七河迦南のレビュー一覧

  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    児童養護施設を舞台に展開されるミステリー。短編の中に出てくる人物が実は主人公の近くにいる人間であると言いうのはとても驚いた。途中まで、海王さんは悪い人だと思っていたがそんなことも無くいい人である事が分かり、良かった。

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    2021年03月16日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    シリーズものだったのですね。
    前作を知らないので海王さんとやらが正直くどく感じました。前作関係者なのかな?
    前作を読んでいたら最後の衝撃は大きかったかもしれないけれど、今作からだと思い入れが浅い分、周りくどさから何かあると予想できたので、あまり衝撃的ではなく、少し周りくどさだけが印象に残りました。この話の本質が何か、私には掴めなかったようです。

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    2020年12月10日
  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    物語としては、うーん。レビュー評価が高く、期待しすぎました。

    最後のエピソードなんかは驚かされたし、たくさんの伏線を丁寧に回収していて、よく出来ているんだろうなとは思うものの、「そんな都合よく?」「いや、その要素を答え合わせで足すの?」みたいな感覚が多くていまいち盛り上がれない。自分がミステリーをあまり読まないから馴染みがないだけなのかもしれません。

    むしろ、児童養護施設の子たちと接する機会が多いので、職員の大変さ、子どもたちの抱える問題や対応の難しさを多少なりとも理解できる部分もあって、その要素の方が興味深く読めました。
    でもだからこそ、現実はこんな爽やかに納まるものでは決してなく、あく

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    2019年10月02日
  • 夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)

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    2019年33冊目。技巧の素晴らしさに疑問の余地はないけれど、技巧の為の設定になっている気がしたのも事実。

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    2019年07月20日
  • 夢と魔法の国のリドル(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    夢と現実の世界それぞれで事件が起こり、主人公とその彼氏が謎を解くお話。

    夢の中では世界最悪の存在魔王襲撃事件、現実では殺人事件が起こります。

    ・「夢の中で起ったと思っていた事が「実は現実で起きた事」と考える事で事件が解決する」

    ・「夢の中での出来事なしには現実の事件を解決する事は難しい」


    という話は初めて読みました。


    ファンタジーとミステリーが合わさった一冊。

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    2019年06月20日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    ネタバレ

    前作「七つの海を照らす星」の続き(というよりは同じ舞台設定)だったようだが、気づかず読み出してしまった。読んでいなくてもそれほど大きな問題はないが、どんでん返しのインパクトは、やはり前作を読んでいたほうが大きかったのではなかろうかと思われる。その意味で少し損した気分。
    この1年に起きた学園での事件の回想(?)と、屋上からの転落事故の真相究明がいい具合に混ざっていき、まさかの展開に繋がっている。しかも、その直前にプチどんでんが入っているため、一安心したところでのインパクトと来たら。あとから、もう一度読みなおすと、ヒントらしきものも書かれておりかなりフェアであると感じた。

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    2018年12月02日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    ネタバレ

    読みながら何かが隠されているような違和感をずっと感じていたら、ああ、そういうことでしたか。こういうトリック(?)はミステリの世界ではよくあることなのでしょうか。
    このシリーズをもっともっと読みたいのに2作目でヒロインにこの仕打ちはひどい。どのように復帰させてくれるのか期待しています。

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    2018年05月16日
  • アルバトロスは羽ばたかない

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    面白かったよー。さらりと読める本格ものを求めていたのに思ったより凝った仕掛けで満足満足。
    「転換」へのこだわりを感じる一冊。違和感の正体には気づけても、それによる帰結に気づける人はいるのだろうか。全然わからんかったなぁ。
    登場人物がポンポン出てきて焦る、こういう感じの物語かなと思ったらなんのことはない著者の2作目だったという。気が向いたら読もう。
    文庫本にしてはちょっと高いなと思ったのは内緒だ。内容にしては相応だと思いますので何卒よしなに。

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    2018年03月05日
  • 七つの海を照らす星

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    ネタバレ

    鮎川哲也賞受賞ということで読んでみた。
    全7話で、舞台・登場人物は同じ。養護施設で働く主人公が日々の生徒たちとのかかわりあいの中で知ることになる施設にまつわる不思議な話。それを安楽椅子探偵役?の相談員が話だけで解決していく。さらに7つ目の話で、この6つの話が全て一つの時系列に見事につながっていく展開は見事で、緻密に計算されたミステリとしての完成度は高い。
    が、しかし・・・その一方でミステリとして見ると、養護施設の抱える問題や社会的な位置付け等、問題提起の部分も多くて、これが毎回出てくるので話が不要に長くなる。
    キャラも今一つ浮足立ってるような、表面を軽く撫でたような印象でリアルさに欠けている。

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    2016年09月28日