根本聡一郎のレビュー一覧

  • プロパガンダゲーム

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    広告会社の採用で、架空の国を設定したプロパガンダをやるというコンセプトは新しい。SNSでの投稿や重要度合によってコストが嵩む課金制のネタなど令和バージョンの情報戦略が見れておもしろい。学生たちの会話、政府(レジスタンス)の投稿、SNSの反応の流れが繰り返されるので、読み易くてエンタメ性に富んでいるのも良い。ただあくまで架空のゲームなのに感情移入しすぎる女の子やスパイ役へのシリアスな当たり方など、ちょっとやりすぎな面も否めない。

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    2025年06月23日
  • 人財島

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    イカゲームのようなカイジのような。
    先が気になってあっという間に読めた。

    ただ、こんな島作ったら絶対内部崩壊することは目に見えてるよな。そういう意味で上層部はバカだと思っな。

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    2025年06月08日
  • プロパガンダゲーム

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    SNSやニュースを通じて、明確な意図を持って情報操作を受けていることを改めて実感した。

    何の為に、特定の感情を喚起される情報を見せられているのか。
    情報発信者にはどんなメリットがあって、この感情を喚起されているのか。

    冷静にメディアに向き合う必要性を感じた。

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    2025年05月11日
  • スウィンダラーハウス

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    特殊詐欺と警察の戦いというコンセプトが好き。特殊詐欺の「金主」は高齢社会やコロナ禍で苦しむ若者への富の再分配という理想を掲げていて、犯罪ではあるが社会のシステムの正しさを再考させてくれるところが現代的で面白い。ストーリーの進行も早く、警察と詐欺グループの視点が交互に来て時系列も常に一致しているのでドラマのようなリアル感もワクワクできて良かった。

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    2025年05月10日
  • スウィンダラーハウス

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    読んでるうちに特殊詐欺がひとつのビジネスと感じさせる説得力があった。
    登場人物のバックグラウンドもしっかり練られており読みやすかった。
    映画化しそうと思った。

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    2025年05月08日
  • プロパガンダゲーム

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    面白かった!こんな面接受けたくない、でも圧迫面接よりはマシかも、と小説として楽しめました。
    ラストでそうくるか、と少々非現実な持って行き方だなぁとも思いましたが、ネットが当たり前の今、非現実的とは言えない世界が知らないだけで身近に迫っているのかも、と思うと恐怖も感じました。
    自分が正しいと思い込んだら盲目的に突き進んでしまう人の怖さも、それに気付いて立ち止まる勇気を持つことの大切さも考えさせられました。
    何気なく見ているニュースのどれが本当なのか、その裏に隠された真実はなんなのか、どれだけ自分が適当に映像と文字の羅列を流していたのかにも気づかされました。
    エンタメ小説としても良作!

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    2025年04月20日
  • プロパガンダゲーム

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    ネタバレ

    続きがきになり一気読みでした!満足!

    購入のきっかけは騙し合い、どんでん返しものが好きなことが大きいですが、タイトルやラベルのあらすじが面白そうだったこと。

    プロパガンダゲームってタイトルは目を惹きますよね。なんと新卒就活広告代理店の最終選考。

    大まかな内容は
    就活を勝ち残った就活生を2チームに分けて、仮想の世界で①戦争をすべきか②戦争はやらない
    プロパガンダにより、民衆投票で過半数を取ったほうが勝ちというものです。

    シンプルながら面白い。民衆の心理、発信の仕方、印象操作、スパイの存在さまざまな要素を駆使しながらゲームが進行していきます。
    手に汗握る展開で中盤以降はずっとワクワクしなが

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    2025年03月03日
  • プロパガンダゲーム

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    大手広告代理店の最終選考に残った8人が挑む「プロパガンダゲーム」。

    戦争を是とする「政府」、非とする「レジスタンス」の2チームに分かれ、特定の100名へ各々がプロパガンダを行う。多くを味方につけた方が勝利。

    双方の広告の戦略、喧伝の応酬がゲームらしく純粋に楽しめました。若さ故の野心がギラつく後日譚も、今後の展開を匂わせるもので期待しちゃいます。

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    2025年01月05日
  • プロパガンダゲーム

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    ネタバレ

    いろいろ追いつくのが大変で何度も前に戻ったり、登場人物確認したり。
    それでも一気に読みたくて。
    一気に読んで、落ち着いて考えたら…怖い…

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    2024年08月20日
  • プロパガンダゲーム

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    その戦争報道、
    素直に信じていませんか?
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    某大手広告代理店、就活の最終選考。
    選考方法は「国民に戦争賛成」と投票してもらうこと。

