【感想・ネタバレ】空耳の森のレビュー

あらすじ

まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが、女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男は突然の吹雪に襲われる。そして、山小屋で彼を待つ女に忍び寄る黒い影――山岳を舞台にした驚愕のサスペンス「冷たいホットライン」、両親に置き去りにされた孤島で生き抜こうと奮闘する幼い姉弟の運命を描く「アイランド」、海に臨む児童養護施設で噂される、謎の声が聞こえる空き家の秘密が明かされる表題作ほか、トリックと物語の融合で読者を魅了し続ける気鋭が贈る、一編一編に異なる技巧を凝らした9編を収める本格ミステリ短編集。/【目次】冷たいホットライン/アイランド/It's only love/悲しみの子/さよならシンデレラ/桜前線/晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)/発音されない文字/空耳の森/解説=末國善己

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 吹雪の山小屋で迫り来るサスペンスから衝撃の結末までを綴った『冷たいホットライン』や男女の恋愛模様が思いがけない形へと収束していく『It's only love』など九編の短編が収録されたミステリーで、それぞれの謎解きと登場人物の精緻な心理描写が一つ一つの物語に深みを出していて面白かった。また前作、前々作の舞台の七海学園が出てきたのも良いファンサービスだった。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

七河迦南さん続けて3冊目。様々な仕掛けが施されたミステリ短編集。

短編ごとに結構面白い(奇抜な?)真相が用意されていて飽きません。更に読み進めるほど短編同士のリンクが浮かび上がってくるので考察も捗ります。
一通り考えた後、考察サイトを見たりすると、新たな発見があったりして楽しい。

・・・同作者の『七つの湖を照らす星』、『アルバトロスは羽ばたかない』を読んでから本書を読んだ方が絶対に楽しめます!

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2025年09月01日

Posted by ブクログ

日常の謎系の短編集。どの作品も独立した話で、様々な切り口から見事に着地する"ミステリ"。あっという間に読み終えました。満足感たっぷり。
登場人物が共通していたり、あの"七海学園"の話もあり、できれば既刊2作も合わせて読むのをお勧め。

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2025年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

短編集。アイランドは面白かった。
自分には合わないのか女子高生の話がある後半からは飽きて長く感じた。
なぜか十二人の手紙を思いだしたがヌルっと終わって違ってた。

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2025年07月26日

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