根本聡一郎のレビュー一覧

  • プロパガンダゲーム

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    ネタバレ

    元々漫画アプリで読んでいて、続きが気になったので小説版を読み始めた。
    設定がおもしろくよみやすかったので選考が終わるまではサクサク読めた。
    選考後の流れについてはもう少し展開を期待していたので★3としているが、全体的にこういう設定が好きなひとには十分おもしろい作品だと思う。

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    2025年11月24日
  • プロパガンダゲーム

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    学生の就活を舞台にした作品といえば最近では「六人の嘘つきな大学生」という傑作があるが、それと設定は大きく異なるものの「現代的」な感じがするユニークな作品。
    大手広告会社によるゲームの設定とその実際の推移が緊張感あって非常に面白い。広告代理店やマスコミは他人の人生を金銭に変えているといった主旨の記述があるが、まさにこのゲームを放送したらバズるだろうなという感じがした。いくらでもマネタイズの方法はありそうだ。読み物としてはこのゲーム自体がかなり面白かったので、その後の陰謀論にも似た背景の推理はちょっと風呂敷を拡げ過ぎな気もして興ざめた点は残念だ。
    本作を読んで思うのは、先日の兵庫県知事の件のように

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    2025年10月06日
  • プロパガンダゲーム

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    テンポの良さとリアリティな内容はすごく良かった。
    企業もじりも面白いし、いろいろとメッセージ性のある本のように感じた。
    選考理由の意図だったり膨らみが欲しかったのとラストのとんとん拍子はよく分からなかった。

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    2025年08月22日
  • スウィンダラーハウス

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    色々な詐欺が出てきて人間模様もドラマチックで面白かったのですが、現代日本を舞台にしているのでリアルな描写が多く苦しい気持ちにもなりました。

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    2025年08月03日
  • プロパガンダゲーム

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    大手広告代理店の最終選考に臨む就活生男女8名。
    彼らに課された最終選考は、「戦争を始めたい政府」、「それを止める市民団体」の2グループに分けられ、広告・宣伝の力を使い一般市民を自分たちの望む方向へと導くことだった。

    正攻法、情報戦、嘘、騙し合い、スパイ。。
    あらゆる手で相手チームを出し抜こうと画策する。

    彼らの行動は、一般市民の意思にどう影響するのか。

    戦争賛成、反対のどちらのチームに軍配が上がるのか。

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    2025年07月24日
  • 人財島

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    ネタバレ

    総評としては、発想勝ち、の印象。
    ジンザイをランク別に人財•人材•人在•人罪と分類し、生産性向上を至上命題とした非人道的な研修を行う島を描く話で、斬新な発想は興味をそそり、読む手が止まらなかった。
    一方で主人公の心の動きや島からの脱走に至る計画などは、個人的には描写に物足りなさを感じた。

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    2025年06月29日
  • ウィザードグラス

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    ストーリーの序盤は、壮大な舞台の話が展開されるような内容で期待していた。物語としては面白かったけど、思っていたほど壮大な話ではなく身近な範囲で終わったので、インパクトや展開が少し物足りない感覚があった。

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    2025年05月29日
  • 人財島

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    大枠のストーリーはカイジと似ているなぁと感じた。借金でどうしようもなくなった人達を集めて地下で強制労働させる、から、社会から必要とされなくなった人達を島に閉じ込めて強制労働させる。に変えただけに感じたが読みやすくスラスラ読み進めることができた。

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    2025年05月21日
  • スウィンダラーハウス

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    ネタバレ

    綾子、健康ランドに行ったのかな?ディズニーランドと同じ「ランド」だからって・・・。その勘違いがとてもかわいかったし切なかった。

    「富の再分配」だとか「復讐」とか、超金持ちの老人からほんの数人の若者にお金が渡ったとして意味があるのか?やってる人たちの正当化の理屈にしかならない。犯罪やってるのに正義のつもりなのは気持ちが悪い。「社会」っていっても結局のところ「人間」が作っているものだから完璧ではないし、切羽詰まった人たちが考えたものではないから的外れだったりするし。わかるけどね、気持ちは。理不尽な目に遭い続けたらちょっとくらい返してもいいでしょって思うよね。でもさ、今の若者が割喰ってるとは思えな

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    2025年05月16日
  • スウィンダラーハウス

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    少し現実味にかける部分がいくつかあったので話が上手く行き過ぎていると感じる事はあったが、フィクションと割り切って読めば楽しめる作品だと思う。一度ストーリーを読み終えた上でもう一度読み返しても違う楽しみ方ができる

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    2025年05月15日
  • プロパガンダゲーム

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    日常のニュース全てに対して懐疑的に見ようと思った。目の前にあるものだけを見るのではなく、その裏側にある物事の本質を捉える意識を持とうと感じた。

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    2025年05月02日
  • プロパガンダゲーム

