根本聡一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
根本聡一郎『詐欺の家 SWINDLER HOUSE』祥伝社文庫。
初読み作家。コンゲーム小説。『スウィンダラーハウス』改題作。
トクリュウによる特殊詐欺の急増や新型コロナウイルス感染禍といった世相を反映したリアルな設定と予測不能の展開でなかなか面白い作品だった。
しかし、終盤から結末に掛けて色々と詰め込み過ぎた感がある。映画『スティング』のようにコンゲーム作品なら、スパッと潔く終わらせた方が面白いと思う。
フードデリバリー配達員のアオイはハンバーガー30個の配達を依頼され、ある家を訪れるが、対応に出た美女に監禁される。その部屋に居たのは闇バイトに応募した若者や飛び込み営業で監禁された -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い!
ここからどうなるの??どこに着地するの??と、ずーっとハラハラしていました
将来が決まる最終選考、有能さをアピールしなければならない状況とはいえ、騙し合い探り合いながらすすめなければいけないゲームの中、よくここまで理性的に振る舞えるのだなぁと感心してしまった
そして、それが崩れていく様にも人間らしさを感じられて良かったです
が、今最終選考中だよ!!!と我に返ってほしいと願う気持ちもありました笑
椎名くんの裏切り演説にはぞっとしながらも高揚しました
越智さんの暴露ターンもしびれましたし、香坂さんのピュアさ故にしたたかに映ってしまう感じもすっごく恐ろしくて好きでした
皆さま、良いキャラす -
Posted by ブクログ
面白かった!こんな面接受けたくない、でも圧迫面接よりはマシかも、と小説として楽しめました。
ラストでそうくるか、と少々非現実な持って行き方だなぁとも思いましたが、ネットが当たり前の今、非現実的とは言えない世界が知らないだけで身近に迫っているのかも、と思うと恐怖も感じました。
自分が正しいと思い込んだら盲目的に突き進んでしまう人の怖さも、それに気付いて立ち止まる勇気を持つことの大切さも考えさせられました。
何気なく見ているニュースのどれが本当なのか、その裏に隠された真実はなんなのか、どれだけ自分が適当に映像と文字の羅列を流していたのかにも気づかされました。
エンタメ小説としても良作! -
Posted by ブクログ
ネタバレ続きがきになり一気読みでした!満足!
購入のきっかけは騙し合い、どんでん返しものが好きなことが大きいですが、タイトルやラベルのあらすじが面白そうだったこと。
プロパガンダゲームってタイトルは目を惹きますよね。なんと新卒就活広告代理店の最終選考。
大まかな内容は
就活を勝ち残った就活生を2チームに分けて、仮想の世界で①戦争をすべきか②戦争はやらない
プロパガンダにより、民衆投票で過半数を取ったほうが勝ちというものです。
シンプルながら面白い。民衆の心理、発信の仕方、印象操作、スパイの存在さまざまな要素を駆使しながらゲームが進行していきます。
手に汗握る展開で中盤以降はずっとワクワクしなが -
Posted by ブクログ
宇宙人との共存か…
今なんか、地球の人同士でも、争ってるような状況でできるんかな…
言葉、価値観、科学力、全てにおいて違う。
多分、かなり。
でも、人にも色んな人がいる。
宇宙人も同様。
長い道のりやけど、信じたいね。
ある小さい町に、宇宙船が落ちて来た。
その10年後から、話は始まる。
ある程度、人と宇宙人が混じって生きている世界にはなってはいるけど、真の意味での共存とはいかない。
地球人でも、反対派と賛成派、宇宙人も同様。
宇宙人の故郷としては、宇宙船が落ちたとこ。それを旗印にテロ。
でも、故郷って欲しいもんな。まぁ、本当の星に帰れれば、なお良いんやけど。
この辺は、故郷なく彷徨っていた -
Posted by ブクログ
ネタバレ就活試験にこうしたゲーム要素が入るのはワクワクする設定で、実際に内容も期待を裏切らない。もっといろいろ展開したり膨らむ要素があったのかなとも思うが、ゲーム内容としては制限が設けられているからこそ飽きずに見られたのかなとも感じた。
ゲーム終了後の流れは、ゲーム自体の白熱と比較するとトーンダウンしてしまい、少しご都合も入ってきて、大丈夫かな、と違うハラハラも覚えた。が、ラストは少し違った角度もあり、良かったと思う。ゲーム終了後の流れについては賛否あると思うが、物語の必然性や背景を入れることによる重厚さ(単なるフィクションに留めない)を出しているのかな、と感じた。