根本聡一郎のレビュー一覧

  • プロパガンダゲーム
    所々の引っ掛かりがあとあと、しっかり伏線回収されていく。

    最後に持っていたのは、レジスタンスカードなのだろうか。スパイカードでは?と思ってしまった。
  • プロパガンダゲーム
    私は大好きな作品だった。政治✕マスコミ✕就職活動。面白くないわけがない題材を綺麗に調理してくれている。
  • プロパガンダゲーム
    『誰かを叩くという発想では、結局何も良くなりはしないということだった。本当に物事を良くしようと思ったら、誰かに都合の悪いことを言うだけじゃなく、誰かの役に立つ必要がある。』


    「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わない」
    大手広告代理店「電央堂」の就職試験を勝ちあがっ...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    みんな優秀で、気持ちが良いです。
    どっちが勝つのかハラハラするだけじゃない。
    実際にありそうな現実、起こり得る未来に
    一石を投じる学生たちが清々しい。
  • プロパガンダゲーム
    いいと思ったフレーズ


    「国営メディアを使って、係争地の名前と気温を自国の天気予報として流し続けた国がある。そうすることで、国民はその土地を自分たちのものだと疑わなくなった」 「……天気予報なら、毎日やってるから覚えちゃうんだ」

    「マーケティングの世界やとね、選挙は先に争点を設定できた側が勝つっ...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    日本最大手広告代理店の最終選考を舞台とした小説。
    戦争を推進する政府チームと戦争に反対するレジスタンスチームにわかれ、どちらがより多くの一般市民役を説得できるか、というゲーム。
    「六人の嘘つきな大学生」を思い出させる設定だが、あちらはミステリ要素が強かったのに対し、こちらは純粋にゲームの行方が気にな...続きを読む
  • ウィザードグラス
     今作も面白かった。ネット・リテラシーやらフェイクニュースに騙されるなやら色々と言うけれど、自分の望む正義や真実だけを選ぶことを促され、ことの真偽をどうやって見極めるのかその方法も定かではない。
     本書で特に恐ろしかったのは、教授の痴漢冤罪事件。その場にいたとされる人が平然と「自分も見ていた」とネッ...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
     あー面白かった!最近は当たりの小説が続いている。あくまで就活の最終選考という体で、戦争賛成派と反対派に分かれて広報により世論を所属するチームの主張に誘導するのだが、大衆感情の流動性の高さが恐ろしい。自分の頭で考えているようで、その実、印象で揺れ動いているだけというのがよくわかる。決断のためのストー...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    大手広告代理店の最終選考を受けに来た10人の学生たち。
    彼らに与えられた選考課題は「戦争に賛成/反対派に分かれて2時間半後に行われる国民投票に勝利すること」

    ルールが複雑ながら読み始めるとだんだん理解もできるし、ライアーゲームっぽさがあって面白い。
    いかに国民役の方々を味方に引き込めるかが勝負。そ...続きを読む
  • 人財島
    『宇宙船の落ちた町』が面白かったので購入。これも表紙がいい。
    コロナの影響で人が切られまくるようになった未来(近未来? はっきりと年は書かれていない)にできたヤバい研修施設『人財島』が舞台。
    前半はほぼカイジなんだけど、後半からどんどんリアリティが出てくる。ある意味SFだし、ある意味現代の話。最後の...続きを読む
  • 宇宙船の落ちた町
    タイトルでもっとディストピア的な話を想像していたけど、いい意味で裏切られた。
    ひとつ前に読んだ「ピアピア動画」と同じくらい展開は軽快で読みやすい。コレはアレの比喩なんだろうなぁと考えてくとけっこう重いテーマを扱ってる話でもあるんだけど、軽く読めて、あとからいろいろと考えさせられる。
    表紙買いで作者の...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    とても面白い本だったので、あっという間に読み終わりました。
    学生の最終選考での宣伝ゲームのやり取り、心の動きの描写が時間も迫る緊張感も伝わり、ドキドキ、ワクワクしました。
    この宣伝ゲームで終わりだろうと思いきや、まだ続く話が面白かったです。
  • プロパガンダゲーム
    先が気になってどんどん読み進めてしまった!
    戦争させる側がどうみたって不利だろ、日本は平和主義だし……と思ってたけど、平和の定義を変えて扇動の方法を適切に選べば、大衆の意見なんて変わりやすいんだなーと気付かされた。
    広告とか宣伝の勉強がしたくなる
    最後までハラハラする展開だったな
    そうじゃない、本当...続きを読む
  • 宇宙船の落ちた町
    宇宙人との共存か…
    今なんか、地球の人同士でも、争ってるような状況でできるんかな…
    言葉、価値観、科学力、全てにおいて違う。
    多分、かなり。
    でも、人にも色んな人がいる。
    宇宙人も同様。
    長い道のりやけど、信じたいね。

    ある小さい町に、宇宙船が落ちて来た。
    その10年後から、話は始まる。
    ある程度...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    就職の最終試験で課されたプロパガンダゲーム
    ゲームの内容は、政府とレジスタンスに分かれてプロパガンダを繰り広げ、国民投票で戦争をするかどうかを決めるもの

    以下、公式のあらすじ
    -------------------------
    「君たちには、この戦争を正しいと思わせてほしい。そのための手段は問わな...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    プロパガンダという題名にふさわしいプロパガンダ感。

    就活最終面接でのシミュレーションゲームで終わるかと思いきやの、その後のリアルでのプロパガンダまで。

    宣伝業界とは程遠いだけにどれだけリアル感があるのかはよくわからないが、
    大衆、メディア、宣伝の実態的なリアルを表現していて面白い。

    自分たちの...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    面白くてイッキ読みしてしまった

    『6人の嘘つきな大学生』と
    似てるかと思ったが全然違う

    どんでん返しとかではなく、
    ずっとゲームとして面白い
  • プロパガンダゲーム
    ゲームの設定がよく考えられているなーと思って面白かった。結局広告会社がこの選考方法にした意図は明らかにされず消化不良感。最後にもう一波乱あるのかと期待してしまった。続編を読みたい。
  • プロパガンダゲーム
    【大衆を意図した戦略で、特定の思想へと誘導せよ】

    就活生を集めた思考実験が幕を開ける物語。

    喧伝と戦争は本質的に似通っている。
    如何に自分達が正義だと認識させるか?
    官邸で行われる広告代理店の就職試験に勝利した大学生を集めた、仮想国家を戦争に導くゲーム。
    醜聞とデマによる情報操作。
    嘘とスパイに...続きを読む
  • プロパガンダゲーム
    選考に参加した8人それぞれキャラも立っていて面白かったです。
    世論を動かす心理は勉強になった気がします。