根本聡一郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
詐欺の実態に迫る良作。
詐欺の片棒を担ぐ主人公の視点と、詐欺師を追う刑事側の視点で主軸を成す展開。
部屋に閉じ込めてやらせる、というのが実際にそうなのかはわかりませんが、物語としては面白かったです。
お金を欲しいというのにも、ただ遊ぶためではなくほとんどの人は切実な理由から欲している。詐欺というのは、その切実な内面を利用し、お金を騙し取る犯罪なんですね。騙される側も、末端として犯罪を犯す側にも心があり、理由がある。
この本を読んで、頭がいい人が詐欺のシステムを考え実行してしまうのは、真っ当に働くよりもよほど簡単にお金が手に入るからなのだと改めて思いました。その頭脳を助ける側に使おうとならないの -
Posted by ブクログ
大衆 広報 扇動 就活選考で意地の悪いゲームをします。
発想が面白い!
広報の本質についてをテーマとしつつ、政治等様々な問題も含め、あまり散らかさず綺麗にまとめている。大衆は綺麗事ばかりでは動かない、事実や真相のみでもなびかない。広報される側としての心構えも問われる作品。
大学生も優秀な人ばかりだが、実際にいそうで「リアリティ」がある。
少しわかりにくくもあったけど、さっくり読めました。
と言いつつ、最後の方は若干蛇足かと。そこがどんでん返しであり、本当に言いたい事なのはわかるけれど…
題材が題材だけに、もっと毒があっても良かったのでは。