七河迦南のレビュー一覧

  • 刹那の夏

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「刹那の夏」 被災地で、宿の娘が見せてくれた彼女の伯父の日記から、ボランティアの二人が過去の罪を読み解く。
    「魔法のエプロン」 児童虐待の話。
    「千夜行」 叔母といとこの暮らす館で一夏を過ごすことになった高校生の少年・理水(マサミ)の話。
    「わたしとわたしの妹」 新人教師の冬美は一年生の担任になり、宮田麻里亜の日記に不審を覚えて、家を訪ねる。
    「地の涯て」 連続通り魔殺人が起きている北の果ての町での孤独な男女の交流。

    どれも重い。いろいろと考えさせられてしまう。「千夜行」は人間関係がややこしくて、相関図がありがたい。「わたしとわたしの妹」は、そっちか~! という感じ。「地の涯て

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    2025年12月30日
  • 刹那の夏

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    淡く幻想的な世界観ながら、救われない人間の足掻きや現実を強烈に描いたミステリー短編集 #刹那の夏

    ■きっと読みたくなるレビュー
    家族や親族など、深いつながりの中に残酷さ… その運命に対して抵抗したり向き合ったりする人々を描く作品集。表題作『刹那の夏』は長めのお話になっており、他四作は短めの短編です。各作品、綿密かつ上品な筆力で書かれています。

    読んでいると重みに潰されそうになってしますね~、でもこの深海に潜っていくような感覚が本書の一番の読みどころ。最後まで読んでも、ほとんどカタルシスを得られることなく悲しく終わってしまうのが魅力。

    特に少年少女を描いた作品では、淡く幻想的な世界観が感じ

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    2025年11月20日
  • 刹那の夏

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    なかなか良かった。
    明かされた真実を含めなかなかヘビーな真相が見えるのはいい。
    この人らしい作品でした。
    3054冊
    今年282冊目

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    2025年11月06日
  • 七つの海を照らす星

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    7つの話が最終的には繋がっていく物語。
    7つの話にそれぞれ一捻りあり、
    伏線や最後の章で繋がっていく様はお見事。
    ただ、児童養護施設が舞台でやや興味がわかず入り込めなかった。
    次回作アルバトロスは羽ばたかないはどんでん返しで本としてリストに上がってたので読んでみたいとおもいます。

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    2025年10月19日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    どんでん返しのトリック自体は良くできている一方、不自然な表現や言い回しはかなりアンフェア寄り。妙に句点が少ないので読みづらいし、無駄なセリフや登場人物が多すぎるので間延び感がありテンポが悪い。屋上の密室も説明がイマイチで、そもそも密室が成立しているのかどうか分かりにくい。モノはいいが未熟。

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    2025年10月13日
  • 七つの海を照らす星

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    児童養護施設にまつわる不思議な出来事の真相を、主人公の職員と児童福祉士が解明していくミステリ小説。

    あっと驚くような何かがあるわけでは無いが、真相は気になるという感じ。結構長いので冗長感はあるかも。ただ児童養護施設や制度の内情がリアルで興味深いのと、主人公の人柄に好感が持てるので応援したくなる。

    このまま「アルバトロスは羽ばたかない」を読みます。

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    2025年08月28日
  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    書店にて、今作の続編『アルバトロスは羽ばたかない』が平積みされていて、その横に「まずはシリーズ1作目のこちらからどうぞ!」とのおすすめが
    せっかくなので同時購入

    読みながら「妙に描写が古いな……さては時間誤認系の叙述トリックが仕込まれているな!!」なんて勝手に妄想をしていたら
    ( 例えば『第四話 夏期転住』での海王さんとのやりとりに手紙を利用していたり、『第六話 暗闇の天使』で佳音とのやりとりがメールで行われていたりなど)
    そんなのなにも関係なく、ただ単にそういう時代のお話というだけでした

    というかそもそも初版が2013年なんですもの!
    そこにびっくりですよ!

    冒頭に書いた書店でのおすす

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    2025年08月22日
  • 空耳の森

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    ネタバレ

    短編集。アイランドは面白かった。
    自分には合わないのか女子高生の話がある後半からは飽きて長く感じた。
    なぜか十二人の手紙を思いだしたがヌルっと終わって違ってた。

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    2025年07月26日
  • 七つの海を照らす星

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    児童養護施設を舞台にした7編からなる連作短編集。
    細かいところも伏線になっていたりして芸が細かい。

    児童福祉法の説明も要所に記載があり、児童福祉についても考えさせられる。
    主人公の保育士があっけらかんとしたタイプだから、ストーリーが暗い印象はない。

    本当の緊急時は別として、日本では基本的に親の同意がないと施設で保護できないらしい。
    そういう親至上主義がなくならないと、助けられない子供たちももっと増えてしまうのではないだろうか。