    戦争に進みたい「政府チーム」と
    戦争反対「レジスタンスチーム」に分かれて
    情報発信を行う。

    最初はルールとか、
    大学生8人の見分けがつかなかったり、
    うーん…となりかけましたが、
    それぞれが情報というアイテムを駆使して、
    なんとか「YES」「NO」に煽動するように働きかける様は、見ていてだんだん気味悪くなってきました。

    行動経済学の予想通りに不合理ではないけ

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    2024年08月16日
  • プロパガンダゲーム

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    おもしろくて一気読みした。私は石川さん推し

    ゲームの設定が細かくて、臨場感がある。
    企業名、大学名についても絶妙で、具体的なイメージを持ちながら読み進めることができた。

    広告代理店に勤めている者として、日々「?」を感じているテーマであり、親近感というか前のめりに読んだ。

    最終選考を受ける学生たち一人ひとりに個性があり、魅力的なキャラクターも多かった。

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    2024年07月21日
  • プロパガンダゲーム

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    おもしろい。一気読みした。広報、宣伝、報道、大衆の動き、とは何なのか考えさせられる。意外とこれに近いことは現実に起きているんだろうな。大衆は自分の見たいものしか見ない。

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    2024年06月30日
  • プロパガンダゲーム

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    広告代理店で勤務しているが、自分が懸念している不安を最大限に引き上げた題材が取り上げられている。

    単にクライアントやその商材が好きで無い場合、どうやってモチベを上げて仕事しようかと考えていたが、ここでは政府の言いなりで戦争に方向づけることさえやらなければいけないと示されており、非常に恐ろしかった。

    ただ、常に臨場感のある作品で読み応えがあった。

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    2024年06月15日
  • プロパガンダゲーム

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    とても面白い本だったので、あっという間に読み終わりました。
    学生の最終選考での宣伝ゲームのやり取り、心の動きの描写が時間も迫る緊張感も伝わり、ドキドキ、ワクワクしました。
    この宣伝ゲームで終わりだろうと思いきや、まだ続く話が面白かったです。

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    2024年04月07日
  • プロパガンダゲーム

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    先が気になってどんどん読み進めてしまった!
    戦争させる側がどうみたって不利だろ、日本は平和主義だし……と思ってたけど、平和の定義を変えて扇動の方法を適切に選べば、大衆の意見なんて変わりやすいんだなーと気付かされた。
    広告とか宣伝の勉強がしたくなる
    最後までハラハラする展開だったな
    そうじゃない、本当の敵は。。みたいな終わり方も結構好きだから全体的に良かった

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    2024年03月20日
  • 宇宙船の落ちた町

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    宇宙人との共存か…
    今なんか、地球の人同士でも、争ってるような状況でできるんかな…
    言葉、価値観、科学力、全てにおいて違う。
    多分、かなり。
    でも、人にも色んな人がいる。
    宇宙人も同様。
    長い道のりやけど、信じたいね。

    ある小さい町に、宇宙船が落ちて来た。
    その10年後から、話は始まる。
    ある程度、人と宇宙人が混じって生きている世界にはなってはいるけど、真の意味での共存とはいかない。
    地球人でも、反対派と賛成派、宇宙人も同様。
    宇宙人の故郷としては、宇宙船が落ちたとこ。それを旗印にテロ。
    でも、故郷って欲しいもんな。まぁ、本当の星に帰れれば、なお良いんやけど。
    この辺は、故郷なく彷徨っていた

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    2024年01月19日
  • 人財島

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    表紙に惹かれて買いました。個性が潰され、均一化されていく恐怖を感じた。1人ひとりの働き方や生き方に一石を投じる一冊。

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    2021年02月25日
  • 人財島

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    前半はカイジを彷彿とさせる勝負。後半は脱出劇。映像映えしそうな世界観としっかりの転結。面白かった。悪者企業名が実在する会社をもじってて連想させてしまうのはちょっと気になったけど。

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    2020年12月23日
  • 人財島

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    表向きは最新設備整った夢のような研修施設。しかし実態は生産性至上主義に基づく監獄のような施設だった。脱出までのストーリーが面白い!

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    2020年10月04日
  • 宇宙船の落ちた町

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    こう言っては失礼かもしれないけど、期待していた以上に面白かった。宇宙船不時着に端を発する異星人との共生社会を描いた作品ですが、難しくなりすぎない範囲で共生に伴って起こりうる問題をきちんと描いている。
    主人公の一人でもあるアイドルのりさのキャラクターに助けられているところもあるけど、ぐいぐいと引き込まれているストーリーでした。

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    2020年01月11日