかったり、
うーん…となりかけましたが、
それぞれが情報というアイテムを駆使して、
なんとか「YES」「NO」に煽動するように働きかける様は、見ていてだんだん気味悪くなってきました。
行動経済学の予想通りに不合理ではないけ -
Posted by ブクログ
宇宙人との共存か…
今なんか、地球の人同士でも、争ってるような状況でできるんかな…
言葉、価値観、科学力、全てにおいて違う。
多分、かなり。
でも、人にも色んな人がいる。
宇宙人も同様。
長い道のりやけど、信じたいね。
ある小さい町に、宇宙船が落ちて来た。
その10年後から、話は始まる。
ある程度、人と宇宙人が混じって生きている世界にはなってはいるけど、真の意味での共存とはいかない。
地球人でも、反対派と賛成派、宇宙人も同様。
宇宙人の故郷としては、宇宙船が落ちたとこ。それを旗印にテロ。
でも、故郷って欲しいもんな。まぁ、本当の星に帰れれば、なお良いんやけど。
この辺は、故郷なく彷徨っていた