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    とある大手広告代理店の最終採用試験で学生が政府とレジスタンスの2つに分かれ、100人の民衆を戦争賛成へと向かわす事が出来るか。

    取っ掛かりは面白かったのですが作中の学生がちょっと色々と気づくのに遅いというか、そんなんで賛同得られるか?って部分が多々あり。
    最後にはどんな結末が待っているか?
    結局、そこから抜け出さずにマスコミ、政府、今の報道の在り方が中心のお話でした。
    最後は全く違う方面での決着を予想していたので何だか「そのまんまかよ」とツッコミたくなりました。最後まで読んで驚きはなかったです。

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    2025年05月02日
  • スウィンダラーハウス

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    詐欺の実態に迫る良作。
    詐欺の片棒を担ぐ主人公の視点と、詐欺師を追う刑事側の視点で主軸を成す展開。
    部屋に閉じ込めてやらせる、というのが実際にそうなのかはわかりませんが、物語としては面白かったです。
    お金を欲しいというのにも、ただ遊ぶためではなくほとんどの人は切実な理由から欲している。詐欺というのは、その切実な内面を利用し、お金を騙し取る犯罪なんですね。騙される側も、末端として犯罪を犯す側にも心があり、理由がある。
    この本を読んで、頭がいい人が詐欺のシステムを考え実行してしまうのは、真っ当に働くよりもよほど簡単にお金が手に入るからなのだと改めて思いました。その頭脳を助ける側に使おうとならないの

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    2025年04月19日
  • プロパガンダゲーム

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    ネタバレ

    「短所を見つけて言葉にするのは、長所を言語化するより、ずっと簡単なんだと思う。自分の良いところを見つけるのを諦めてしまった人たちが、相手の短所だけを見つけて『宣伝』する。あのゲームで起きたのも、きっとそういうこと」

    この言葉が印象に残った。
    今回のプロパガンダゲームに限らず、短所を見つけることって長所を見つけることよりも凄く簡単だし、自分や誰かを褒めるよりも批判する方が簡単。噂話や他人に関する会話も、広い意味で言えば、自分や誰かの『宣伝』をしてるのかもしれない。自分がしている宣伝は、長所を言語化するようなものではなくて、きっと短所を見つけてしまっている。
    上手く言えないけれど、短所を見つける

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    2024年12月13日
  • プロパガンダゲーム

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    大手広告代理店にて、政府とレジスタンスに別れて戦争の是非を問う就活の最終選考が行われる。
    ストーリーの大部分は8人の最終選考の様子が描かれる。

    プロパガンダとは、政治的宣伝のこと。
    戦争は一部の人間の狂気と、多くの人間の熱狂で行われるものだとと感じました。
    それを煽るのはマスコミであり、そこには正しい戦争も正しくない戦争もなく、人々を如何に自分たちの疑惑に導くか。

    単なる就活の最終選考のお話かと思いましたが、最後は巨悪に立ち向かう正義のお話となりました。起こり得ないと思っていたウクライナとロシアの戦争もあり、日本も周辺国との戦争に巻き込まれない保証がないと思えば、そのようなプロパガンダが起

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    2024年08月11日
  • 人財島

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    カイジの地下労働?みたいな劣悪環境下で働かされる内容
    いかにもブラック企業というのをステレオタイプに描いた感じ

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    2023年07月24日
  • 人財島

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    研修施設への出向となった男のお話
    研修施設というのはとある島
    そこは稼ぎによりランク分けされた世界
    作業によりJPという通貨を稼ぐのだが・・・
    研修施設といいながら・・・徐々に明らかになる現実
    ありがちなストーリー展開はいまいちかなと感じて
    しまいました

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    2022年05月08日
  • 宇宙船の落ちた町

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    設定が良く面白い小説だった。
    細かい点をいえば根拠や進展に無理があると感じる部分もあるが、流れるように進む話に2日で読み切ってしまった。
    故郷を失った二人の主人公がなかなか魅力的で良かったがりさの兄が無計画なのが残念だったかな。

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    2021年03月08日
  • 人財島

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    カイジをイメージしちゃいました。
    しかし、AIが世の中の47%を代替してしまう事を考えると、笑える内容ではなかったですね。

    常に危機感を持つためにも、読まれると良いと思いますよー

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    2020年12月25日
  • 宇宙船の落ちた町

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    東北地方にありそうな何もない町がスタートとなる。

    何もない町 得多莉町に宇宙船が墜落した!

    物語はそこから10年後の話となります。

    主人公の青砥祐太はアイドルの握手会バイトで、今をトキメクアイドル常盤木リサからラインのIDを教えられる?祐太の選択によりリサと自分の故郷を巻き込んだ物語が始まる。

    宇宙船の墜落とアイドルと知り合うのあり得ないの二乗により物語が転がっていくスピード感はハンパない・・・

    報道のあり方やSNSの拡がりと被災地への配慮の仕方など・・・考えさせられるものは多々ある。

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    2020年01月06日