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    2025年06月06日
  • 七つの海を照らす星

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    うまく出来てる本だった。
    この構成の美しさを愛する人がたくさんいるのはよくわかる。
    個人的には「構成ありき」感が拭えず、そこまでのめりこめなかった。
    とはいえアルバトロスは羽ばたかないも手元にあるので、あんまり先入観を持たず次も楽しみたい。

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    2025年05月24日
  • 七つの海を照らす星

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    7つの短編が少しずつ繋がっている物語です。
    詳しいことは分かりませんが、無限の可能性がある子供がその子らしく過ごせる環境は、大人が作るべきものであり当たり前ではないのだと感じました。

    「昔の人が夜空にただ散らばっているだけの星の間に線を引っ張って星座を作ったように」

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    2025年01月26日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    ネタバレ

    大オチには騙されたが、冬の章だけ読み直すとかなりアンフェアな気が。
    名前の言い切り(冬の章Iの「北沢春菜です」とか)や、瞭の話をしている最中にあえて主語を省略していてその主語が春菜だとか、瞭が誰かに恨まれてなかったかを聞くところとか(春菜が恨まれていなかったかはなぜ聞かないのか)、瞭が屋上で誰と話していたのかわかってないとか(状況から見て春菜と話していた蓋然性が限りなく高いが、なぜその検証はしないのか)。

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    2023年08月24日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    最終章、そうきたかーと声が出ました。
    途中まで構成や文体になかなか馴染めず、少し停滞していた時もありましたが、中盤からは惹き込まれて楽しめました。続編期待します。3.5

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    2021年09月17日
  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    児童養護施設を舞台に展開されるミステリー。短編の中に出てくる人物が実は主人公の近くにいる人間であると言いうのはとても驚いた。途中まで、海王さんは悪い人だと思っていたがそんなことも無くいい人である事が分かり、良かった。

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    2021年03月16日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    シリーズものだったのですね。
    前作を知らないので海王さんとやらが正直くどく感じました。前作関係者なのかな?
    前作を読んでいたら最後の衝撃は大きかったかもしれないけれど、今作からだと思い入れが浅い分、周りくどさから何かあると予想できたので、あまり衝撃的ではなく、少し周りくどさだけが印象に残りました。この話の本質が何か、私には掴めなかったようです。

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    2020年12月10日
  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    物語としては、うーん。レビュー評価が高く、期待しすぎました。

    最後のエピソードなんかは驚かされたし、たくさんの伏線を丁寧に回収していて、よく出来ているんだろうなとは思うものの、「そんな都合よく?」「いや、その要素を答え合わせで足すの?」みたいな感覚が多くていまいち盛り上がれない。自分がミステリーをあまり読まないから馴染みがないだけなのかもしれません。

    むしろ、児童養護施設の子たちと接する機会が多いので、職員の大変さ、子どもたちの抱える問題や対応の難しさを多少なりとも理解できる部分もあって、その要素の方が興味深く読めました。
    でもだからこそ、現実はこんな爽やかに納まるものでは決してなく、あく

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    2019年10月02日
  • 夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)

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    2019年33冊目。技巧の素晴らしさに疑問の余地はないけれど、技巧の為の設定になっている気がしたのも事実。

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    2019年07月20日
  • 夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    夢と現実の世界それぞれで事件が起こり、主人公とその彼氏が謎を解くお話。

    夢の中では世界最悪の存在魔王襲撃事件、現実では殺人事件が起こります。

    ・「夢の中で起ったと思っていた事が「実は現実で起きた事」と考える事で事件が解決する」

    ・「夢の中での出来事なしには現実の事件を解決する事は難しい」


    という話は初めて読みました。


    ファンタジーとミステリーが合わさった一冊。

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    2019年06月20日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    ネタバレ

    前作「七つの海を照らす星」の続き(というよりは同じ舞台設定)だったようだが、気づかず読み出してしまった。読んでいなくてもそれほど大きな問題はないが、どんでん返しのインパクトは、やはり前作を読んでいたほうが大きかったのではなかろうかと思われる。その意味で少し損した気分。
    この1年に起きた学園での事件の回想(?)と、屋上からの転落事故の真相究明がいい具合に混ざっていき、まさかの展開に繋がっている。しかも、その直前にプチどんでんが入っているため、一安心したところでのインパクトと来たら。あとから、もう一度読みなおすと、ヒントらしきものも書かれておりかなりフェアであると感じた。

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    2018年12月02日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    ネタバレ

    読みながら何かが隠されているような違和感をずっと感じていたら、ああ、そういうことでしたか。こういうトリック(?)はミステリの世界ではよくあることなのでしょうか。
    このシリーズをもっともっと読みたいのに2作目でヒロインにこの仕打ちはひどい。どのように復帰させてくれるのか期待しています。

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    2018年05月16日