七河迦南のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
プロローグ ある対話
第一話 遠い星から来た少女
送る言葉 裕美
第二話 国境のない国
幕間Ⅰ――夏の夕のポリリズム――
送る言葉 亜紀
第三話 サンクトゥス
幕間Ⅱ――宛名のない告発――
送る言葉 葉子
第四話 その走り抜けた一瞬
幕間Ⅲ――***は***を殺した――
第五話 わたしがあの人を殺した
最終話 わたしがいなくなった世界に
エピローグ もう一つの対話
七海学園シリーズ3。
前作の続きで、春菜が意識を取り戻してからの物語。
児童養護施設を舞台としているため、軽やかな筆致の割に内容は重い。それでも、自立へと歩んでいく子どもたちの姿と、それを支えようとする -
Posted by ブクログ
ネタバレ【収録作品】
「刹那の夏」 被災地で、宿の娘が見せてくれた彼女の伯父の日記から、ボランティアの二人が過去の罪を読み解く。
「魔法のエプロン」 児童虐待の話。
「千夜行」 叔母といとこの暮らす館で一夏を過ごすことになった高校生の少年・理水(マサミ)の話。
「わたしとわたしの妹」 新人教師の冬美は一年生の担任になり、宮田麻里亜の日記に不審を覚えて、家を訪ねる。
「地の涯て」 連続通り魔殺人が起きている北の果ての町での孤独な男女の交流。
どれも重い。いろいろと考えさせられてしまう。「千夜行」は人間関係がややこしくて、相関図がありがたい。「わたしとわたしの妹」は、そっちか~! という感じ。「地の涯て -
Posted by ブクログ
淡く幻想的な世界観ながら、救われない人間の足掻きや現実を強烈に描いたミステリー短編集 #刹那の夏
■きっと読みたくなるレビュー
家族や親族など、深いつながりの中に残酷さ… その運命に対して抵抗したり向き合ったりする人々を描く作品集。表題作『刹那の夏』は長めのお話になっており、他四作は短めの短編です。各作品、綿密かつ上品な筆力で書かれています。
読んでいると重みに潰されそうになってしますね~、でもこの深海に潜っていくような感覚が本書の一番の読みどころ。最後まで読んでも、ほとんどカタルシスを得られることなく悲しく終わってしまうのが魅力。
特に少年少女を描いた作品では、淡く幻想的な世界観が感じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店にて、今作の続編『アルバトロスは羽ばたかない』が平積みされていて、その横に「まずはシリーズ1作目のこちらからどうぞ!」とのおすすめが
せっかくなので同時購入
読みながら「妙に描写が古いな……さては時間誤認系の叙述トリックが仕込まれているな!!」なんて勝手に妄想をしていたら
( 例えば『第四話 夏期転住』での海王さんとのやりとりに手紙を利用していたり、『第六話 暗闇の天使』で佳音とのやりとりがメールで行われていたりなど)
そんなのなにも関係なく、ただ単にそういう時代のお話というだけでした
というかそもそも初版が2013年なんですもの!
そこにびっくりですよ!
冒頭に書いた書店でのおすす